美と若さの新常識、シナモンで若返り

    美と若さの新常識、シナモンで若返り

    美と若さを保つ上で重要なのは血管です。特には毛細血管!資生堂の研究では、毛細血管とコラーゲンは深く関わっていることが分かっています。コラーゲンは、18種のアミノ酸から構成されていて、お肌では真皮にある線維芽細胞から生み出されます。

    資生堂のプレスリリースによると、血管を強化し、血流を改善することは、真皮幹細胞にとって良質な環境を整え、コラーゲンを生み出す力を高めることにつながり、お肌の弾力が十分ある部分では毛細血管は太く、密度も高く存在していることが分かっています。このように毛細血管は、私たちの細胞へ元気を届ける重要な役割をしています。したがって、美と若さに非常に関係があります。

    また、医療や化粧品業界でも血管の中で一番注目しているのも毛細血管です。なぜかというと、毛細血管は意外に簡単に修復してくれるものだからです。だから努力をすればするほど、若返る。それが見た目にも跳ね返ってきます。ちなみに、血管の全体を100%すると、毛細血管の割合は99%になります。太さは5〜10マイクロメートル、1mmの約100分の1。女性の髪の毛1本の約10分の1の細さなんです。

    こんなに細い血管の中で、細胞や組織のすみずみにまで、酸素や栄養素を届ける役割を担っています。しかし、血管の機能が低下すると、身体のすみずみにまで酸素や栄養素が行き渡らなくなり、細胞の機能が低下します。

    毛細血管が減少する理由

    毛細血管が減少する理由のひとつが加齢です。45歳頃を境に新陳代謝が衰えていきます。そのため、毛細血管も急速に老化が進み、また新しく血管がつくられる数も減るので毛細血管も減少していきます。また甘いものを摂りすぎると体内でAGE(糖化最終生成物)が蓄積し、血管の壁細胞を傷つけます。

    傷ついた毛細血管は、睡眠中に修復されるのですが、睡眠不足が続くと、傷ついた血管が修復されません。同じく、ストレスや喫煙、多量の飲酒、紫外線によって体内が酸化すると、細胞が傷ついて組織が劣化して、老化が進みます。結果として、毛細血管が減少するときには、細胞が、徐々に緩くなっています。そうすると、肌にハリがなくなりますので、毛細血管がまっすぐ立っていられないという状況になります。

    血管が弱くなる習慣

    私たちの体には37兆個ほどの細胞があり、それらすべてが活動し続けることによって健康でいられます。そのためには酸素、栄養、水分が細胞すべてに届けられる必要があり、それらを運んでくれるのが血液です。また血液は細胞から排出された二酸化炭素や老廃物を回収する役割を担っています。この重要な血液が通る道が血管であり、この血管が弱っていたら食事の栄養素を届けることができません。

    また、血管はこれらの酸素や栄養素を運ぶだけでなく、ホルモンも運んでいます。例えば血糖値を下げるインスリン、睡眠を促進するメラトニン、精神を安定させて幸福感をもたらすセロトニン、やる気を引き出すドーパミンなどがあり、これらのホルモンを全身に届けて、体のリズムを整える重要な役割があります。その他にも免疫力を上げるためには血流をよくして、血管を丈夫に保つことが最も重要です。

    もし、「冷え」に悩まされているなら、熱エネルギーを運ぶ血液が巡っていない原因として血管が弱っている可能性があります。また外見からも血管が弱っていると見極められる症状があります。太ももの裏側やふくろはぎの裏に、ミミズのように張っている血管が多くあると、かなり血管年齢が高くなっています。まずは血管が弱くなる原因を理解しましょう。

    歯周病

    口の中に悪い菌が沢山存在していると血管の老化が起こってしまうということが最近分かってきています。私たちの口の中には沢山の細菌が存在しており、その多くは虫歯菌や歯周病菌などの私たちの歯の健康を脅かす菌です。中でも特に厄介な存在が歯周病菌です。近年、歯周病菌が引き起こす歯周病が様々な全身疾患を引き起こすきっかけになることが判明しています。

