頭の鍼が「眼精疲労」に効果的な理由

頭の鍼が眼精疲労に効果的な理由

物を見るときにすぐにピントが合うのは、レンズの役割を果たしている水晶体が最適な厚さに調整されるからです。水晶体の厚さを調整する役割を果たしているのが、毛様体筋という筋肉と自律神経です。目を使いすぎて毛様体筋に疲れがたまると、自律神経にも影響が出て、頭痛や吐き気など全身に症状が現れるようになります。

一方で「疲れ目」という一時的な症状もあります。疲れ目は、休息や睡眠をとれば自然に回復します。しかし、眼精疲労は、眼痛やかすみ、充血といった目の症状以外に、体の別の部位にも影響を及ぼし、慢性的に頭痛や肩こりなどの症状が現れることもあり、休息や睡眠では回復しません。

眼精疲労の原因

眼精疲労の原因は多岐にわたりますが、そのうち目の水晶体の厚みを調整する毛様体筋の筋肉の”こり”が原因であることが多いです。その多くは、パソコンや読書、暗いところでの作業、度の合わないメガネなど様々です。

このように、目を酷使して目周辺の筋肉に負担をかけると、毛様体節(目のピントを調整する)に疲労が生じ、自律神経のバランスが乱れて頭痛等の症状が現れます。一般的に眼精疲労が原因の頭痛は、片頭痛と緊張型頭痛の2種類と考えられています。

眼精疲労に効くツボ

毛様体筋は目の奥にあるため、マッサージでほぐすことはできません。しかし、眼精疲労に効果的なツボを刺激することで、体の奥深くにある筋肉をほぐすことができます。特に頭部には、眼精疲労や目の疲れに効果的なツボがあるため、眼精疲労や眼精疲労からくる頭痛なども解消してくれます。

ツボを押すときは、指の腹を使って、1部分を5回程度押すようにしてください。
また、眼球は押さないでください。

  • 太陽…目尻と眉尻を結んだ中心よりやや外側にあるツボ
  • 承泣…目中心からやや下がった眼球が入っている部分の縁にあるツボ
  • 陽白…眉中央から指1本分ほど上方にあるツボ
  • 魚腰…眉の中心にあるツボ
  • 晴明…目頭のやや内側の骨のくぼみ周辺にあるツボ
風池
  • 風池…髪の毛の生え際の窪み部分にあるツボ

頭の鍼が眼精疲労に効果的な理由

眼精疲労に頭の鍼がなぜ良いかというと、頭には眼に効くポイントがたくさんあるからです。視神経や感覚点の眼というポイントがあり、そこに鍼をすることで、自律神経などが整ってきます。

目のピント調整には自律神経が深く関係しており、交感神経と副交感神経のバランスを回復させることで、眼精疲労の症状緩和につながります。

また、頭と首の境界にある後頭下筋群(小後頭直筋、大後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)に鍼をすることが、眼精疲労に効果的です。

これらの筋肉がなぜ眼精疲労に効くかというと、眼球運動やまぶたを動かす時などに後頭下筋群が一緒になって動くことが分かっており、目を酷使するときにこの後頭下筋群が疲労するからです。

これらのような眼精疲労に対する鍼灸治療の有効性は、臨床研究でも明らかになっています。眼精疲労の場合、こめかみ、頭部などに鍼をあてていき、毛様体筋、三叉神経、瞳孔括約筋などに頭の鍼でアプローチしていきます。また目の周りのマッサージを行うことで症状を改善していきます。

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