
顔が老けて見える大きな原因となる「ほうれい線」。ほうれい線が濃くなるといっきに老けた印象になります。実は原因の一つに頭の凝りがあります。顔の筋肉は頭と繋がっており、頭の筋肉や頭頂部を覆う帽状腱膜という膜がこると、顔の筋肉を支えられなくなってたるみが起きたり、顔の筋肉が固まって、シワができたりということが、連鎖的に起こります。
また、疲れが溜まってくると静脈の血行が悪くなり、脚などと同じように頭皮もむくみます。頭の表面が柔らかくなっていたら、頭皮がむくんでいる合図です。頭皮がむくんでいると、マッサージをしてもなかなか肩凝りが解消されなかったり、眠りが浅くなりやすかったりします。一方で睡眠はしっかり取っているつもりなのに、いつも疲れが取れない方は頭皮がむくんでいル方が多いです。頭皮のむくみをそのままにしておくと以下の症状につながります。
- 顔のむくみやたるみ
- 薄毛
- 頭痛
- めまい
- 眼精疲労
- 耳鳴りなど
頭皮の凝りの原因
頭皮の健康を守るためにもう1つ注意すべきなのは「頭皮の凝り」です。頭皮の凝りがひどくなると、頭皮が硬く、手で動かそうとしてもまったく動かせない状態になります。「頭皮の凝り」の主な原因は下記の3つ。
- 目を酷使する
- 歯を食いしばる
- 姿勢が悪い
デスクワークやパソコン・スマホをよく使う方の頭皮は凝りやすい傾向にあります。またストレスは、血行不良や頭皮の緊張状態を作り出し、凝りをひどくさせてしまう場合もあります。この中で「歯をくいしばる」「目を酷使する」ことが多い方は、お顔のほうれい線やたるみに頭の凝りが影響していることがあります。
耳の上あたりにある大きな筋肉の側頭筋は、フェイスラインの始まりの場所に位置しており、この部分が硬くなると、下顎を引き上げる働きが弱くなります。結果的にほうれい線だけでなく、凝りが他の筋肉にも連動して、お顔全体のたるみにもつながります。

ほうれい線は原因によって大きく、筋肉のコリが関わる「コリ型」、皮膚や脂肪が下がる「たるみ型」、水分バランスが乱れる「むくみ型」に整理して考えると、自分に合ったケアが見つけやすくなります(※医学的に確立された分類ではなく、ケアの目安として便宜的に整理したものです)。
側頭筋のコリが関わるのは主に「コリ型」で、頭から顔にかけての筋肉の張りをゆるめることが、ケアの糸口のひとつと考えられています。複数のタイプが重なっていることも多いため、当てはまるものからケアしていくとよいでしょう。
側頭筋が固まる大きな要因のひとつが、無意識の食いしばりや歯ぎしりです。歯ぎしり・食いしばりはまとめて「ブラキシズム」と呼ばれ、日中の集中時や睡眠中に本人が気づかないまま起きていることが多いとされています[出典2]。食事のときだけでなく、パソコン作業やスマホ操作に集中しているときにも上下の歯が触れ合い、側頭筋や咬筋が緊張し続けてしまいます。
ストレスはこのブラキシズムを強める要因のひとつと考えられており[出典2]、緊張した状態が続くと、こめかみのだるさや頭の重さ、肩のこりとして感じられることもあります。まずは日中「歯を離す」ことを意識するだけでも、側頭筋への負担を減らす一助になります。
側頭筋コリのセルフチェック
側頭筋が凝っているかどうかは、ご自宅で簡単に確かめられます。まず耳の上からこめかみにかけて指の腹を当て、口を開け閉めしてみてください。ここが咀嚼で動く側頭筋です。指で軽く円を描くように押したとき、硬く張っていたり、押して痛気持ちいい・ゴリゴリする感覚があれば、こり固まっているサインと考えられます。
