トップバリューグリーンアイという安心安全にこだわったオーガニックブランドがあります。比較的どこにでもあるイオンで買えるオーガニックブランドを是非活用しましょう。
オーガニックレーズン
レーズンというのは、干しぶどうのことでドライフルーツの一種のため、やや糖分が多すぎると言われることもあります。確かにレーズンを含むドライフルーツは加糖が凝縮される上に多くの水溶性ビタミンが乾燥によって失われて います。ですが皮ごとぶどうを乾燥させるレーズンには、皮を取り除いて食べる生のぶどうからは得られないような健康効果もあります。
実はレーズンには、高い抗癌効果や貧血の予防効果など様々な健康効果があることが実証されています。レーズンと腸の健康について調査したアメリカの研究によると1日わずか1/2 カップのレーズンによって血腸癌を含む大腸疾患を予防できることが分かっています。これはレーズンに酒石酸という珍しい栄養素が含まれているためであると考えられています。この酒石酸というのは、数ある植物の中でもぶどうとタマリンドにしか含まれていない貴重すぎる栄養素です。タマリンドはインドで食べられるマメ科のフルーツで、日本では滅多に見かけることはありません。
酒石酸は、数あるぶどう食品の中でも特にレーズンに多く含まれていて、その量は赤ワインの約10倍であることが分かっています。このような豊富な酒石酸が食物繊維と一緒に腸に作用することで血腸癌を予防できるのではないかと考えられています。
またレーズンには緑茶に入っていることで有名なあのカテキンも含まれてい て、胃の中に生息するピロリ菌を駆除する作用まであります。日本人に胃癌が多いのは、このピロリ菌のせいではないかとも考えられていて、実際胃癌に罹患した人の99%がピロリ菌に感染していることが統計から明らかになっています。
さらにレーズンには;ぶどうの皮由来の豊富なポリフェノールによる抗癌効果も期待できます。ぶどうの皮の紫色は、ポリフェノールの仲間であるアントシアニンです。アントシアニンは、ぶどうの果実を強い紫外線から守る働きがあり、高い抗酸化作用を発揮します。レーズンは食品の抗酸化力を示す指標であるORAC値が最も高いグループに入り、その高い抗酸化力によって酸化ストレスが原因となる様々な癌を予防してくれます。もちろんそのような抗酸化作用は、お肌のシミやそばかすを取り除いたり、白髪を予防するなどの美容効果も期待できます。
また、レーズンの効果として貧血を予防してくれる効果があります。私たちは年を取ると赤血球の生産スピードが落ちて貧血になりがちです。貧血予防のためには鉄が大事とよく言われていますが、実は鉄と共に銅もまた血を作るために重要なミネラルの1つです。レーズンにはこれら鉄と銅の2つがたっぷりと凝縮されています。
ちなみにおすすめのレーズンは、イオンで買えるオーガニックレーズンです。レーズンを選ぶ時は無添加であることとオーガニックまたは無農薬であることが非常に重要なポイントになっています。また皮ごと乾燥させるレーズンの性質上、化学的に合成された農薬が使われている場合、ぶどうの皮についた残留農薬をそのまま飲み込んでしまうことにもなります。そのためレーズンは必ず化学肥料不使用のオーガニックのものを選ぶようにしましょう。
欧州オーガニック認証アトランティックサーモン
実は生やスモークで食べるサーモンは健康面ではあまりお勧めしにくい食べ物です。それは生で食べるサーモンの全てが養殖だからです。基本的に天然の鮭というのは、加熱して食べるのが原則で、天然の鮭にはアニサキスを始めとした寄生虫が生息している確率が非常に高く、生で食べるのは食中毒のリスクがあるからです。
そして、一般的な養殖サーモンには餌として様々な添加物が使われています。養殖サーモンの餌に使われている体に悪い添加物には、サーモンを綺麗な赤色に染めるための着色量が有名です。この着色料としてはカンタキサンチンなどがあり、この物質は微量であれば天然にも存在する色素になっています。しかし養殖に使われるカンタキサンチンのほとんどが石油から人工的に作られた合成化合物であると言われています。このような石油由来のカタキサンチンは盲目剥離や視野狭窄といった失明に至るような目の病気を引き起こすリスクがあることが知られています。
