新月と満月の東洋医学

    新月と満月の東洋医学

    月の満ち欠けが体調に影響を及ぼすと考えられています。東洋医学では人と自然は大きく関係しており、中国医学の黄帝内経には、「月の満ち欠けが人体に影響を与える」と書かれています。また患者の治療法については、「天と地にはその巡り方に法則がある。その天光(太陽・月・星)に合わせるべき」とあります。

    例えば太陽については、1年を太陽の位置で分ける二十四節気、それに従った体づくり、鍼の刺し方が指南され、月についても同様な法則があります。

    満月(まんげつ)は夜にしかでない「完全な丸い形の状態の月」のことです。

    新月(しんげつ)は昼にしかでない「何も見えない状態の月」のことです。

    月と太陽の間に地球が一直線に並んだ状態が満月で、地球と太陽の間に月が並んだ状態が新月です。


    新月 ( 天文学 ) – 徒然随想録 – Yahoo!ブログ

    新月は、地球(昼)から月を見たときに太陽からの光が当っていないので見えないのです。

    2022年の新月カレンダーは以下になります。

    2022年新月
    4月4月1日 (金)15:25
    5月5月1日 (日)5:28
    6月6月29日 (水)11:53
    7月7月29日 (金)2:55
    8月8月27日 (土)17:18
    9月9月26日 (月)6:55
    10月10月25日 (火)19:49
    11月11月24日 (木)7:58
    12月12月23日(金)19:18

    そのような法則の中で、体調については、満月では気血が充実して、肉体が堅く引き締まります。新月では、気血の動きが鋭くなり、体表を守る力も巡りやすいと考えます。つまり満月と新月でケア方法に違いがあり、満月では溜まった気血を巡らせるケアをし、新月では、体調を整えるケアを行います。

    月の状態ケア方法
    新月から満月の時満月に向かい、少しずつ体のエネルギーが増えて、全身を気が巡り始め、体調も上向きます。様々なものが満ちていくので、不足を補うような体のケアは不向きです。
    満月の時補いすぎると気血が浮き上がってあふれ、鬱血や気分のつまりが生じます。溜まっているものを流し巡らせる方法が必要になります。
    満月から新月の時満月でエネルギーが充満し、活発に活動した後は回復させる循環ケアが必要です。
    新月の時  さまざまなものが動いているので、気血などを強く動かすようなケアは不向きです。動かしすぎると、エネルギーである気が消耗し、臓腑が弱ってしまいます。

    これをどうやって応用する??

    月の満ち欠けと体調の関係性を知ることで、体の調子を整えるタイミングがわかります。例えば、ダイエット。

    満月の頃は蓄えて充実する傾向があるので、なかなか体重が落ちません。逆に新月の頃は、循環がよいので体重が落としやすいタイミングです。一方で吸収する力が最大限に強まりますので、暴飲暴食は要注意が必要です。この時期は、溜め込む力が強く、むくみやすく太りやすい時期です。

    スキンケアはパックや美容液など普段より少しスペシャルなケアを行うと◎

    新月の過ごし方

    【Body】
    新月は不要なものを排泄しようという働きが高まる時。体内の浄化や解毒(デトックス)に取り組むのに適しています。水分をたくさん摂りましょう。肌は乾燥しやすくなるのでパックや美容液などでしっかりと保湿してください。また、悪い習慣を断ち切るのにも適していますので、新しい目標を立てるのも良いです。例えば、禁酒や禁煙をスタートする!など。

    【Mind】
    今までの活動がひとつ実ったり、転機や始まりを迎えます。インスピレーションが冴えて、決心したことが現実化しやすい時です。新たなものを取り込むために、部屋を掃除したり、静かに瞑想したりして、身の回りの空間や心の中をクリーンにしておきましょう。岩盤浴や半身浴、鍼治療など血行を良くすることがこの時期は特に適しています。

    東洋医学に診る、デトックス

    東洋医学では、体内の毒素や老廃物を『三毒』と呼び、「食毒・水毒・血毒」の3つの種類に分けています。

    食毒添加物、農薬、薬など以外にも、消化不良による食べ物の腐敗、胃腸の汚れ、便秘などで便が停滞することによる毒など。
    水毒水分が体内に滞り、代謝がうまくできていない状態で、溜まった水分が浮腫みなどを引き起こす
    血毒血不足、ドロドロ、血行不良による毒

    私たちの体には、有害物質を取り除く機能である肝臓や腎臓があります。しかしこれらの働きが悪くなり、体内から毒素や老廃物を排出されにくくなると体にどんどん蓄積されていきます。特に体に害を及ぼす重金属や化学物質がアレルギーなどを引き起こす原因になっているとも言われています。

    そのためにデトックス「解毒」しようとなるわけですが、実は汗をかいてもデトックスされないということが分かっています。その研究によると大量に汗をかいたとしても体内に取り込まれた有害物質の1%すら排出されないという結果になっています。本来のデトックスは排尿や排便のみで行われており、その比率は排尿20%、排便75%以上を占めています。

    そのため、老廃物や有害物質を排出するために肝臓や内蔵の働きを整えること、特に腸内環境を整えることがデトックス本来の姿です。

    女性ホルモンと月の関係

    月の満ち欠けには大きく分けて満月、下弦の月、新月、上弦の月があります。一方で女性ホルモンにも月経期、卵胞期、排卵期、黄体期があります。女性の月経周期は平均すると29日前後と言われており、新月と満月の周期とほとんど同じです。つまり女性ホルモンによる月経周期は、月の満ち欠けに大きく影響を受けていると考えられます。このように潮の満ち引きと同じように、60~70%が水分でできている体は、月の引力の影響を同じように受けているのです。

    体質改善を行いたい方、ご不安な方、ハリニーではお一人おひとりに合った治療を行っております。ぜひご相談ください。

    【本コラムの監修】

    恵比寿院長

    HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

    ・経歴
    大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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