
私たちの若さと老いを決定的にする要因に髪の毛があります。最近、髪の毛が薄くなってきた、あるいは白髪が混じってきたのであれば、頭皮ケアは欠かせません。
白髪が生える理由
日本人の場合、白髪が生え始める平均的な年齢は35歳を過ぎた頃からってと言われています。髪の色を決めるのはメラニン色素ですが、メラニン色素は毛母細胞の中にあるメラノサイトで作られ髪の中に取り込まれて黒髪が出来上がります。しかし加齢やストレスの原因によってメラノサイトの活動が低下すると、メラミン色素の作られる量が減って白髪になります。
実はこの白髪になるメカニズムは、2020年に行われたハーバード大学の研究によって解明されたばかりです。研究では、マウスを大きなストレスに晒したところ、色素を作る色素幹細胞が永久的に失われてしまうということが分かりました。ストレス刺激に晒されたマウスでは交感神経が活性化して、ノルアドレナリンが大量に産生されます。それによって色素幹細胞が過剰反応した結果、数日後には色素幹細胞は2度と再生しなくなります。つまりストレスによって永久的な白髪になってしまうのです。
ちなみに世界で髪色が違うのもメラニンによるものです。メラニン色素には2種類あり、1つは黒から焦げ茶色のユーメラニンと、もう1つがより薄い赤茶色から黄色のフェオラニンです。このユーメラニンを多く含むか、フェオラニンを多く含むかで黒系の髪か金色系の髪になるかが決まります。金髪は比較的に稀にしか見られない髪色で、世界人口の1.7 から2%しか見られません。また赤毛が世界で最も珍しい髪色で、スコットランドやアイルランドで比較的多く見られますが、アメリカでは人口の2%と言われています。
黒髪に必須の3つの栄養素
美しい黒髪を取り戻すためには、3つの栄養素を積極的に取ることが大切です。その栄養素とはビタミンB5、ビタミンB12、銅の3つです。
ビタミンB5は、毛細血管を流れる血流を良くし、末梢の細胞を活性化してお肌のツヤや髪の毛の再生力を高めてくれることが分かっています。さらに最近ではビタミン B5の前駆物質であるプロビタミンB5、別名パンテノールが髪の毛に高い保湿力を与えてくれることが分かっています。
ビタミンB12は、髪の毛の黒さを作り出すメラノサイトを活性化してくれます。ビタミンB12には、赤血球を合成する働きがあり、色素幹細胞の働きを活性化させます。スウェーデンの研究によればビタミンB12の摂取量を増加した結果、被験者の6割以上の髪の色が元に戻ったことが分かっています。
ツヤのある黒色を生み出す色素のメラニンは、メラノサイトによって作り出されます。ビタミン B12は、このメラノサイトを活性化することよって白髪を予防してくれます。ビタミンB12は、牛や豚のレバー、サバやイワシ、鮭などの魚、卵、ヨーグルトやチーズなどの乳製品に豊富です。
髪の毛の黒色を作る色素であるメラニンはメラミン色素を作る必須アミノ酸で、チロシンという物質を原料として作り出されます。このチロシンがメラノサイト内でチロシンキナーゼという酵素によって酸化されることでメラニンが生成されます。このチロシンキナーゼが正常に働くために必要なのが銅です。銅が不足してしまうとチロシンキナーゼによってチロシンからメラニンを作る反応が阻害され白髪になります。ちなみに必須アミノ酸は、身体の中で合成できるアミノ酸ですが、年齢を重ねると減少するため食事からでも摂取した方が良いです。
チロシンを多く含む食品は、豆腐や納豆、きなこなどの大豆食品、カツオやタラコなどの魚介類、チーズやヨーグルトなどの乳製品、アーモンドなどのナッツ類です。他には葉酸も摂取した方が良く、葉酸はDNAの合成や修復に必要で細胞分裂を促進します。これにより毛根の色素幹細胞が活性化され、メラミン色素の生成が促進されます。
これら髪の毛の健康に必須の栄養素は全て良質な赤身肉や魚に豊富に含まれています。白髪予防のためには、良質なたんぱく質を食事から摂取することを心掛けましょう。
白髪を増やす原因
砂糖(糖質)の摂りすぎ
砂糖(糖質)の摂りすぎが健康上の問題を引き起こすことはいくつもの研究で明らかになっています。砂糖(糖質)を大量に摂取すると体内でのインスリン分泌量が一気に増加し、インスリンは血糖値を調節するホルモンで糖質の量に応じてインスリンの分泌量も変動します。
つまり、糖質をたくさん摂るとインスリンもたくさん必要になり、インスリンの過剰分泌が何度も続くと体は徐々にインスリンに反応しなくなります。その結果、食後も血糖値が上がったままになり、体内の炎症や酸化ストレスが増加することになります。この酸化ストレスとは体内で活性酸素が増加し、細胞や組織にダメージを与えます。
一方で髪の毛の色を決めるメラニン色素は、メラノサイトという細胞で産生されるため、酸化ストレスはメラノサイトにもダメージを与え、白髪を増やしてしまう原因になります。さらに過度な糖質や砂糖の摂取は、重要なミネラルや ビタミンの吸収を妨げる可能性があります。