日本の法律では、あくまで食品への直接添加がNGであるというだけで養殖サーモンの餌に使われるカンタキサンチンは規制されておりません。そのため養殖サーモンは色が赤いほどに危険な可能性があります。
さらに養殖サーモンでは脂の乗りを良くするために遺伝子組み換えトウモロコシのような穀類が餌として使われています。遺伝子組み替え作物はまだ開発されたばかりで長期的にどんな健康被害をもたらすかが未知数であると言われ ています。
そしてアメリカの研究によると養殖サーモンは天然物よりもはるかにダイオキシン濃度が高く、食べ続けることでIQの低下や死亡リスクの上昇など様々な害をもたらすことが報告されています。また別の研究では、養殖のサーモンは天然物に比べて発がん性のあるポリ塩化ビフェニル(PCP)が10倍以上であるとも報告されています。私たちがPCPを摂取すると皮膚の発疹や色素沈着、免疫力の低下といった有害事象が起こることが確認されています。
しかし、イオントップバリュー欧州オーガニック認証アトランティックサーモンは科学物質を使用しない餌を使うことで養殖サーモン特有のデメリットが徹底的に排除されています。
欧州オーガニック認証を取得するためには、餌として有機栽培されたものを与えなくてはいけなかったり、ホルモン剤の使用が禁止であったりと様々な厳しい条件をクリアしなければいけません。カンタキサンチンについては健康に害のない甲殻類や植物由来の天然のものだけが使用が認められており、養殖密度が徹底的に管理されることでダイオキシン類のデメリットが最小限に抑えられています。
サーモンには、タンパク質やオメガ3脂肪酸が含まれていて、海鮮の中でもその栄養価はトップレベルを誇ります。特にオメガ3脂肪酸は、非常に酸化しやすく加熱した鮭では失われてしまう栄養素でもあるため、サーモンとして生に近い状態で食べるのが理想です。
オーガニック北海道産大豆使用小納豆
せっかく納豆を食べるのであれば良質な国産大豆を使ったものを安心して食べたいですが、イオンの納豆はオーガニックであり、かつ国産そして遺伝子組み換え不使用の完全無添加な納豆です。何よりの特徴は、納豆菌が自然由来で遺伝子変異菌ではないという点です。現在日本で市販されている納豆のほとんどは人工の納豆菌を転化させて発酵することで作られています。
ただし人工の納豆菌だからと言って必ずしも体に悪いというわけではありません。しかし一説には天然の納豆菌の方がアミノ酸の多い納豆が出来上がるとも言われていて、香り豊かな納豆になるというのが特徴です。
こちらのイオンの納豆には、北海道産大豆ならではの素晴らしい健康効果もあります。実は北海道産の大豆というのは他の大豆に比べて大豆イソフラボンの量が多いということが知られています。研究では大豆が成熟する期間の気温が低いほど大豆イソフラボンの含有量が高くなることが分かっています。品種に よっては北海道産の大豆は普通の大豆の最大2倍ものイソフラボンを含むと言われています。ただし、こちら商品は納豆自体はオーガニックの無添加であるとは言え、付属のタレやからしには異性化糖や水飴といった体に悪い添加物が入っています。
オーガニック北海道産大豆使用蒸し大豆
こちらの商品は北海道産100%の有機大豆を蒸して、お塩と有機米酢だけで味付けした無添加の一品になっています。大豆を手軽に丸ごと食べることができることから大豆が持っているあらゆる栄養素を余すことなく摂取することが可能です。
実は、一括りに大豆食品と言ってもそれぞれに大きな栄養上の違いがあります。例えば、豆乳は大豆を絞って作るため大豆食品の中でも比較的食物繊維が少ないことで知られています。また水分がたっぷりの豆腐は意外とタンパク質の量が少なく、100g あたりのタンパク質量では大豆そのものよりも圧倒的に低くなってしまいます。もちろん豆乳や豆腐にはそれぞれのメリットがありますが、やはり大豆の持っている栄養素を存分に生かすためには大豆を丸ごと食べて頂くのが一番です。
そこでお勧めしたいのが大豆を丸ごと使っている納豆です。また納豆は体に蓄積しやすい脂溶性のビタミンKが非常に多くなっているため、1日2パック程度に留めておくのが良いでしょう。この納豆に変わる大豆食品としてお勧めできるのが蒸し大豆です。蒸し大豆には豆乳で失われてしまう食物繊維や豆腐にかけているタンパク質など、あらゆる栄養素がぎっしりと詰め込まれています。100gあたり15gという圧倒的なタンパク質量を誇る蒸し大豆は、まさに畑のお肉と呼ぶにふさわしいタンパク源であると言えます。