    例えば、歯周病菌によって糖尿病のリスクが上がってしまうことが分かっています。そして糖尿病のように血糖値が上がった状態が長期間続いてしまうと、全身の血管に負担がかかり、全身の血管がダメージを受け、様々な血管障害が引き起こされてしまうことが分かっています。アメリカでの調査によると歯周病患者が糖尿病になる確率は、歯周病でない人の約2倍とされています。さらに歯周病を患っている人は、糖尿病と診断されるほどの高血糖ではなくても平均血糖値が高い人が多いということも明らかになっています。それは歯周病菌が出す毒素の影響で作られる炎症物質サイトカインが、血管を通して全身に放出され、インスリンの効き目が悪くなり、血糖値が上昇し、その結果糖尿病のリスクが高まると考えられています。

    また、歯周病菌が血管の老化である動脈硬化に関わっている可能性も指摘されています。動脈硬化の病巣から歯周病菌が検出されており、5種類の歯周病菌が 動脈硬化を起こしている血管から見つかっています。歯周病菌が動脈硬化を引き起こすメカニズムは、歯周病菌が死肉から血管内に侵入、そして炎症性物質サイトカインを作り出します。このサイトカインによって血管に炎症が起こり、そして血栓ができて動脈硬化が進むと推測されています。

    一方で、歯周病菌は血管に悪影響を与える以外にもアルツハイマー病や脳卒中、心筋梗塞など様々な病気にも関連しており、さらには脳の老化にまでも大きく関わっていることが近年次々に明らかになっています。またこれまでは食べ物などと一緒に飲み込んだ歯周病菌は、胃液によって殺されると考えられてきましたが、一部は生き残って腸まで届き、腸内環境を乱し、様々な体調不良の原因になることも指摘されています。

    糖質の摂り過ぎ

    お菓子とか甘いものを全く食べていない人であっても、毎日の主食によって血糖値が高い可能性があります。特に現代の主食は精製されたものが多く、食物繊維をほとんど含んでいません。例えば白米は小さな茶碗一杯150gで約50gの糖質を含んでいます。1日3食で、それだけで165Gの糖質を摂取しています。因みに1日あたりの糖質摂取量の目安は240gとされています。ただし実際はもっと糖質を減らすべきであると主張している論文は数え切れないほどあります。

    そのため、例えば夜ご飯だけは主食を抜くなどといった工夫をし、同時に野菜や魚介類、肉類などの糖質の少ないものをもっと食事に取り入れていけば、自然と糖質の量を抑えることができると思います。こういったことをコツコツと実行することで血管の老化を防ぎ、血管の健康を守っていくことができます。

    お酒(アルコール)を飲む

    習慣的にお酒を飲む方は血圧が高くなり、慢性的に血圧が高い場合には、血管に常に負担が掛かり、血管の壁にダメージ加わり、血管の柔軟性が失われて硬直し、動脈硬化の原因にもなります。またお酒は少量でも死亡率が上昇することが大規模な研究によって結論付けられています。過度な飲酒は、肝臓の機能低下、栄養素を分解する機能も低下、血中の中性脂肪が増加、血液がドロドロになり、血管の老化が促進してしまいます。

    長期的なストレスを放置する

    ストレスが健康に悪いというイメージはあると思いますが、思っているより遥かに健康に悪く、慢性的なストレスは健康や体調に悪影響を与えています。また血管を健康に保つ上でもストレスを解消することが非常に重要です。

    ストレスも血管を弱らせる要因の一つであり、ストレスによって身体は緊張状態になり、体全体の筋肉にエネルギーを運ぼうとして心臓が常に働き、血圧が上昇します。またストレスに戦うために必要な栄養補給を優先するため、体の末端部分には十分な血液が行き渡らなくなり、手足の冷えにつながります。長期的なストレスに晒されるとインスリン抵抗性につながります。インスリン抵抗性は、体がインスリンの効果になれてしまい、血糖値が高くなってしまいます。この血糖値が高い状態によって細い血管など、全身のあちこちで血管が傷つき、様々な病気を招いてしまいます。さらには細い血管だけでなく、長期的には太い血管まで影響して命に関わるような重大な疾患にもつながりやすくなります。

    特に適度なストレスや一時的なストレスではなく、慢性的なストレスが悪いストレスです。人間関係に悩む、常にプレッシャーを感じるなどの慢性的なストレスにそもそも私たちの体は対処するようには出来ていません。

    私たちの祖先は、猛獣に襲われて危機を脱するために、副腎からコルチゾールが分泌し、血圧や血糖値が急上昇してエネルギーを生み出す仕組みが体には備わっています。このように一時的な大きなストレスによって火事場の馬鹿力を発揮するように体の仕組みがありますが、現代のように長く続く慢性的なストレスには対処できず、副腎は常にコルチゾールを分泌して働き続けることになります。休むことなく働き続けた結果、機能が低下して、副腎疲労という状態になり、脳と体にダメージが蓄積し、免疫システムの異常による炎症、メンタル疾患、全身の血管への悪影響が及ぼされます。