例えば、ビタミンB群や鉄、銅などのミネラルは髪の色を保つ上で必要とされる栄養素で、これらの栄養素の不足は髪の健康を損ね、白髪を増加させるリスクが高めてしまいます。また過度な糖質や砂糖の摂取は、体内での高血糖の持続にもつながり、高血糖は血管や細胞にダメージを与え、頭皮や髪の毛の栄養供給が不足するリスクが高まります。
コーヒーの飲みすぎ
コーヒーは適量を超えると様々な健康上の問題があり、白髪を増やすことにも 繋がります。コーヒーに含まれるカフェインは利尿作用を持っており、利尿作用により体内のカルシウム、マグネシウム、亜鉛なども尿と共に排泄されやすくなります。これらのミネラルは髪の色を維持するのに重要で、バランスが乱れると白髪が生えやすくなります。さらにカフェインは、アドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンの分泌を刺激し、これらのホルモンの過剰分泌は身体的・精神的ストレスの原因となってしまいます。当然これらは髪の健康にも影響を与えてしまいます。
睡眠不足
睡眠は細胞の修復や新しい細胞の生成が活発に行われる時間であり、睡眠不足によってこの修復機能が低下すると髪の色を維持するメラミン生成の能力も低下します。さらに睡眠不足が続くとストレスレベルが上がり、体内に炎症を引き起こし、その影響は頭皮や髪の毛にも現れ、白髪が増える原因になります。
また、睡眠不足になると体の疲れを十分に回復できず、免疫機能の低下を引き起こす可能性があります。免疫機能が低下すると体内の様々な機能やバランスが乱れ、その結果髪の健康も乱れてしまい、白髪が増えることにつながります。
また、コーヒーを夕方以降に摂取すると睡眠の質や深さに影響を及ぼすことも多く、睡眠は体の修復や再生の時間であり、不足すると髪の健康や色の変化に関わっています。そのため睡眠不足になると白髪につながりやすくなります。
腎機能の低下
腎臓は体内の有害な排気物や過剰な水分の排出、ホルモン、血圧の維持など多くの役割があります。腎臓機能が低下するとこれらが正常に機能しなくなり、様々な異常が引き起こされる可能性があります。東洋医学では腎臓は生を蓄える臓器として認識されていおり、生命のエネルギーや体を構築維持するための 基本的な物質を指します。生が衰えると体のエネルギーが低下し、老化のサインとして白髪が現れるとされています。
さらに、腎臓はカルシウムやリンといったミネラルのバランスを維持する役割 もあり、腎臓の機能が低下するとミネラルバランスが乱れ、髪の健康に必要なミネラルの供給が不足してしまいます。その結果白髪が増え、老けた印象になってしまうことがあります。
また、腎臓はアミノ酸の代謝にも関与しており、アミノ酸はケラチンの生成に必要で、不足する白髪が増えたり、髪の毛の質が低下します。そして腎臓の機能が低下すると体内に老廃物や毒素が蓄積しやすくなり、老廃物や毒素が溜まると髪の毛や頭皮の健康が損なわれ、白髪も増えやすくなります。
栄養不足
髪の毛の色を維持するメラミンの生成には、酵素やミネラル、ビタミンなどの栄養素が必要で、特に銅やビタミンB群はメラミン生成に深く関与しています。これらの栄養素が不足するとメラミンの生産が低下し、白髪が増えてしまいます。また髪の色を保つためには、抗酸化物質も不可欠で、ビタミンEやビタミンCはストレスから体を守る役割を、髪の健康もサポートしてくれる栄養素です。栄養不足によりこれらのビタミンが不足すると、髪の細胞がダメージを受けやすくなり、白髪も増加します。
さらに、髪の成長と健康を維持するためには、全身の血行も良くなくてはならず、健康を促進するためにはビタミンや鉄分などの栄養素が必要です。これらの栄養素が不足すると頭皮や髪の毛の栄養供給が低下し、髪の健康が損なわれる可能性があります。白髪を減らしたいなら、まずはメラミン生成をサポートする栄養素を積極的に摂る必要があり、ビタミンB12、ビオチンなどのビタミンB群は髪の健康とメラミン生成に必要な栄養素になります。また全粒穀物、卵、肉、魚、乳製品などが良いビタミンB群の供給源になります。さらに銅はメラミンの生産を助ける酵素を活性化させるため、銅を豊富に含む食品であるレバー、貝類、ナッツなどがおすすめです。
一方で鉄は髪の健康をサポートする重要なミネラルで、鉄不足は白髪や脱毛の原因になることがあります。赤身の肉、レバー、豆類、ほうれん草などが良い鉄の供給原になります。そして全体的なバランスを重視するなら高タンパク質な食事を意識するのも良いでしょう。髪は主にケラチンというタンパク質でできているため、鶏肉、魚、卵、大豆製品などを積極的に摂ると髪の健康をサポートすることができます。
美しいツヤ髪のための栄養素
タンパク質