特に健康意識の高い方は、タンパク質量を確保するため食べやすい水煮大豆からタンパク質を摂取していますという人いますが、是非この機会に水煮から蒸し大豆への乗り換えを検討していただきたいです。なぜならは水煮大豆と比べると蒸し大豆の方が圧倒的に栄養価が高いためです。日本食品分析センターの調査によると、タンパク質や食物繊維、大豆イソフラボンといった様々な栄養素において蒸し大豆の方がはるかに優れていることが分かります。特にオリゴ、イソフラボン、カリウムといった栄養素に至っては蒸し大豆は水煮大豆の2倍以上を誇っています。
このように蒸し大豆が圧倒的な栄養化を誇っているのは、蒸気で調理することで水に解けやすい栄養素が流れ出してしまうのを最小限に抑えられるためです。特に大豆イソフラボンは大豆食品からしか摂ることができない貴重な栄養素で、お肌の若々しさを保つなどの働きがあります。
オーガニック米こうじ味噌
納豆や醤油と並ぶ大豆食品といえば味噌です。このオーガニック味噌は、有機大豆と有機米、そして天然塩だけを使ったオーガニック無添加味噌になっています。こちらの味噌の材料は残念ながら国産ではないものの遺伝子組み換え大豆とは完全に分けて管理されているため安心して食べることができます。
さらに食塩として精製塩ではなく天日塩が使われています。またパッケージに25%減塩と書かれていますが、多くの減塩味噌と違い、塩を減らした分を化学調味料で補ったりはしていません。また天日塩を使っていることで血圧の変動を抑え、ミネラルによって様々な健康効果をもたらしてくれます。
麹の花・無添加オーガニック玄米味噌
正しい味噌選びのポイントは、①大豆、麹、塩のみを使った無添加であること、②パッケージに空気穴があること、③オーガニック大豆を使用していること、④玄米麹を使用していること、この4つを満たす味噌を選ぶことです。
まず化学調味料は味噌に偽の旨味を出すために加えられる合成添加物の1つであり、私たちの味覚を狂わせて加工食品の依存を引き起こしてしまう恐れがあります。また化学調味料を使って作られる味噌は、製造の過程で高熱で処理されているため、味噌の中の大切な酵母菌が死んでしまいます。そのため大豆、麹、塩のみを使った無添加であるというのは味噌選びの大原則です。
そしてパッケージに空気穴がちゃんと開いているかどうかも重要なポイントです。味噌の添加物として酒精(アルコール)が入っていないことが重要です。味噌は発酵食品のため放っておくと酵母菌が発生するガスによってパッケージが膨張します。このような自然な発酵を流通の事情で止めるために添加されているのが酒精です。酒精が加えられていることは発酵が止まってしまった味噌であると言えます。一方で酒精のような余計な添加物が入っていない本物の生きた味噌は、流通後も発酵が進んでいくためパッケージに小さな穴が開いています。この小さな穴こそが天然の無添加味噌の中で酵母菌が活発に働いている証です。
そして味噌を買う際にはオーガニック大豆を使用したものを選ぶというのも大きなポイントです。オーガニック大豆であれば化学肥料や遺伝子組み替えのリスクがないため安心できます。
そして最後に、できれば玄米麹を使ったものを選ぶことができれば良いと言えるでしょう。麹は味噌を発酵させる際になくてはならないものです。味噌に使われる麹は米麹が有名です。確かに米麹味噌も十分体に良いのは間違いないですが玄米麹であればさらに体に良いです。玄米には白米の6倍以上の食物繊維が含まれていて、その他にもビタミンやミネラルなど様々な栄養素が豊富です。
オーガニック&フェアトレードダークチョコレート(カカオ80%)
健康のために砂糖を始めとする糖分はできる限り避けるというのは今や常識になりつつあります。砂糖には肥満を引き起こすだけでなく脳を狂わせてうつ病 の原因になったり、AGEsを発生させてお肌の老化の原因になるなど、私たちの健康にとってあまりにデメリットが多すぎます。