あわせて、朝起きたときに顎がだるい、日中に気づくと歯を食いしばっている、こめかみが重い、といった心当たりがあれば、側頭筋に負担がかかっている可能性があります。まずは左右差をチェックし、硬い側を意識してケアしていきましょう。なお、口の開け閉めで強い痛みがある、開けにくいなど気になる症状がある場合は、自己判断せず歯科・口腔外科等にご相談ください。
頭のこりで引き起こされる症状
パソコンやスマホを長時間使うため、特に増えているのが「頭のこり」です。パソコンやスマホで長時間首を前傾気味にすることで、後頚部(後首から肩)の筋肉が引っ張られたままになり、緊張して痛みが生じます。当然、頚部(前首)や肩のこり、眼精疲労、疲労感などを伴うケースが多くみられます。
また、精神的なストレスなどの原因で、顎の噛み締め(歯ぎしり)からくる偏頭痛や、疲労やストレスの蓄積が筋肉だけでなく内臓の働きまで徐々に低下させてしまうこともあります。さらにスマホなどを長時間見続けるなど、目の働きは脳によって制御され、特に眼精疲労などは、脳疲労を伴っていると考えられます。この疲労は、脳にストレスがかかり、脳の機能が減弱している状態です。そのため自律神経失調や免疫力の低下、不眠などの様々な症状に繋がります。
一方で、人は慢性的なストレスに晒されると、ストレスホルモンであるコルチゾールを過剰に分泌するようになります。このコルチゾールには覚醒作用があるため、コルチゾールが増えることで不眠が誘発されてしまいます。また、コルチゾールの過剰分泌は、自律神経の乱れにつながり、筋肉が緊張してコリが生じます。
ハリニーではこのような自律神経の乱れ、慢性頭痛、眼精疲労などの治療にも取り組んでおり、特に精神的なストレスによる頭痛や眼精疲労に有効なのが頭の鍼(とうしん)です。頭皮に鍼をして、電気を流すことで血行が促進されて浮腫や凝りが解消されると共に、頭皮と顔の皮膚は繋がっているのでリフトアップや小顔効果があります。さらに頭部には自律神経のツボがあり、睡眠の質が良くなり翌朝の身体のスッキリ感も出てきます。
ヘッドスパ鍼で狙う頭の部位
美容のお悩みによって効果を狙う頭の場所は異なります。そのため効果が出やすい場所を重点的にマッサージするのがおすすめです。
フェイスラインのたるみを引き締める
実は頭皮とお顔の皮膚は一枚で繋がっており、頭皮がコリ固まると、繋がっているお顔の筋肉を引き上げることができなくなり、フェイスラインのたるみだけでなくほうれい線が深くなったり、お顔全体が老け見えの原因になります。またスマホの長時間の利用、ストレスによる過緊張などにより、頭の筋肉や筋膜がコリ固まると、頭皮の血流が滞ります。
お肌を綺麗に手入れしても、フェイスラインのもたつき、二重アゴがあるとどうしても老け見えの原因になります。そのため見た目の印象を変えるために、側頭筋から頭頂部の帽状腱膜までを念入りにマッサージしましょう。マッサージは、両手の指を使い、耳の上から頭頂部に向かってマッサージしていきます。
側頭筋は頬と口元の筋肉と繋がっているため、側頭筋がコリ固まると顔のたるみやほうれい線の原因となります。さらに口角も下がりやすくなるため、老けた印象に繋がります。一方の帽状腱膜がコリ固まると、お顔全体の皮膚を支えることができなくなり、お顔全体が下がり、老けた印象に繋がります。
ほうれい線を引き上げる
フェイスラインと同様に老け見えの原因になるのがほうれい線です。ほうれい線は頬の脂肪を支える筋肉が衰え、頬の脂肪や皮膚が重力によって垂れ下がることが原因です。フェイスラインのたるみと同じくほうれい線にも、側頭筋のマッサージがおすすめです。ヘッドマッサージで側頭筋をほぐすことで、ほうれい線が目立たなくなり、さらにブルドッグラインも解消されます。
側頭筋は、口元の筋肉ともつながっており、側頭筋がコリ固まると口角が下がります。また側頭筋は、噛む筋肉の一部で、ストレスなどによる歯ぎしりや食いしばりによってコリ固まっている方が多くいらっしゃいます。