    慢性的なストレスによってコレステロールや活性酸素が増加し、血管にダメージが及びます。またストレスによって赤血球同士がくっつきやすくなり血液がドロドロになります。また交感神経が過剰に働き、血管が収縮、血圧が上昇して血管がダメージを受けます。

    精神的な疲労

    精神的な疲労を取り除いてやることが血管を健康に保つ上でも非常に重要です。例えば、精神的な疲労やストレスによって血流が悪化し、血管に害がもたらされ、その結果心筋梗塞のリスクが増加してしまう研究があります。例え一時的なストレスであっても心筋梗塞のリスクは1.4倍ほどになり、慢性的なストレスの場合のリスクは2倍に跳ね上がることが確認されています。

    一般的に、喫煙や高血圧、コレステロールが高いといった状態は心筋梗塞のリスクを高めるということが知られていますが、ストレスもこういったものに匹敵するレベルで心筋梗塞のリスクを高めてしまうということが研究によって 明らかになっています。例えばストレスによって、自律神経が乱れ、その結果血流が悪くなったり、筋肉が硬くなってしまうことで血流が悪くなるという理由が考えられます。

    野菜中心の食事

    極端に野菜中心に頼りすぎた生活は、血管にとって重要であるタンパク質が不足します。血管は筋肉でもあり、タンパク質を栄養源としています。多くの方が間違った知識から肉や油を控えるようになった結果、血管が栄養不足に陥り、弾力が失われ、硬くなってしまうことで様々な症状を引き起こします。いずれにせよ、野菜もタンパク質も十分な量を摂取することが必要です。

    自律神経と睡眠の乱れ

    自律神経の大切な働きの中でも特に重要なのが血流の流れをコントロールする役割です。自律神経は交感神経と副交感神経の2種類がありますが、交感神経が働くと血管は収縮して狭くなり、血管内を流れる血液の量が少なくなります。 逆に副交感神経が働くと、血管が拡張して血液がスムーズに流れるようになります。

    自律神経が整っていれば、この収縮拡張が交互にバランス良く行われることで 血流が良くなり、質の良い血液が細胞の隅々まで届けられます。しかし自律神経が乱れると血流が悪くなるため、体のあちこちに不調が現れ始めます。そして現代人はストレスを多く抱えており、さらにスマホやネットなど交感神経を刺激するものが周りに沢山溢れています。そのため交感神経が過剰に活性化してしまう傾向にあります。

    一方で睡眠は血管にも非常に大きな役割を与えています。睡眠の質が悪い、睡眠時間が足りないなどによって、血管が十分に休むことができず疲労し、老化へと繋がっていきます。さらに寝ている間に成長ホルモンという細胞を修復したり、疲労を回復させてくれるホルモンが出ます。このホルモンによって傷ついた細胞も修復されますが、成長ホルモンが十分に分泌されないと血管の修復などがスムーズに行かずに血管の老化が加速してしまいます。

    糖質と炭水化物でお腹ポッコリ

    年齢とともにポッコリお腹が気になる方は、それは内臓脂肪を溜め込んでいるからです。内臓脂肪は肝臓や腸などの臓器の周りにある体脂肪であり、内臓の位置を固定する役割があります。内臓脂肪の蓄積と動脈硬化には密接な関係があり、内臓脂肪が蓄積するとアディポネクチンという動脈硬化を防いでくれる物質が減少し、その結果全身の血管に負担が掛かり、血管が老化し始めます。また内臓脂肪は、高血糖、糖尿病、高血圧、がん、認知症、加齢臭を引き起こす原因になると言われています。ちなみに寝る前の食事は体の構造上、食べたものが内臓脂肪として溜め込まれやすくなります。

    内臓脂肪を落とす方法は、糖質制限と低炭水化物ダイエットです。内臓脂肪を激増させるのは糖質と炭水化物であり、太る原因を減らすことが第一です。研究では、太り過ぎの男女69人に8週間の炭水化物ダイエットを行なってもらうと、低脂肪ダイエットに比べて、内臓脂肪を10%、総脂肪を4.4%減らせることが示されました。つまり脂肪が太る原因ではなく、糖質と炭水化物こそが太る原因なのです。ただし厳しすぎる糖質制限は失敗の可能性が高いため、白い炭水化物(白米)を茶色い炭水化物(玄米)に変えてみましょう。

