ほうれい線は側頭筋のこりが原因!?

    顔が老けて見える大きな原因となる「ほうれい線」。ほうれい線が濃くなるといっきに老けた印象になります。実は原因の一つに頭の凝りがあります。顔の筋肉は頭と繋がっており、頭の筋肉や頭頂部を覆う帽状腱膜という膜がこると、顔の筋肉を支えられなくなってたるみが起きたり、顔の筋肉が固まって、シワができたりということが、連鎖的に起こります。

    また、疲れが溜まってくると静脈の血行が悪くなり、脚などと同じように頭皮もむくみます。頭の表面が柔らかくなっていたら、頭皮がむくんでいる合図です。頭皮がむくんでいると、マッサージをしてもなかなか肩凝りが解消されなかったり、眠りが浅くなりやすかったりします。一方で睡眠はしっかり取っているつもりなのに、いつも疲れが取れない方は頭皮がむくんでいル方が多いです。頭皮のむくみをそのままにしておくと以下の症状につながります。

    • 顔のむくみやたるみ
    • 薄毛
    • 頭痛
    • めまい
    • 眼精疲労
    • 耳鳴りなど

    頭皮の凝りの原因

    頭皮の健康を守るためにもう1つ注意すべきなのは「頭皮の凝り」です。頭皮の凝りがひどくなると、頭皮が硬く、手で動かそうとしてもまったく動かせない状態になります。「頭皮の凝り」の主な原因は下記の3つ。

    • 目を酷使する
    • 歯を食いしばる
    • 姿勢が悪い

    デスクワークやパソコン・スマホをよく使う方の頭皮は凝りやすい傾向にあります。またストレスは、血行不良や頭皮の緊張状態を作り出し、凝りをひどくさせてしまう場合もあります。この中で「歯をくいしばる」「目を酷使する」ことが多い方は、お顔のほうれい線やたるみに頭の凝りが影響していることがあります。

    耳の上あたりにある大きな筋肉の側頭筋は、フェイスラインの始まりの場所に位置しており、この部分が硬くなると、下顎を引き上げる働きが弱くなります。結果的にほうれい線だけでなく、凝りが他の筋肉にも連動して、お顔全体のたるみにもつながります。

    頭の鍼

    頭のこりで引き起こされる症状

    パソコンやスマホを長時間使うため、特に増えているのが「頭のこり」です。パソコンやスマホで長時間首を前傾気味にすることで、後頚部(後首から肩)の筋肉が引っ張られたままになり、緊張して痛みが生じます。当然、頚部(前首)や肩のこり、眼精疲労、疲労感などを伴うケースが多くみられます。

    また、精神的なストレスなどの原因で、顎の噛み締め(歯ぎしり)からくる偏頭痛や、疲労やストレスの蓄積が筋肉だけでなく内臓の働きまで徐々に低下させてしまうこともあります。さらにスマホなどを長時間見続けるなど、目の働きは脳によって制御され、特に眼精疲労などは、脳疲労を伴っていると考えられます。この疲労は、脳にストレスがかかり、脳の機能が減弱している状態です。そのため自律神経失調や免疫力の低下、不眠などの様々な症状に繋がります。

    一方で、人は慢性的なストレスに晒されると、ストレスホルモンであるコルチゾールを過剰に分泌するようになります。このコルチゾールには覚醒作用があるため、コルチゾールが増えることで不眠が誘発されてしまいます。また、コルチゾールの過剰分泌は、自律神経の乱れにつながり、筋肉が緊張してコリが生じます。

    ハリニーではこのような自律神経の乱れ、慢性頭痛、眼精疲労などの治療にも取り組んでおり、特に精神的なストレスによる頭痛や眼精疲労に有効なのが頭の鍼(とうしん)です。頭皮に鍼をして、電気を流すことで血行が促進されて浮腫や凝りが解消されると共に、頭皮と顔の皮膚は繋がっているのでリフトアップや小顔効果があります。さらに頭部には自律神経のツボがあり、睡眠の質が良くなり翌朝の身体のスッキリ感も出てきます。