髪の毛を作るタンパク質であるケラチンは、シスチン、グルタミン酸、ロイシンの3種類の主要なアミノ酸によって構成されています。シスチンを多く含む食材は穀物類と魚介類です。中でも穀物類であれば小麦粉やオートミール、小麦胚芽に多く含まれています。
魚介類では削り節やカツオブシ、海苔、筋子に多く、少し量は減りますが他にもシラスやタラコにも含まれています。髪の材料ケラチンの主成分グルタミン酸も同じく小麦や鰹節に含まれています。また卵や豚肉、大豆にも多く含まれています。ケラチンの主成分ロイシンは、牛乳やチーズに含まれ、魚介類にも多くイワシや鯖、カツオにも含まれています。
亜鉛
亜鉛は、メラニン色素を生成するために必要なチロシナーゼの活性化に関与します。チロシナーゼが活性化されることでメラニンの生成が促進され、髪の毛が黒くなります。さらに亜鉛は髪の成分であるケラチンの合成にも必要で、ケラチンが不足すると髪の毛が細くなり、白髪や抜け毛が増える原因になります。
また亜鉛と同じ金属でメラミン色素の生成に重要な役割を果たすのが銅です。銅はチロシナーゼの成分で、チロシンがメラミン色素に変換されるのに役立ち、銅は鉄の酸素運搬も手伝うため、毛根への酸素供給が増えます。
これらを含む食材は、牡蠣やカニ、ホタテなどの魚介類、牛や豚のレバー、大豆や納豆、きなこなどの大豆食品、あとは卵やごまなどです。
ミネラル
ミネラルは、タンパク質など3大栄養素のもとになる4 大元素以外の無機物のことを言います。ちなみの4大元素は、炭素、酸素、窒素、水素です。厚生労働省は日本人の食事摂取基準の中でミネラルを2種類に分け、摂取基準の目安を定めています。1日の摂取目安が100mg は多量ミネラルで、それ以下なら微量ミネラルです。
そこで髪を作る際に、特に必要なミネラルである亜鉛や鉄分は微量ミネラルに含まれています。亜鉛も鉄分も摂取の目安量は多くないので 意識して摂取する必要があります。亜鉛が含まれる食品には、柿、ハマグリ、牛肉、レバー、チーズなどがあります。鉄分を補うには同じくレバーのほか、卵、小松菜、ほうれん草があります。
ビタミン
食生活習慣も白髪に影響し、例えばビタミンの不足も大きく影響します。体を酸化させる活性酸素の一種である過酸化水素はメラニンを作る酵素を攻撃するため、その働きを抑制するのがこれらのビタミンです。
ビタミンには数多くの種類が存在し、代表的なのはビタミンA、C、E、ビタミンB群で髪にも影響します。まずビタミンAは、皮膚のターンオーバーに関わる栄養素です。そこで頭皮の健康はもちろん、髪を美しく保つためにも必要な栄養です。ビタミン多く含む食材はパセリ、人参などが挙げられます。
8種のビタミンB群の中で髪に影響するのはB2、B6、ビオチン、葉酸です。これらは頭皮の血行を良くしたり、代謝を助け、髪を新しく蘇らせるのに役立ちます。ビタミンBには、レバー、卵、チーズに多く含まれています。またビタミB6は、ニンニク、ピスタチオ、乾燥バナナ、唐辛子に多く含まれています。ビオチンは落花生、まいたけ、カレイ、イワシなどに含まれています。葉酸は海藻のほか野菜や肉類全般に含まれています。
美しい黒髪になる食材
純粋ハチミツのビタミン
栄養を補うためにサプリメントを飲んでいる方はいらっしゃいませんか。そんなサプリメントはハチミツさえ食べれば、もはや不要となってしまいます。なぜならハチミツにはビタミンやミネラル、ポリフェノールといったサプリの商品名としてよく耳にするような非常に強力な栄養素が190種類も入っているからです。
たくさんの栄養素を同時に摂ることができる市販のマルチミネラルビタミンの サプリでさえ、ビタミンは十数種類、ミネラルは10種類弱の合計20種類ほどの栄養素しか入っていません。それに比べてハチミツが持つ栄養素の種類は200種類、サプリメントの10倍の数の栄養素が入っています。
そんなハチミツによる強力な若返り効果の一つ目は薄毛予防です。加齢ととも に急速に薄毛が進んでしまう原因の一つとして頭皮の血行が悪くなってしまうことが挙げられます。年を取るとそれに伴って血管もまた老化していきますが,血管が老化するとその壁が厚くなり血液が進みにくくなってしまいます。また加齢とともに悪玉コレステロールが上がりやすくなりますから、血液がドロドロになってしまうのも頭皮への血流が阻害されてしまう原因となります。
頭皮というのは非常に薄い皮膚で、このような薄い皮膚の中に非常に多くの毛細血管が張り巡らされています。加齢によって毛細血管がダメージを受け、頭皮への血行が悪くなります。
ハチミツにはコリンという物質が豊富に含まれています。このコリンは細くなった毛細血管を広げてくれる働きがあります。加齢によって細くなってしまった毛細血管が広がれば、その中に流れる血液が通りやすくなります。そうなれば頭皮の細い血管にも血液が流れるようになり、頭皮の細胞にきちんと酸素や栄養が行き届くようになります。