    そして中強度以上の有酸素運動が内臓脂肪を減らす効果があることが分かっていますが、まずは散歩やウォーキングなどの軽い運動から初めてみましょう。

    表情筋も大事、血流も大事

    健康や老化の観点から血管の重要性が注目されており、血管の状態がそのまま見た目にダイレクトに影響します。血管が若々しい人は見た目も若々しく、血管が老化している人は見た目も体も老化していきます。実際にも実年齢よりも若々しく見える人は血管年齢が若いということが分かっています。

    例えば、血管の壁が若々しく弾力性に富んでいて、血管が良好な状態に保たれている人は、人体のあらゆる器官や臓器に十分な量の血液を送りこむことができます。その結果、血液を必要としている様々な臓器がいつまでも健康に働き続けることができます。

    私たちの健康にとって血管や血流が極めて重要です。体のすべての臓器や器官を健康に保ち、正しく機能させるベースとなるのが血管です。実際に医学の世界では、血管こそが健康の鍵を握っているという考え方に変わってきています。

    柔らかくてしなやかな健康的な血管を維持することができれば、ほとんど全ての生活習慣病のリスクを下げることができます。これまで血圧が高いから血圧を下げる努力する、血糖値が高いから血糖値を下げる努力をする、肝臓が悪いから肝臓に悪い食べ物は避けるなどと一つ一つの対策に注目してきたかも知れません。

    もちろんそれらも重要ですが、血管は全ての臓器を繋げて全身をコントロールしているのであるから血管さえ健康にすることができれば、当然のことながら血圧も下がるし、血糖値も下がるし、肝臓も良くなることができます。「人は血管とともに老いる」という有名な言葉があるように、血管が老化すると私たちの体も見た目も大きく老化してしまいます。

    この血管年齢が大幅に老け、全身の血管がみるみる老化する悪い習慣があります。健康に気にしている方でも、血管を意識していないのであれば健康に気を使っているとは言えません。血管に関する病気は血管を健康的に保つことで防ぐことができます。

    いつまでも若々しさを保つこと、アンチエイジングの鍵は血管が握っていると言っても過言ではありません。シミやシワ、肌の乾燥、ツヤなどは年を重なるとともに悩みにつながりますが、それでも最大限老化のスピードを遅らせることが可能であることが様々な研究で明らかになってきています。

    自律神経を整えるインナーケア

    美しさを手に入れるために最も大切なことの一つが、血流がスムーズであるということです。あなたが老けて見えてしまうのは、血流が悪くなってしまっているからです。まず血流が悪くなってしまうことで目立つのが肌や髪の状態の悪化です。

    肌のハリは失われ、くすみやシミが気になってきます。髪の毛はパサつきがひどくなり、抜け毛が増えて髪のボリュームが全体的に減ってしまい ます。また血流が悪くなってしまうと体型も下半身に余分な脂肪がついたり、太りやすくなったりして、スタイルも悪くなってしまいます。

    一方、血流が良い人は、肌や髪も艶やかで体型もキュッと引き締まった印象を与えます。血流が悪い状態でいくら美容にこだわったとしても効果は薄いでしょう。

    血流が悪い状態から抜け出すには、自律神経のバランスを整えることです。自律神経の大切な働きが血管のコントロールです。交感神経が優位になると血管は収縮して狭くなり、血管内を流れる血液の量が少なくなります。

    しかし副交感神経が優位になると血管が拡張して、血液がスムーズに流れるようになります。つまり収縮拡張が交互にバランスよく行われることで、質の良い血液が細胞の隅々まで届けられ、内蔵の働きも新陳代謝もスムーズになり、内側から美しくなっていくことができます。これこそが究極のインナーケアです。

    しかし、加齢とともに血管は老化し、硬くなってしなやかさを失っていきます。これが動脈硬化で、動脈硬化が進むと細胞へ栄養が行き届かなくなり、肌はみるみる老化していきます。外側からいくら栄養たっぷりの美容液をつけても一瞬の効果しかありません。内側からの栄養が行き届かないと意味がありません。自律神経を整えるインナーケア、肌にも髪にも体型にも本当の意味で効果を発揮してくれます。

