東洋医学で診る、シミがでやすい人

東洋医学で診る、シミがでやすい人

よく言われているのが、「顔はその人の内臓状態を映す鏡」です。東洋医学では〝肝〟が弱ってくると血が滞り、シミが出やすくなると考えます。この東洋医学で言う〝肝〟と西洋医学で言う〝肝臓〟は、似ているけれど非なるものです。

この肝は、主に2つの大きな働きがあります。それが、疏泄(そせつ)機能と蔵血(ぞうけつ)機能です。

前者は、「気」を身体のすみずみまで行き渡らせる機能で、後者は、血をコントロールし、身体が必要としている場所に血を分配する機能です。

〝肝〟の調子が悪くなると

〝肝〟の調子が悪くなると「気」の流れが悪くなり、主に3つの症状が表れます。

一つが、気の不足が起こす症状で、疲れやすくなり、免疫力が低下する、だるさが溜まるなどです(気虚)。二つ目が、気がスムーズでなく滞る状態で、ストレスやお腹や胸が張り、痛む感じになりやすいなどです(気滞)。三つが、気が体の中で上昇して、イライラや怒りやすくなったり、めまいや不眠などの症状を引き起こすことがあります(気逆)。

一方で、肝は全身から老廃物を集めてきた血をキレイにし、心身の活動が低下する夜間には、血を整えて、栄養を与えます。しかし血の巡りが悪くなると、肌のターンオーバーに必要な栄養か不足し、肌がカサカサしてシワになったり、シミが沈着します。

要注意な生活習慣

次の様な生活習慣に当てはまる方は〝肝〟の働きが弱くなりやすいので、要注意です!

  • 夜にきちんと睡眠を取らない
  • イライラ、怒りっぽい
  • 気分が落ち込みやすくクヨクヨしがち
  • PCやスマホをよく使い、目を酷使
  • 緊張感の多い生活を送っている

もし、当てはまる項目があれば、肝を整える養生が必要です。まずは深呼吸をして、たくさん笑い、ストレスを溜めないといったことも非常に効果的です。

ツボで流れを整える

肝の働きに関係するツボを、親指で軽く押すことで、心と身体の緊張をほぐしてあげましょう!

太衝(たいしょう):脚の親指と、人差し指の骨の間のくぼみにあるツボ

太衝(たいしょう)

三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上に位置するツボ

三陰交(さんいんこう)

【本コラムの監修】

HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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