目元がパッチリ開き、おでこのシワも薄くなる
目元のたるみや目尻の下りは老け見えの原因になります。目元のたるみには、髪の生え際からおでこまで覆う前頭筋のマッサージがおすすめです。前頭筋は、眉毛やまぶたを引き上げる役割があり、ここがコリ固まるとおでこのシワが増えたり、まぶたが下がってきます。特におでこのシワは深く刻まれるため注意が必要です。
マッサージの方法は、おでこと髪の生え際に指の腹を置き、円を描くようにほぐしながら頭頂部上に滑らせていきます。マッサージで目尻の位置が上がると目全体がパッチリと開いてきます。
肌のくすみを改善する
頭皮とお顔の皮膚はつながっているため、当然頭皮とお顔の毛細血管もつながっています。そのため頭皮の血流が悪くなるとお顔の血行も滞り、顔色が悪くなります。またお肌の血行が悪くなると老廃物も溜まりやすくなり、お顔全体がくすんで見えてしまいます。スキンケアを変えたり、お肌のマッサージをしたりしてもなかなかくすみが取れない原因は、頭皮のコリのせいかもしれません。
ヘッドマッサージをするとお肌の血管の血流も良くなるため、くすみが取れて透明感アップも期待できます。頭皮の血管は、首(頸部)から伸びており、この部分の詰まり取り除くとお顔全体の血行が良くなり、顔も明るくなり透明感が出てきます。両手でこぶしを作り、グリグリと気持ち良い程度に、首筋左右の窪みを下から上へ押し流すようにマッサージしましょう。
髪の毛のツヤと取り戻す
髪の毛は、頭皮の健康のバロメーターになります。当然、頭皮の血行が悪いと、毛根に十分な栄養が行き渡らないため、抜け毛や薄毛の原因になります。また頭皮の血流量が多いほど髪の毛に艶があり、より太くなります。
頭皮マッサージの方法は、こめかみから頭頂部にかけて円を描くようにマッサージして、髪を軽く引き上げるようにつかんで頭皮に刺激を与えると頭皮の引き上げ効果も期待できます。
東洋医学で診る「ほうれい線」
東洋医学では、顔のハリやたるみを、単なる皮膚の問題ではなく「気・血のめぐり」と関わりのあるものと考えます[出典5]。とくに、消化・吸収をつかさどる「脾胃(ひい)」の働きが落ちると、肌に必要な栄養が届きにくくなり、ハリが失われやすいととらえます。また、ストレスと関わりが深い「肝(かん)」の巡りが滞ると、無意識の食いしばりや表情のこわばりにつながり、側頭筋の緊張を招くと考えられています。東洋医学では、ほうれい線を「顔だけのサイン」ではなく、冷え・疲れ・ストレスといった体全体の状態が表れたものとしてとらえ、めぐりを整えることを大切にします。(※東洋医学的な考え方であり、現代医学の診断とは異なります)
お顔には、顔面神経という神経があり、そのほとんどが表情に関する神経で、喜怒哀楽を支配しています。実は、この顔面神経は元々は喜怒哀楽のためにできたものではなく、虫が飛んできたり、あるいはノミやシラミを皮膚を動かして排除するために元々発生学的にできたものです。
例えば犬や猫は、耳の向きが変わりますが、これは顔面神経を使って動かしています。つまり表情を人間は使うために使っていますが、元々は情報を得たり、虫を避けたりするものでした。しかし人間はコミュニケーションを取るように進化しため、これが喜怒哀楽を顔に出すようになっている神経が顔面神経になります。
一方で東洋医学では、この喜怒哀楽を五行(土火木金水)に当てはめて考え、ほうれい線ができるのは、悲しくて泣いている時ではなく、笑っている時、つまり笑いの概念(五声)である「火」の時に当たります。これは笑う、楽しむ、あるいは好きな人といると笑顔になってしまうという愛の概念で、この概念があると笑いジワ、つまりほうれい線ができると考えます。