一方で、髪の毛の原材料がケラチンです。ケラチンはタンパク質の一種で、ケラチンを正常に合成するには頭皮にタンパク質の原材料であるアミノ酸を供給する必要があります。しかし加齢によって血管が詰まってしまうと頭皮へのアミノ酸の供給が滞ってしまいます。そこでコリンによって頭皮の血管を広げてあげると頭皮の細胞に髪の毛の原材料であるアミノ酸がたくさん供給されて 薄毛の解消が期待できます。さらには蜂蜜には発毛を促進してくれるミネラルの亜鉛が豊富に含まれています。
一方で発毛にとって亜鉛が重要であり、亜鉛は私たちの頭皮において先ほどのケラチンを合成するのを助ける働きをしています。そのためハチミツを食べることで頭皮に髪の毛の原材料を届けるとともに髪の毛の生成まで促すことができます。
最近ではハチミツに豊富に含まれている他のミネラル、例えばマグネシウムなどにも発毛を促進してくれる作用があるとされています。さらに若返りにとって欠かせないビタミンのビタミンBが豊富に含まれています。ビタミンBにはビタミンB1からビタミンB12に至るまで様々な種類がありますが、ハチミツにはそれら数多くのビタミンBが満遍なく含まれています。
頭皮の細胞そのものを守ってくれるビタミンB2や血行促進作用があるビタミンB3とビタミンB7、さらには頭皮の環境を整えてくれる働きがあるビタミンB9など、ハチミツには薄毛を予防して、髪の毛をフサフサにしてくれるための効果的なビタミンBが大量に含まれています。
そしてハチミツの白髪予防効果の鍵がポリフェノールです。ハチミツにはケンフェロールやケルセチン、バニリン酸やP-ヒドロキシ安息香酸など、良質なポリフェノールが含まれています。ポリフェノールに抗酸化作用があり、体内にある活性酸素をはじめとした有害な物質を無毒化してくれる作用です。
体には加齢やストレスによって活性酸素がどんどん溜まります。活性酸素に細胞が触れると細胞が錆びつき、錆びついた細胞は皮膚であればシミやそばかすとして溜まり、頭皮であれば薄毛や白髪の原因となってしまいます。しかしハチミツに含まれる数多くのポリフェノールが活性酸素を無毒化してお肌や髪の毛の酸化を抑制してくれます。
キムチのカプサイシン
キムチには白髪を減らし、美しい黒髪を復活させる効能が含まれています。その効能の一つに辛味成分である唐辛子のカプサイシンが挙げられます。カプサイシンは舌の痛みを感じる受容体という部分に結合することによって偽の炎症作用を引き起こします。この偽の炎症作用は、感覚神経を錯覚させることで熱さを感じさせます。この偽の炎症によって、強い発汗作用を引き起こし、毛根に詰まった皮脂や汚れなどの不純物を洗い流してくれる作用が期待できます。
どれだけ丁寧にシャンプーをしても、頭皮にはどうしても汚れがたまってしまいます。顔の毛穴に汚れがたまるとニキビになるのと同じように、頭皮の毛根に汚れや皮脂がたまると毛根の細胞に炎症が起きて、抜け毛や白髪の原因となります。
またキムチの植物性乳酸菌は、生きたまま腸に届き、腸内環境を改善してくれる働きがあります。実は腸内環境が悪化して悪玉菌が優位になってしまうと、腸内はガスや毒素で溢れ、その毒素が頭皮にも漏れ出します。毒素に侵された頭皮では、毛根の細胞が傷ついて白髪の原因となります。さらにキムチには、酸化ストレスの減少など他にも様々な健康効果があります。
小豆(あずき)のチロシン
年を取って多くの人の悩みとなるのが白髪です。最近では30代でもストレスによって白髪が生え始めてしまう人もいて、40代や50代にもなれば髪の毛全体が白髪まみれで、見た目が不潔に見えてしまう人も多いのではないでしょうか。
ですが、そのような白髪を隠すために白髪が染めをするのは、むしろ白髪を増やしてしまう最悪の行為であることが最近の研究で分かってきています。白髪染めの多くは、私たちの頭皮に強い刺激を与えてしまいます。このような刺激によって頭皮の髪の毛を作る毛母細胞が破壊されてしまい、余計に白髪が増えてしまいます。そればかりか、その毛母細胞が破壊されることによって2度と髪の毛が生えてこなくなることも分かってきています。
小豆はすでにある白髪を改善するだけでなく、そもそも白髪になりにくいように予防してくれるという2つの効果があることが分かっています。白髪には大きく分けて2つの種類があります。1つは先ほどのように白髪が染を使うなどして毛母細胞が死んでしまうことによってできる白髪です。このような白髪は、すでに毛母細胞がダメになっているため再生することはできません。
一方で、私たちの白髪には治る白髪も存在します。この治る白髪の多くが髪の毛を黒く染めるためのメラニン色素が足りていないタイプの白髪です。髪の毛は元々は白いもので、それを毛根のメラノサイトという細胞が黒く染めることで黒くなっています。そして黒色の材料となるのがチロシンという物質であり、このチロシンを変化させてくれるのがチロシナーゼという酵素です。