しかし、たまには甘いスイーツが食べたくなる、そんな時に食べていただきたいのがダークチョコレートです。この商品はカカオ80%のダークチョコレートであること、全ての原材料がオーガニックであること、フェアトレード製品であること、非常に体に良いカカオニブが入っていることなど体に良いチョコレートが満たすべき全ての条件をクリアしています。
ちなみにチョコレートのうちカカオの含有量が50%以上のものをダークチョコレートと呼びます。しかしカカオが50%から70%程度のものは砂糖や乳脂肪分が多く、それらのデメリットが大きいと言えます。しかしカカオ含有量が80%にもなればカカオの持つメリットが圧倒的になります。
ダークチョコレートの健康効果のほとんどが原材料のカカオに由来しています。30日間にわってカカオ90%のダークチョコレートを被験者に食べてもらった実験では、カカオ含有量の低いミルクチョコレートを食べた被験者に比べて優位に血圧が改善したことが分かりました。さらに別の研究ではダークチョコレートを日頃から食べることで悪玉コレステロールの値が改善することが示されており、ダークチョコレートは心筋梗塞や脳梗塞といった致死的な病気のリスクを下げてくれると考えられています。またダークチョコレートは甘いお菓子であるにも関わらず血糖値を改善してくれるメリットもあります。ダークチョコレートに含まれるカカオ由来の良質なポリフェノールには、膵臓からのインスリンの分泌を助けてくれる作用があるとされています。
さらにメンタルを安定させる効果もあります。砂糖たっぷりの甘いお菓子は、うつ病の原因になってしまう恐れがありますが、その一方でカカオ80%以上のダークチョコレートは、日頃の生活で発生してしまう精神的苦痛を和らげてくれることが研究で実証されています。被験者に3週間70%と85%のダークチョコレートを食べてもらった実験では、85%のダークチョコを食べた被験者は、70%を食べた人よりも大幅にメンタルが改善したことが確認されています。これは85%のダークチョコレートに含まれる食物繊維やポリフェノールによって、腸内環境や脳の炎症が改善したためであると考えられています。
また、知っておきたいのがチョコに含まれているカカオニブという物質の健康 効果です。カカオニブは、カカオ豆を砕いたものと言えます。カカオニブには自然なままのカカオが持っている栄養素が詰め込まれていて、昨今では スーパーフードと呼ばれ注目されている食べ物ものです。
カカオニブの持つ健康効果の鍵がリグニンという食物繊維です。リグニンは、カカオが持つ不溶性食物繊維の1つですが、ただの食物繊維のように便の傘を増してくれるだけでなく腸の蠕動を促してくれる作用があるとされています。さらにカカオにはテオブロミンという珍しい栄養素も含まれています。テオブロミンは、脳内の幸福ホルモンであるセロトニンを増やして安心感を増してくれる作用があり、ダークチョコレート自体のメンタル安定効果をより倍増してくれることが期待できます。
天然だしパック(かつお味)
安物のだしは、例えば化学調味料、タンパク加水分解物、人工酵母エキスなどの合成添加物が使われています。注意しなければいけないのはパッケージの食品表示の部分に化学調味料ではなく、調味料(アミノ酸等)と書かれているものです。アミノ酸は、タンパク質を構成する重要な栄養素のため、むしろ体に良いというイメージを持ってしまうかもしれません。しかしここで言うアミノ酸は化学的に抽出、合成された人工的な化学物質にほかならず、お肉やお魚に含まれている天然のアミノ酸とは別物です。
またタンパク加水分解物はさらに危険な添加物で、化学調味料と同じく食品に旨味を付け加えるために添加されていますが、発がん性が指摘されています。タンパク加水分解物は、その名の通りでタンパク質を加水分解することで作られますが、その過程でクロロプロパノール類という発がん性物質が生成されることがあります。このためEUでは使用制限が定められています。
そして最後の酵母エキスもまた食品に旨味を付け加えるために添加され、しばしばカップラーメンのような超加工食品に使われます。酵母エキスは酵母に似た名前ですが、全くの別物で遺伝子組み替えやアレルギーなど様々なデメリットが指摘されています。