このようにほうれい線があること自体は悪いことではなく、この人は常にニコニコしている人で、目尻にシワが寄る人は常に微笑んでいる人と東洋医学では考えます。一方で、眉間にシワは寄せる人、例えば苦虫を噛み潰すと言いますが、これは右がメンタルストレス、左がフィジカルストレスを表し、その結果眉間にシワができるような顔になります。
いづれにせよ東洋医学の五行は心(感情)と臓器の関係を表しており、臓器にはそれぞれに神(心)が宿っている感情があります。同じくお顔の筋肉にも五行があります。このようにほうれい線ができているのは、実は喜びと言う感情がうまく表現できていることでもあります。
楽しい時は笑う、その人の顔にできているシワはその人の人生の感情の歴史です。皆さんがやっぱり楽しく暮らして、誰にでも愛情を与えることができることが大事で、それが顔に変なシワをつけないことになります。悩んでいる方も多いほうれい線は、笑いでできるシワですから、あまり気にしない方が良いのではないでしょうか。
顎の動きとシワの関係
三叉神経である咀嚼筋は、口を開けたり、閉じたり、噛んだり、飲み込んだりする三叉神経の多くは下顎枝を使っています。この顎の動きが悪くなってきちんと咀嚼ができない人は、代償行為で顔面神経を使います。
この三叉神経は運動と知覚と両方ある神経ですが、多くは運動を担っています。例えば噛む、口を開ける筋肉はいくつかありますが、1番大きいのは外側翼突筋という筋肉で、顎の下顎枝から出て、目の下の蝶形骨の外側板に繋がっている筋肉で、この筋肉が縮まると顎の頭が動きます。逆に閉じるのは、咬筋と側頭筋が縮むと口が閉じます。
普通は外側翼突筋を使って口を開け、咬筋を使って閉じますが、三叉神経を早く動かせるのでカチカチと動かせますが、顎関節症という病気では、顎がちゃんと動かないで三叉神経がきちんと使えなくなります。その結果、代償で顔面神経を使います。
また、よく使うのが口を下げる筋肉の口角下制筋で、これを使って口を開け、逆に上げるのは上唇挙筋ですが、この時に口を閉じる時と同時に目も閉じてしまいます。このような方は、顔の喜怒哀楽のシワができないないため無表情な顔になります。実際、楽しいと言っても顔が楽しいという表現ができなくなります。
気の滞りによる「ほうれい線」
東洋医学では、ほうれい線を肌の老化や表情筋の衰えだけでなく、体内のエネルギーのバランスや臓器の状態と関連で考えます。例えば東洋医学では、ほうれい線が気の滞りや血液の流れの停滞によって引き起こされると考えられています。なぜなら気や血液の流れが滞ると肌の代謝や修復が阻害され、結果として肌の老化が進みやすくなるからです。また気の滞りがあると組織や細胞への栄養や酸素の供給が不十分になり、肌細胞の新陳代謝が低下し、老廃物の排出が滞ります。つまり代謝が低下すると肌の再生や修復が遅れ、結果として肌の老化が進むのです。
肌は日々外部環境や内部要因によってダメージを受けており、修復機能が十分に働かないとそのダメージが蓄積し、特に気の滞りがあるとダメージを受けた肌組織の修復が遅れ、肌の弾力性やハリが低下し、ほうれい線などの老化現象が引き起こされやすくなります。
脾胃の機能低下による「ほうれい線」
脾胃の弱りは、ほうれい線に影響を与えるのは、東洋医学では脾胃が消化吸収を司り、体内の栄養素を適切に供給する役割を果たしていると考えられています。まず脾胃の機能が低下すると栄養素の吸収や代謝が妨げられ、栄養不足が 生じると肌細胞の新陳代謝が低下し、老廃物の排出が滞ります。そして代謝が低下すると肌の再生や修復が遅れ、ほうれい線がより目立つようになります。