小豆には、材料であるチロシンとそのチロシンを使って黒髪を作るチロシナーゼの両方を増やしてくれる効果があります。実際、小豆10g あたりには81mgものチロシンが含まれています。さらに小豆には銅ミネラルが豊富に含まれています。チロシナーゼという酵素は、この銅があることによって初めてその力を発揮することが分かっています。ですが銅は、なかなか普段の食事から十分に摂ることはできません。しかし小豆100gあたりに約1mgの銅が含まれており、これは1日の推奨摂取量である0.9mgを満たしていることになります。
ちなみに、銅が多い食べ物として玄米がありますが、実は小豆に含まれている銅の量は玄米の2倍です。さらに小豆にはマグネシウムを始めとする血流を改善するミネラルもたっぷりと含まれています。そのため血が届きにくい頭皮の薄い毛細血管までチロシンが運ばれてどんどん健康な黒髪が生えてくるのです。
納豆のケラチン
納豆は美しい黒髪を形作るための材料の宝庫です。髪の毛の原料であるケラチン合成に必須の亜鉛、メラニン色素の元となるチロシン合成を司るチロシンキナーゼに必須な銅、さらには頭皮の血行促進を促すビタミンEなど、納豆には私たちの髪の毛の健康を維持するための栄養素のほとんどが含まれています。
この中でも髪の毛への健康効果が高いのが亜鉛とビタミンEです。亜鉛は脱毛を予防するための栄養素として知られています。亜鉛は髪の毛の主成分である ケラチンの生成になくてはならない要素であり、ケラチンは髪の毛の9割以上を占める成分です。ケラチンが不足してしまうと髪の毛が細くなったり、抜けやすくなったりします。
さらに、亜鉛は毛根の細胞分裂を活性化して育毛を促進してくれる機能もあります。亜鉛よって毛根の細胞分裂が活発になるとメラノサイトによるメラニン色素の合成も活性化され、髪の毛が黒く保たれ、白髪を予防することができます。
また、ビタミンEは優れた抗酸化作用を持つ栄養素であり、頭皮の血行を促進してくれる作用も持っています。血行が良くなることで、毛根に酸素や栄養素が運ばれ、頭皮が健康的に保たれます。
シャンプーで避けたい成分
髪の悩みを色々と抱えている人は8割弱、その中で一番多い悩みは白髪44.0%、次が髪のハリやツヤで20%台という民間調査があります。またどんなシャンプーを買っているかという調査では、決まった銘柄を買う人が49.6% 、半数近くの人は同じ銘柄を買い続けていました。一方で色々な銘柄を試す人は女性に多くて33.9%でした。
アデランスの調査によるとシャンプーをする時の悩みで自分に合うシャンプーがわからないと回答した人が25.3%と一番多い結果となり、その次に多い悩みは汚れがきちんと落ちているかわからない24.5%でした。さらにシャンプーに費やす金額で一番多いのは1000円未満で66.3%でしたが、女性の方がシャンプーにかける金額が高い傾向があります。
一方で頭皮に合わないシャンプーを使い続けていると頭皮湿疹になる恐れもあります。シャンプーが合わないと抜け毛が増えたり、頭皮のかゆみ、不快な匂いが出たりします。さらにシャンプーに含まれる物質でアレルギー反応が起こり、接触皮膚炎(かぶれ)になったり、シャンプーのしすぎで頭皮が乾燥してしまい、皮脂欠乏性皮膚炎になることもあります。
硫酸系界面活性剤
ドラッグストアで販売されているシャンプーの9割にこの成分が入っています。別名高級アルコール系シャンプーとも呼ばれ、強すぎる洗浄力が問題です。洗浄力が強いのはむしろ良いことと思われるかも知れませんが、強すぎる洗浄成分は脱脂力も強くなります。つまり頭皮に必要な油分も洗っている最中に取り除いてしまいます。
この成分が広まった理由には、石油から安価に作れるからです。特にラウリル硫酸ナトリウムは要注意です。ラウリル硫酸ナトリウムは洗浄力が強すぎて頭皮が乾燥し、炎症を起こして老けやかゆみの原因になることもあります。また残留性も高いため、よくすすがないと毛穴に入り込んでしまいます。そのままにしていると雑菌が繁殖したり、炎症を起こす可能性もあります。
シリコン
シリコンは優秀な保湿剤で、シャンプーの強い洗浄力で髪がパサパサになるのを防ぐためにシリコンが配合されています。またビルドアップと呼ばれる問題があり、シリコンを継続利用していると髪に蓄積していきます。髪にシリコンが溜まることで髪がベタつき、重たくなります。つまりパーマの持ちも悪くなるし、トリートメントの効果も薄くなってしまいます。
タール系着色料
タール色素は石油から取れるナフサから作られた色素のことです。化学合成されたタール色素が皮膚に大きな負担をかけると言われています。肌が弱い人、敏感肌の人がタール色素入りシャンプーを使い続けていると、皮膚のただれ、かゆみ、乾燥などアレルギー症状を引き起こすこともあります。EU諸国や英国ではタール色素使用を厳しくて禁止しています。