    シナモンで若返り

    シナモンには、血管を強くし、血流を改善することで、からだの細胞を活性化する若返り効果があります。またコラーゲンを作る力を高める(皮膚の弾力性を高める)ことができ、潤いあるお肌の実現につながります。さらに血流が良い人は、角層の水分量とお肌のキメが良いことが研究でも分かっています。

    血流の流れを良くする食べ物の代表がシナモンです。漢方では「桂皮(ケイヒ)」と呼び、古代からアジアや地中海地方では血行促進の生薬として使われてきました。

    このシナモンには、体の冷えを取り除き、血の巡りをよくする成分が含まれています。血流がスムーズになれば、酸素や栄養が細胞の隅々まで行き届きやすくなることで、肌のシワやくすみ、目のクマの改善や、抜け毛や骨が脆くなるのを予防する効果も得られます。

    また、毛細血管は壁細胞と内皮細胞の2層の細胞で構成されていますが、加齢と共に壁細胞(外側の血管)と内皮細胞(内側の血管)の間に隙間が生まれ、その隙間から血液や栄養が漏れ出し、血流が悪くなったり、血管に炎症が起こったりするとされています。

    シナモンには毛細血管のはがれた細胞を再び密着させて漏れを改善し、毛細血管の内側の内皮細胞にあるTie2(毛細血管の元気の源)という分子を活性化してくれる作用があります。その結果、炎症を防ぐことで、動脈硬化などを防ぐことができ、血管を強く、血管をいつまでも若々しく保ってくれます。

    1日0.6gのシナモンでTie2が活性化されるそうですから、お料理や飲みものに毎日一つまみのシナモンを入れるだけで、美と若さを作る血管の健康にできるのは嬉しいですね。

    一方で、シナモンを摂取することで体の冷えを取り除き、体や腸を温める効果が期待できます。またシナモンは血糖値を下げてくれる効果が期待できます。シナモンに含まれる化合物はインスリン抵抗性を改善し、それによってインスリンの効果を高めることで血糖値を低下させてくれるのではないかと研究によって示唆されています。さらにシナモンは炭水化物の分解を遅らせることで、食後に血糖値が急上昇するのを防いでくれることも分かっています。

    ※シナモンのクマリンには副作用があるので、配合が少ないセイロンシナモンがおすすめです。人によってはシナモンに対して、アレルギー反応を示す場合があり、 ひどい場合には、アナフィラキシーショックを起こすことがあります。

    ルイボスティにも、シナモンティと同じようにTie2という分子を活性化することによって血管を丈夫にし老化を防いでくれる働きがあります。さらに血管に良い影響を与えるだけでなく、アスパラチンやクルセチンなどの健康を促進する抗酸化物質が高レベルで含まれています。

    スイカで若返り

    スイカの91%は水分であるため、甘くても血糖値を急激に上げることないため安心して食べられる甘い食べ物です。スイカには、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB5、カリウムなどの不足しがちなビタミンミネラルが豊富に含まれています。そして最も特徴的な栄養素が「シトルリン」と言うアミノ酸です。このシトルリンは血管に非常に良い影響をもたらしてくれるアンチエイジング効果の高い果物です。

    シトルリンは、体内で必須アミノ酸のアルギニンに変換され、シトルリンとアルギニンはどちらも一酸化窒素の合成に重要な役割を果たします。この一酸化窒素には血管をしなやかにして、血管の老化を防いでくれる効果があります。私たちの血管の最も内側にある血管内皮細胞は、普段は一酸化窒素をつくりだして血管を柔らかくしなやかに保ってくれています。それによって高血圧や動脈硬化の予防、血栓がつくられるのを抑える働きがあります。

    しかし、加齢とともに血管内皮細胞の機能が衰え、一酸化窒素を作り出す能力が低下します。そのためスイカのような一酸化窒素の合成に重要な役割を果たしている「シトルリン」が豊富な食材を食べることで、一酸化窒素の減少を食い止めることができればアンチエイジング予防や血管を若々しく維持できるのです。

    実際の研究(2013年)でも、スイカ成分を抽出したサプリを服用したグループとプラセボのサプリを服用したグループを比較すると、優位に血管のしなやかさを示す指標が改善し、血圧も低下したことが確認されています。