    東洋医学で診る「ほうれい線」

    気の滞りによる「ほうれい線」

    東洋医学では、ほうれい線を肌の老化や表情筋の衰えだけでなく、体内のエネルギーのバランスや臓器の状態と関連で考えます。例えば東洋医学では、ほうれい線が気の滞りや血液の流れの停滞によって引き起こされると考えられています。なぜなら気や血液の流れが滞ると肌の代謝や修復が阻害され、結果として肌の老化が進みやすくなるからです。また気の滞りがあると組織や細胞への栄養や酸素の供給が不十分になり、肌細胞の新陳代謝が低下し、老廃物の排出が滞ります。つまり代謝が低下すると肌の再生や修復が遅れ、結果として肌の老化が進むのです。

    肌は日々外部環境や内部要因によってダメージを受けており、修復機能が十分に働かないとそのダメージが蓄積し、特に気の滞りがあるとダメージを受けた肌組織の修復が遅れ、肌の弾力性やハリが低下し、ほうれい線などの老化現象が引き起こされやすくなります。

    脾胃の機能低下による「ほうれい線」

    脾胃の弱りは、ほうれい線に影響を与えるのは、東洋医学では脾胃が消化吸収を司り、体内の栄養素を適切に供給する役割を果たしていると考えられています。まず脾胃の機能が低下すると栄養素の吸収や代謝が妨げられ、栄養不足が 生じると肌細胞の新陳代謝が低下し、老廃物の排出が滞ります。そして代謝が低下すると肌の再生や修復が遅れ、ほうれい線がより目立つようになります。

    このように脾胃の機能低下は肌組織の修復機能にも影響を与え、ダメージを受けた肌組織の修復が遅れると肌の弾力性やハリが低下し、ほうれい線などの老化現象が引きされやすくなります。

    肝気の不足による「ほうれい線」

    東洋医学では肝臓は情緒やストレスなどの管理に関連しており、肝気の不足は情緒の不安定さやストレスの増加につがると考えられます。情緒の乱れやストレスが長期間続くと表情筋の緊張が増加し、顔の表情に影響を与えることがあります。情緒の乱れやストレスによって表情筋が緊張すると顔の表情が硬くなり、この緊張した表情が長期間続くと顔の皮膚に負担がかかりほうれい線ができやすくなります。また表筋の緊張が血液の循環を妨げることもあり、顔の血行が悪化することでほうれい線が目立つようになります。

    東洋医学では肝気の調整がほうれい線の改善に役立つと考えられており、肝気を調整するためには、まずはストレスや情緒の管理、適切な生活習慣や食事適度な運動などが重要です。そして美容鍼灸や漢方などで肝気のバランスを整え、ほうれい線の改善が期待できます。

    血の循環力低下による「ほうれい線」

    血液の循環力の低下は、ほうれい線に影響を与える可能性があります。東洋医学では血液の循環が肌の健康に重要であると考えられており、血液は体内の栄養素や酸素を運搬する役割を果たしています。適切な血液の循環がなければ肌細胞の新陳代謝が低下し、老廃物の排出が滞り、代謝が低下すると肌の再生や修復が遅れ、ほうれい線がより目立つようになります。そして血液の循環力の低下は、肌組織の修復機能にも影響を与え、ダメージを受けた肌組織の修復が遅れると肌の弾力性やハリが低下し、ほうれい線などの老化現象が引き起こされやすくなります。

    ほうれい線解消、頭のコリ、頭ほぐしのツボ

    耳の上に広がる側頭筋は頬を引き上げる大事な筋肉。緊張を緩めることで弾力を取り戻せます。

    ①親指をこめかみに置き、残りの指で後頭部をつかむ
    ②「あうあう」と言いながら口を大きく動かす


    ※親指の位置を変えていき、側頭筋全体をほぐします。約3〜5ヵ所くらい
    ※側頭筋は奥歯を食いしばった時に動く所

    次に、角孫というツボは耳の真上に位置し、側頭筋のこりを緩和できます。

    角孫(かくそん):耳を前に折りたたんだ時の頂点の上、筋肉の張っているところ

    ほうれい線解消、頭のコリ、頭ほぐしのツボ

    毎日行うとお顔の印象も変化してきます。

    【本コラムの監修】

    恵比寿院長

    HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

    ・経歴
    大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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