一方で、日本の厚生労働は現在の量であれば問題ないとしています。しかし現在でも発がん性や遺伝子への影響が疑われている成分のため避けることが良いでしょう。タール色素使用の見分け方は、タール色素は色+数字という表示名になっています。成分表に青色とかが記載されていれば、タール色素入りだと考えた方が良いでしょう。
防腐剤
シャンプーの最も多い成分は水分であり、水は腐りやすいため腐敗を防ぐために防腐剤は必要とされています。防腐剤の中でもパラベンやフェノキシエタノールなどは刺激が強いと言われています。敏感肌や頭皮トラブルを持つ人が使うと、痒みやフケ皮膚の赤みを生じさせる場合もあります。
特に防腐剤のメチルイソチアゾリノンは避けましょう。これは安全性面で問題が指摘されていて日本免疫皮膚アレルギー学会や世界中のアレルギー関連の研究者などが、皮膚炎が増加している原因と報告されている防腐剤です。2014年ヨーロッパでは、この成分はスキンケア商品およびメイク用品に配合禁止となり、シャンプー類でも0.0015%以下の配合率しか認めないという規則になっています。また防腐剤は通常 2つ以上をセットにして配合されることが多く、1種類の防腐剤だと殺菌効果が限定的であるため、2種類以上配合して抗菌力をアップさせています。
シャンプーの選び方
まずシャンプーに必ず含まれている界面活性剤は、洗浄力や脱脂力が穏やかで、保湿力があるアミノ酸系のものを選ぶと良いでしょう。なぜなら髪の毛を構成するアミノ酸と同じ成分だからです。シャンプーに、グルタミン、アラニンという文字が入っていたらアミノ酸系と思って大丈夫でしょう。アミノ酸系界面活性剤は、人の肌と同じ弱酸性だから洗い上がりもしっとりして、髪の軋みも出にくいものです。また、髪の毛が細い人やパーマを長持ちさせたい人は、ノンシリコンを選びましょう。シリコンを使い続けるとシリコンコーティングが蓄積して、パーマ薬剤などが浸透しにくくなります。
絶対にやってはいけない白髪ケア
白髪を抜く
髪の毛は、毛根に深く刺さっているため無理に引っこ抜くと、当然毛根の細胞が傷つきます。傷ついた毛根の細胞では炎症が起こり、炎症が起きた部位には様々な免疫細胞が集まりサイトカインをはじめとする様々な物質を放出します。このようなサイトカインによって黒髪の色素を作るメラノサイトが失われてしまいます。その結果、白髪を抜くほど増えてしまうことになります。また細胞が傷ついた毛根では二度と髪が生えてこなくなるリスクもあります。
白髪染め
白髪染めの薬液を頭皮に直接つけないようにすることが大事です。白髪染めの薬液が直接頭皮に付くと、毛根がかぶれたり、頭皮が炎症を起こしてしまう可能性があります。頭皮かぶれは、痒みが原因で寝ている間などに無意識に頭皮をかいて傷つけるという悪循環に陥ってしまいます。また髪の毛全体を染めようとしてしまうと髪の毛や頭皮へのダメージが非常に大きくなってしまいます。さらに本来であれば染めなくても良い健康な黒髪まで一緒に染めることになります。面倒ですが、その都度気になる白髪だけを染めるようにしましょう。
また、白髪染めをするだけでも頭皮と毛髪とに相当な負担となりますが、さらにパーマを当てることで致命的なダメージが蓄積されます。
頭皮を洗わない
白髪や抜け毛予防のためには髪の毛だけでなく頭皮まで洗ってあげることが大切です。特に女性は、髪の洗浄ばかり気になって、頭皮までケアできなかったりしています。頭皮をきちんと洗わないと毛穴に皮脂や汚れが詰まって髪の毛が正常に生えてこなくなってしまう恐れもあります。ただし皮脂は頭皮を守るバリアの役割を果たしていて、多すぎても少なすぎても色々なデメリットをきたしてしまいます。そのためシャンプーには刺激の弱い無添加のものを使って指の腹で優しくマッサージするように頭皮を洗うようにするのが良いでしょう。
そしてシャンプーの後はしっかりと髪の毛を乾かすというのも重要です。髪を洗った後、濡れたまま放置すれば頭皮に雑菌が異常に繁殖してしまうリスクが高くなります。
髪の毛を乾かさない
髪の毛の表面を保護しているキューティクルは、天然のバリアですが、髪の毛が水に濡れるとこのキューティクルが開き、そのまま放置してしまうと乾燥やホコリを始めとする様々なダメージに直接晒されて傷ついてしまいます。
髪の毛の日焼け
これからの季節に必要な頭皮ケアが、頭皮に日焼け止めを塗るということです。多くの方が紫外線のダメージを避けるために日焼け止めを塗って出かけていると思いますが、頭皮の日焼けには全く無頓着でしょう。私たちのお肌と同じように頭皮も紫外線のダメージを受けることによって老化します。