そしてこれら全ての人工旨味成分によって作られた偽物の出しこそが市販のだしの正体です。このような偽物のだしを食べていると脳がそのような人工的で刺激的な味に慣れてしまい、天然の食材が持っている本来の旨味が分からなくなってしまいます。こうして体に悪い加工食品ばかりが美味しく感じるようになり、加工食品依存症になってしまい、体調を崩してしまう現代人が後を立ちません。
イオンの天然だしパックは、カツオ、サバ、イワシ、昆布だけを使った100%国産の無添加だしになっています。嬉しいポイントが無漂白ペーパーを使用したTバックタイプであるところです。
オーガニック素焼き3種のミックス
有機アーモンドと有機カシーナッツ、そして有機クルミだけを使用した完全オーガニックのミックスナッツになっています。ミックスナッツの特徴が、植物油不使用の素焼き、食塩不使用の100%無添加、クルミが入っていることです。
植物油と一言で言ってもいろんな植物油があり、しばしば安物のナッツに使われているのがサラダ油です。後ろの成分表示は、植物油と書かれている安いナッツやジャンクフードが多く、これらのサラダ油はトランス脂肪酸が含まれて いる恐れがあります。さらに加熱することでヒドロキシノネナールという有害な物質に変化することが知られています。ヒドロキシノネナールは認知症のリスクを上げてしまうことが研究によっても明らかになっており、健康のためには絶対に避けるべき物質です。
一方で、良質なナッツにはたっぷりの不飽和脂肪酸が含まれています。こちらの不飽和脂肪酸は、同じ植物油という名前ですが、健康的な植物油で私たちの血液をサラサラにしてくれたり、心臓の健康をアップしてくれるなど様々な効果があります。また市販のナッツの多くは大量の塩が使われており、塩には依存性があり、大量の精製塩は血圧を上げたり、むくみを引き起こしてしまいます。
またこのミックスナッツは、ビタミンEたっぷりのアーモンド、不飽和脂肪酸 たっぷりのピスタチオなど様々なものが入っていますが、中でもクルミが持っている健康効果は絶大です。数あるナッツの中でもクルミは、オメガ3の量が圧倒的に多く、僅か28gのクルミから1日に必要な量のオメガ3脂肪酸を摂取できると言われています。この1 袋で1日に必要なオメガ3脂肪酸を簡単に補えます。
さらにナッツは、ほとんどが輸入品ですが、その性質上カビやすい特徴があります。またポストハーベストと言って収穫後に農薬が散布されるケースが多く、ポストハーベストは栽培中の農薬と違い、食品にそのまま残留します。これらの点でオーガニックのナッツは有毒な農薬や防カビ剤が使われていない上に、カビの検査が徹底されています。
オーガニックトマトジュース
数ある野菜の中でも圧倒的なリコピンを誇るトマトは、同じくリコピンが多い野菜として知られている人参の118 倍です。リコピンには様々な癌を予防してくれる効果やお肌に色素が沈着してしまうのを防ぐ効果など、私たちの全身を 老化から守ってくれる素晴らしい効果があります。
しかし、トマトの皮や種に大量のレクチンという物質が含まれています。このレクチンは植物毒とも呼ばれ、植物が私たち捕食者である動物を攻撃するために持つ毒であると考えられています。そしてレクチンは、それを食べることによって私たちに下痢を始めとする様々な症状を引き起こしてしまいます。
しかし、トマトジュースは皮や種ごとミキサーして作られるものと、皮を取り除いて作られるものがありますが、いずれの場合も殺菌のために加熱処理が行われています。この加熱処理によって植物毒である有害なレクチンが除去されます。さらにトマトを1から2分間温めるだけでリコピンは4倍にも増えると言われています。
ただし、トマトは数ある野菜の中でも農薬をたくさん使うことで有名で、2021年のアメリカ環境保護NPO団体の調査によると、残留農薬の多い農作物ランキングのワースト12位にランクインしています。こちらのトマトジュースであればオーガニックのため農薬のデメリットを気にすることなく飲むことができます。
オーガニック鹿児島県産緑茶
この緑茶は、鹿児島県産の国産オーガニックの茶葉だけを100%使用しています。実は鹿児島は、有数のお茶の産地になりつつあります。鹿児島はお茶の生産地としての歴史は確かに浅いですが、桜島の火山灰でできた水捌けの良い土壌や豊富な日射量を誇る温暖な気候など、お茶を栽培する条件が揃っています。そのため、鹿児島はお茶の栽培地として注目を集めており、生産量では静岡県についで第2位を誇るお茶の産地となっています。