このように脾胃の機能低下は肌組織の修復機能にも影響を与え、ダメージを受けた肌組織の修復が遅れると肌の弾力性やハリが低下し、ほうれい線などの老化現象が引きされやすくなります。
肝気の不足による「ほうれい線」
東洋医学では肝臓は情緒やストレスなどの管理に関連しており、肝気の不足は情緒の不安定さやストレスの増加につがると考えられます。情緒の乱れやストレスが長期間続くと表情筋の緊張が増加し、顔の表情に影響を与えることがあります。情緒の乱れやストレスによって表情筋が緊張すると顔の表情が硬くなり、この緊張した表情が長期間続くと顔の皮膚に負担がかかりほうれい線ができやすくなります。また表筋の緊張が血液の循環を妨げることもあり、顔の血行が悪化することでほうれい線が目立つようになります。
東洋医学では肝気の調整がほうれい線の改善に役立つと考えられており、肝気を調整するためには、まずはストレスや情緒の管理、適切な生活習慣や食事適度な運動などが重要です。そして美容鍼灸や漢方などで肝気のバランスを整え、ほうれい線の改善が期待できます。
血の循環力低下による「ほうれい線」
血液の循環力の低下は、ほうれい線に影響を与える可能性があります。東洋医学では血液の循環が肌の健康に重要であると考えられており、血液は体内の栄養素や酸素を運搬する役割を果たしています。適切な血液の循環がなければ肌細胞の新陳代謝が低下し、老廃物の排出が滞り、代謝が低下すると肌の再生や修復が遅れ、ほうれい線がより目立つようになります。そして血液の循環力の低下は、肌組織の修復機能にも影響を与え、ダメージを受けた肌組織の修復が遅れると肌の弾力性やハリが低下し、ほうれい線などの老化現象が引き起こされやすくなります。
美容鍼灸のほうれい線アプローチ
美容鍼も美容技術と同じくほうれい線へアプローチに効果的です。美容鍼灸は、お顔の悩みに直接アプローチするだけでなく、体の内側からアプローチするため、自律神経の乱れの調整、血行・リンパの流れの促進などの様々な効果が期待できます。東洋医学の思想に基づいた美容鍼灸は、お顔のツボを鍼で刺激することで肌を整えるだけでなく、体調不良、病気予防などに用いられてきました。
美容技術の多くは、肌の表面からアプローチをします。しかしお顔の美容鍼は、肌の深層にある血管や細胞などを刺激し、体の内側から自然治癒力を活性化させることで、お顔全体のバランスや肌本来の機能を整えることができます。特にほうれい線に効果的な理由に、コラーゲン生成を促す、血行やリンパの流れを促進、自律神経の調整が挙げられます。
コラーゲン生成を促す
肌の弾力やハリと元になるのがコラーゲンやエラスチンです。ちなみにコラーゲンは肌を構成する3つのタンパク質(コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン)の1つであり、全身のタンパク質の30%を占めていると言われています。
美容鍼は真皮にある繊維芽細胞を刺激し、真皮線維芽細胞の働きを活発にするため、コラーゲンやエラスチンの生成を促進させ、新陳代謝がスムーズになり、ハリや潤いを保つことが出来ます。その結果、美容鍼によって肌に弾力やハリが生まれることで、ほうれい線の予防や改善に繋がります。
血行やリンパの流れを促進
加齢やストレスなどによって体の代謝機能を落ちるため、肌に老廃物が溜まりやすくなったり、表情筋が凝ったりすることで、ほうれい線が目立ち始めます。当院の美容鍼は、微弱電流を流すことで血流やリンパの流れを改善し肌の老廃物の排出を助け、むくみの軽減やデトックス効果が期待されます。また血行が促進されると、肌への栄養供給が促進されるため、肌の活性化にも繋がり、ほうれい線も目立ちにくくなります。
自律神経を調整