髪の毛は、毛根で作られますが、生まれてくる髪の毛は透明な白髪です。健康的な毛根では、メラニン色素によって黒く染められて生えてきます。しかし紫外線によって毛根の細胞が傷ついてしまうと、髪の毛が黒くなる過程が阻害されてしまいます。紫外線はメラニン色素を直接破壊してしまうということも知られており、頭に直接日光を当てるということは毛根の細胞を傷つけながら、メラニン色素を破壊することにもなります。
このような頭皮に対する紫外線の悪影響をできるだけ抑えるためには、帽子を被る、髪の毛用の紫外線防止スプレーなどを用いましょう。
アンダーヘアに白髪が生える原因
加齢
最もスタンダードな原因としては加齢が挙げられ、毛が白くなる理由については髪の毛も下の毛も同じです。年を取ることでメラニン色素の産生が全般的に弱くなり、毛から黒色が失われて白髪になります。アンダーヘアの白髪は一般的に40代から少しずつ生え始めますが、髪の毛と同じで下の毛が白くなるのも個人差が大きく、10代から70代まで幅広い年齢層で見られます。ちなみに髪の毛と下の毛の白髪については必ずしも連動しているわけではなく、髪の毛が真っ黒なのにアンダーヘアに白髪が生えているケースもあります。もちろんその逆パターンもあります。
ホルモンバランスの乱れ
また、下半身に白髪が生える原因は、ホルモンバランスの乱れが挙げられます。白髪とホルモンバランスとの間には密切な関係があるとされ、特に関係が深いのが性ホルモンです。特にデリケートゾーンの毛は男性ホルモンの影響を強く受けているとされ、男性ホルモンの分泌量やバランスが変化すると毛の質や色素の働きにも影響を与える可能性があります。
そして重要なのはバランスで、男にも女にも体内には男性ホルモンと女性ホルモンが存在します。そのバランスが崩れる時の成長サイクルが乱れたり、メラニンを作るタイミングや量が変わったりすることがあります。特に更年期の女性は女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に減少し、全身のホルモンバランスが崩れることでメラノサイトの働きが乱れやすくなると考えられています。
一方で、女性ホルモンの低下そのものがアンダーヘアの白髪を直接的に引き起こすわけではないというデータもあります。例えば極端なダイエットのせいで生理が止まるような若い女性のエストロゲン減少でもアンダーヘアが白髪になることはないとされています。つまりはっきりしたことは分からないですが、ホルモンバランス全体の影響と特定の女性ホルモン低下の直接的な影響とで見解が分れています。
血行不良
下半身に白髪が生える原因には血行不良が挙げられます。下半身は血流が悪くなりやすい場所でメラノサイトが必要とする栄養素や酸素が届きにくくなることがあり、その結果メラノサイトの機能が低下してメラニンを作る能力が落ちて白髪になる可能性が指摘されています。特に座りっぱなしなど長時間同じ姿勢でいることによる圧迫も血行不良の引き金になり、白髪の原因になることがあります。
そのため下半身を温めたり、運動して血流を良くしたりすることは白髪の予防に繋がるとされています。同じく頭皮の血流不足も白髪の原因と言われているため、頭皮マッサージなどが推奨されています。
ストレス
過度なストレスは体の自律神経のバランスを乱し、老化を加速させると言われています。 ストレスのせいでハゲができたり、白髪になったりするのはアンダーヘアについても同じことが言えます。ストレスがかかると分泌されるノルアドレナリンというホルモンがメラノサイトの親細胞である色素幹細胞を過剰に活動させ、使い果たしてしまうとされています。色素幹細胞が枯渇すると新しいメラノサイトが作られなくなり、色の供給が止まって毛が白くなります。1度枯渇した色素幹細胞は再生しにくいとされており、元に戻すのは難しいです。
さらに、ストレスは血管を収縮させ、血流を悪くする作用もあるため必要な栄養が届きにくくなり、メラノサイトの働きが弱まって白髪が増える原因になります。つまりストレスは色素幹細胞の減少と栄養不足のダブルパンチで白髪を増やしてしまうことになります。
栄養不足
メラニン色素を作るには様々な栄養素が必要でタンパク質、アミノ酸、ビタミン類、ミネラルが欠かせません。タンパク質は髪の主成分、アミノ酸の中のチロシンはメラニン色素の原料、ビタミン B群やビタミンC、亜鉛、鉄分、カルシウムなどはメラニン生成酵素チロシナーゼの働きを助ける成分です。こういった栄養素が不足するとメラノサイトも正常に機能できなくなり、結果的に白髪が増えてしまいます。そのため無理なダイエットをしたり、偏った食生活になると白髪が増えることになります。
下半身の白髪と病気について
白髪は加齢による自然な現象であることが多いですが、稀に深刻な病気が隠れているサインがあります。特に極端に白髪が増えたり、他の気になる症状が併発しているのであれば医師に相談することが重要になります。
悪性貧血