鹿児島茶の特徴は、その圧倒的なカテキンとアミノ酸の量になります。鹿児島は日射量が多いため、そこで育てられたお茶はカテキンが増加しやすいことが知られています。さらに収穫前に寒冷紗という黒い布を被せる独特の栽培法によってアミノ酸の量がアップするのも特徴です。そのため鹿児島茶は健康効果が高いだけではなく、苦みと甘みの調和の取れた独特の香りが特徴になっています。
私たち日本人は、外国産は危険で国産ならば安心だと考えがちですが、実は様々な面で日本の食品の安全基準は緩すぎるということが知られています。例えば、ペットボトル入りの緑茶からネオニコチノイド系農薬が検出されたことが報告されています。ネオニコチノイド系農薬は強力な殺虫効果のある物質で、神経毒性が強いことから私たちの人体に悪影響がある恐れが懸念されています。お茶は、熱湯で抽出するため茶葉表面に付着した残留農薬がお茶の中に溶け出してしまうためです。しかし緑茶はコーヒーに匹敵するほどの健康効果があるとして世界的にも注目されています。確かに緑茶には血糖値を下げたり、血液をサラサラにすることであらゆる生活習慣病を予防してくれる効果が科学的にも実証されています。
新潟県産コシヒカリの玄米がゆ
数ある健康法の中で、これだけは絶対に実践していただきたいのが、主食の白米を玄米に置き換えることです。白米やうどん、パンといった白い炭水化物が体に悪いことは今や世界の常識になっています。日本人の食生活を調査した研究では、日本人は平均して1日あたり茶碗1.85杯分のご飯を食べています。そして45歳から74歳の日本人男女およそ6万人を調査した別の研究では、白米の摂取量が1日3倍以上の人は、糖尿病のリスクが1.48倍になるという結果も出ています。
ただし、白い炭水化物は健康のためには絶対に避けなければいけない食べ物とはいえ、最近では炭水化物の重要性も見直されてきています。過剰な糖質制限は逆に体に悪いことも分かってきており、動物実験によると糖質制限をしたマウスは、通常食を食べたマウスよりも老化の進行が30%速くなり、平均寿命が最大25%縮むことが分かっています。また日本人8万人を9年間に渡って追跡した大規模な研究によると、極端な低炭水化物食を食べていた人は癌による死亡リスクが1.48倍上昇することも報告されています。つまり健康のために白米を食べるのはNGですが、一方で極端すぎる糖質制限もNGです。
そこで主食を玄米に置き換えれば、必要な分の炭水化物を取りつつも血糖値を上げてしまう糖質のデメリットを最小限に抑えることができます。食後の血糖値の上がりやすさを示すGI値では、白米が80 程度であるのに対し、玄米はわずか55です。また玄米には血糖上昇を抑える他にも、良質な食物繊維やビタミンミネラルによって様々な健康効果が期待できます。ただし玄米は食物繊維が豊富な分、白米に比べてやや消化が悪いというデメリットもあります。そのデメリットを解消してくれるのが玄米がゆです。
オーガニックきな粉
これはアメリカ産の有機大豆を100%使用した国内製造のきなこで、直火式焙煎という方法で入りあげているため、非常に香ばしい香りを楽しむことができます。きなこは大豆を丸ごと粉砕して作られるため、大豆を食べるのと全く同じ健康効果が得られます。
オーガニック冷凍ブロッコリー
数ある野菜の中でもトマトと並んで健康効果がある野菜として有名なのがブロッコリーです。実はいくつかの野菜や果物に限っては、むしろ冷凍の方が体に良いということが知られています。ブロッコリーも冷凍によって栄養化が高まる野菜の1つです。ブロッコリーは冷凍することによってビタミンCやルテインといった抗酸化物質がアップすることが分かっています。
国産おにぎりのり
私たち日本人は食物繊維の不足が顕著ですが、特に足りていないのが水溶性食物繊維になっています。水溶性食物繊維は主に海藻類に多く含まれており、海藻からできている海苔には、水溶性食物繊維が含まれています。また海苔には水溶性食物繊維以外にも甲状腺ホルモンの材料となるヨードや海水由来の良質なミネラルなど普段の食事からは摂りにくい栄養素が含まれています。
【本コラムの監修】
・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。