睡眠不足などの生活習慣による自律神経の乱れが、大きく体に影響するのがホルモンバランスの乱れです。このような自律神経の乱れによるホルモンバランスの乱れは、手足の冷え、生理不順、更年期障害、便秘、生理不順、ほてり、不妊症、倦怠感、イライラなどの様々などの様々な不定愁訴の原因になります。またホルモンバランスが乱れると、肌荒れやたるみなどにも繋がります。
美容鍼灸は、ホルモン分泌の乱れが原因となって生じる不妊症、生理不順、更年期障害などの婦人科系疾患ついては、世界保健機関(WHO)より、その効果が公式に認められています。自律神経が整うことによって、血行が改善され、生殖器官への血行不良も改善されるようになります。生殖器官の働きが改善されれば、ホルモンの働きも正常な状態に戻り、ホルモンバランスが安定するようになります。その結果、ほうれい線の改善や予防に効果的なことはもちろん、体全体の調子を整えることができます。
美容鍼灸・インディバという選択
セルフケアを続けても側頭部の張りやめぐりの重さが気になる方には、プロの手による美容鍼灸やインディバ(高周波温熱)という選択肢もあります。美容鍼灸は、こわばりやすい頭部や表情まわりのコンディショニングをサポートするとされるアプローチで、インディバは体を心地よく温める高周波温熱で、リラックスできる温かなひとときをお過ごしいただけます。
ほうれい線解消、頭のコリ、頭ほぐしのツボ
ご自宅で押しやすい、側頭筋やほうれい線まわりに関わるとされるツボをご紹介します。いずれも痛気持ちいい程度の圧で、息を吐きながら5秒ほどやさしく押すのが目安です。耳の上に広がる側頭筋は頬を引き上げる大事な筋肉。緊張を緩めることで弾力を取り戻せます。
①親指をこめかみに置き、残りの指で後頭部をつかむ
②「あうあう」と言いながら口を大きく動かす
※親指の位置を変えていき、側頭筋全体をほぐします。約3〜5ヵ所くらい
※側頭筋は奥歯を食いしばった時に動く所
次に、角孫というツボは耳の真上に位置し、側頭筋のこりを緩和できます。
角孫(かくそん):耳を前に折りたたんだ時の頂点の上、筋肉の張っているところ
側頭筋の上に位置し、頭の重さやこめかみのこりが気になるときに。

太陽(たいよう): こめかみのくぼみ
目の疲れや側頭部の張りが気になるときに。人差し指の腹でやさしく円を描くように。
巨髎(こりょう): 小鼻の横、ほうれい線の上あたり
口元まわりのめぐりが気になるときに、指の腹でそっと押し上げるように。

【安全注記】強く押しすぎない/皮膚に傷や炎症があるときは避ける/妊娠中や持病のある方、体調のすぐれないときは無理に行わない/痛みやしびれが出たらすぐ中止してください。
ツボの位置には個人差があり、感じ方にも差があります。毎日行うとお顔の印象も変化してきます。
セルフケアのやり方・頻度・やりすぎ注意
側頭筋のセルフケアは、こめかみに指の腹を当て、痛気持ちいい程度の圧で小さく円を描くようにほぐすのが基本です。強く押しすぎず、1カ所あたり10〜20秒ほど、入浴後などの温まったタイミングに行うと取り組みやすいでしょう。毎日少しずつ続けることが目安で、一度に長時間もみすぎると、かえって刺激になることがあります。
頭皮全体は、耳の上から頭頂部に向かって指の腹で動かし、張りを感じる部分をやさしくほぐします。強い痛み・しびれ・のぼせを感じたとき、皮膚に炎症や傷があるとき、体調がすぐれないときは行わないでください。顎の痛みや開けにくさが続く場合は、自己判断でほぐし続けず、歯科・口腔外科などの受診を検討しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1. 側頭筋のコリはなぜほうれい線につながるの?