白髪に関わる病気で挙げられるのが悪性貧血です。悪性貧血はビタミンB12が欠乏することによる貧血です。ビタミンB12は、細胞のDNA合成に関わる重要なビタミンB群で、不足すると赤血球細胞の成長に異常が起こります。そうなると細胞の成熟に不一致が発生し、通常より大きなサイズの赤血球が作られて貧血の状態になります。
それが白髪が増える原因になるのは、ビタミンB12の不足によるDNA 合成の阻害がメラノサイトの生成にも及ぶからです。メラノサイトの生成が阻害されて、その機能が低下すればメラニン色素も十分に作られず、結果として白髪が増えることになります。また悪性貧血では白髪の増加だけでなく疲労感、息切れ、手足のしびれ、舌の痛みやしびれなどの症状が現れることがあります。
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が不足して全身の代謝が低下する病気です。甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、新陳対謝、体温調節、脳や胃腸の働き、妊娠の維持、子供の成長など様々な体の機能を調節する上で重要な役割を果たしています。その甲状腺と白髪の関係は、甲状腺ホルモンの分泌量が低下して代謝が低下するとメラノサイの働きも低下してしまうからです。
加えて、甲状腺ホルモンは毛髪の成長サイクルにも影響を与え、不足すると髪の成長が遅れたり、髪の毛が細くなったり抜けやすくなったりします。甲状腺機能低下症は放置すると心不全や意識障害などの重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。
腎不全
腎不全は腎臓病が進行して、腎臓の機能、つまり血液を濾過かして老物を取り除く働きが十分に働かなくなった状態を指します。急性腎不全なら完治する可能性は30%、慢性腎不全だとまず治らないと言われています。この腎臓の機能が衰えることと毛が白くなることとの間には、腎不全によって体内の栄養バランスが崩れ、髪の成長に必要な栄養素が不足することがあるからです。特にチロシやビタミンB12などが不足すると白髪が増える可能性があります。
他にも腎不全は血行不良を引き起こす恐れがあり、これによって頭皮への栄養補給が滞り、白髪の原因になることがあります。慢性腎不全の場合は、肌の色、毛の状態にも変化が出ることがあるため要注意です。
このように白髪の原因は非常に多岐に渡るため、それが病気によるものか自然現象なのかの判断は難しく、自分の体に異常を見つけたら医師の意見を聞くのが 1番でしょう。もし極端に白髪が増えたり上記のような他の気になる症状が併発したりする場合には、医療機関を受信して医師に相談することが強く推奨されます。体からのサインを見逃さないよう自分の体に注意を払うことが大切です。
ヘッドスパで血行促進
ヘッドスパには頭皮の血行促進効果があります。ある研究によれば、僅か1から3分間のマッサージを毎日3回、半年間行っただけで頭皮の血流量が優位に上昇したという結果が出ています。
さらにヘッドスパには、頭皮の血行を促進するのみならず、毛穴の角度を調整して髪の毛の立ち上がりを良くするという効果もあります。髪の毛が毛根からピンと立ち上がり、フサフサで若々しい髪型を維持することできます。
頭の鍼で白髪対策
髪の毛の黒色を作る色素であるメラニンは、チロシンという物質を原料として作り出されます。このチロシンがメラノサイト内でチロシンキナーゼという酵素によって酸化されることでメラニンが生成されます。このチロシンキナーゼが正常に働くために必要なのが栄養素です。十分な栄養素がなければ、白髪もしくはゼブラ(白黒)毛になります。このような白髪と黒髪が混じっている髪の毛は、頭皮の栄養状態を改善する事で、黒髪に戻せる事が分かっています。
また、栄養の不足、つまり血流が悪く、頭皮の温度が低いところで白髪が生えてきます。逆に血流を改善し、頭皮温度を保つことで白髪が予防できます。
| 生え際や顔まわりの白髪 | お顔のむくみは、顔の重さによって髪の生え際に負担がかかり、血流が悪化します |
| 耳まわりの白髪 | ストレスによって、無意識に奥歯をかみ続けることで、側頭筋に負担が掛かり、血流が悪化します |
| 分け目に白髪が集中 | 頭の筋肉のコリによって、頭皮全体が垂れ下がります。最も負荷が大きい天頂部がコリ固まるため、天頂部付近の分け目に白髪が集中します。 |
当院の頭の鍼(究極のヘッドスパ鍼)では、電気を流して直接筋膜に働きかけるため、一般的なヘッドスパよりも更に血流改善効果が期待できます。また血流を改善することで白髪だけでなく、髪のツヤも良くすることができます。
【本コラムの監修】

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

