A1. 側頭筋は頬や口元の筋肉と連動しているため、コリで硬くなると引き上げる力が働きにくくなり、ほうれい線が目立つ一因になると考えられています。側頭筋はものを噛むときに使う咀嚼筋のひとつで[出典1]、食いしばりなどで緊張しやすい筋肉です。頭から顔にかけてのこわばりをゆるめることが、ケアの糸口のひとつとされています。
Q2. 側頭筋が凝る原因は何ですか?
A2. 無意識の食いしばりや歯ぎしり(ブラキシズム)が大きな原因のひとつとされています[出典2]。パソコンやスマホの長時間使用、目の酷使、姿勢の乱れ、ストレスなども側頭筋の緊張につながると考えられています。日中に「歯を離す」ことを意識するだけでも、負担を減らす一助になります。
Q3. 側頭筋のほぐしはどのくらいの頻度でやればいい?
A3. 痛気持ちいい程度の圧で、毎日少しずつ続けるのが目安です。入浴後など体が温まったタイミングに、1カ所10〜20秒ほどを無理のない範囲で行いましょう。強く押しすぎたり長時間もみすぎたりすると、かえって刺激になることがあります。効果や感じ方には個人差があります。
Q4. 頭皮マッサージやほぐしをやらない方がいいのはどんなとき?
A4. 皮膚に傷や炎症があるとき、強い痛み・しびれ・のぼせを感じるとき、体調がすぐれないときは避けてください。顎の痛みや開けにくさが続く場合は、自己判断でほぐし続けず、歯科・口腔外科などの受診を検討しましょう。妊娠中や持病のある方は事前にかかりつけ医にご相談ください。
Q5. 東洋医学ではほうれい線をどう考える?美容鍼灸は役立ちますか?
A5. 東洋医学では、ほうれい線を皮膚だけでなく「気・血のめぐり」や脾胃・肝の状態と関わるものととらえ直します[出典5]。美容鍼灸やインディバは、頭部や表情まわりのコンディショニングや、心地よい温めをサポートするとされる選択肢です。たるみを治すものではなく体づくりの一助で、体感には個人差があります。
出典リスト
[出典1] 側頭筋・咀嚼筋の解剖と機能(下顎の挙上・後退/咀嚼筋の働き)– 日本歯科医師会「テーマパーク8020」筋肉の働き https://www.jda.or.jp/park/function/index04.html
[出典2] ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)とストレス・全身症状– 医療機関解説(新潟臨港病院ほか)https://ngt-rinkohc.jp/rinko/column/531/
※公的情報は厚生労働省 e-ヘルスネットの「歯ぎしり」関連項目もあわせて確認推奨
[出典3] ストレスと自律神経・コルチゾール(交感神経優位・覚醒)– 厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」関連項目 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
[出典4] 線維芽細胞とコラーゲン産生・加齢による低下(皮膚科学の一般知見)– 資生堂 コラーゲンのメカニズム https://www.shiseido.co.jp/collagenlabo/know/mechanism/ 等
[出典5] 東洋医学の基本的な考え方(気血・脾胃・肝)/経穴– 日本東洋医学会 一般向け解説 https://www.jsom.or.jp/universally/index.html
[出典6] 経穴(ツボ)の部位標準– WHO/日本の標準経穴部位に基づく一般知見(各経穴の解剖学的位置)
【本コラムの監修】

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

