    また、その他の栄養素として「リコピン」が多く含まれていることが挙げられます。リコピンと言えばトマトが有名ですが、実はスイカの方が効率的にリコピンを摂取できます。リコピンの強力な抗酸化作用によってアンチエイジング効果が期待できます。またスイカジュースを飲むことでインスリン抵抗性が改善することも明らかになっています。

    パイナップルセラミドの美肌効果

    パイナップルセラミドの正式名称は、パイナップル由来グルコシルセラミドと言い、お肌を守る成分であるセラミドと同じ働きをしています。このセラミドを摂ることで、私たちのお肌のセラミドが活性化し、保湿力がアップすることが分かってきています。

    私たちの皮膚は真皮や表皮、角質層など様々な層に分けることができ、角質層には、角質細胞、天然保湿因子(NMF)を包むようにセラミドによってバリアされています。しかし年を取るとセラミドが不足し、角質層が劣化していき、水分が奪われて肌のバリア機能が落ちていきます。さらに紫外線や乾燥などの外界の刺激を受けやすくなりお肌がどんどん老化してしまいます。しかしパイナップルセラミドは、失われた私たちのセラミドを回復させてくれる可能性が 示唆されています。

    例えば、マウスを使った遺伝子解析の実験において、パイナップルセラミドを与えられたマウスではEGFとFGF—2という2つの遺伝子が活性化していることが分かりました。これら 2つの遺伝子は細胞増殖因子と呼ばれ、細胞分裂を 活性化してくれる働きがあります。また細胞増殖因子はコラーゲンやヒアルロン酸などの皮膚のバリアの役割を直接担う物質の合成も促進します。

    一方で、パイナップルに含まれる「プロメライン」も注目すべき物質です。プロメラインは、パイナップルの果肉にだけ含まれる酵素のことで、優れた抗炎症作用を持ち、医療現場でも副鼻腔炎や手術中の腫れなどに対して処方されています。このプロメラインを摂取することで、抗炎症作用により体中の慢性炎症が抑制されると考えられています。

    慢性炎症は、疲れや不眠、憂鬱な気分、そしてアレルギーの原因になっているとも言われているため、プロメラインをはじめとする抗炎症作用を持った物質をしっかり摂ることが大事です。しかもプロメラインには重篤な副作用が認められないことが知られているため、たくさん食べても健康上の害をきたすことはほとんどありません。

    さらにパイナップルには、ビタミンB群をはじめとするお肌に必須のビタミンも大量に含まれています。さらに不溶性食物繊維も豊富なため、お肌の健康だけでなく腸の健康のためにも素晴らしい食材です。

    自律神経と整えるサウナ

    サウナが血流を促進し、血管を鍛えてくれ、自律神経を整えるのに最適であるというのはご存知かもしれません。なんとなく毎日だるい、疲れが取れないと感じている人は自律神経が乱れている状態のため、サウナに入って強力に自律神経を整えてやればその症状が大きく改善される可能性があります。

    このサウナによって様々な健康効果が得られるエビデンスも出揃ってきました。サウナで「整う」というのを聞いたことがあると思います。なぜ整うかというと、それは自律神経が関係しています。実はサウナで整うというのは=自律神経が整うことです。高温のサウナで体を温め、その後水風呂または外気浴で体を冷ます、それを複数回繰り返すというサウナは、自律神経に良い刺激を与えてくれます。この温度変化によって血流が良くなり、自律神経が整い、体の調子も 整うというわけです。

    なんとなく疲れているとか、興奮して眠れない日が続いている時は、自律神経が乱れていたり、働きが悪くなってきている状態です。これは言わば錆びついて動かない状態であり、このサビを取りスイッチをオンにすることが整うということです。特に夜眠れないと感じている人ほどサウナに行ってみて欲しいと 思います。それはサウナに入った日は寝つきが良いと感じる人が多いからです。サウナに夕方に入れば、交感神経から副交感神経への切り替えがスムーズに行われるようになり、より深い睡眠を得やすくなります。そして睡眠だけでなくサウナに入って自律神経が整うと数々のメリットが得られるようになります。

    当然美容にも大きな効果がもたらされ、肌荒れなどが改善していくのを感じられるでしょう。肌のバリア機能が正常に働き、肌表面の温度差による刺激で血流が良くなることで、肌のターンオーバーが促進されます。

    老ける人、老けない人の違い

    老化は誰しもが訪れる現象です。特に40代で急に眠りが浅くなってしまったと感じる人は、老化が加速しているサインです。老化が加速する理由の一つは、30代半ば〜40代になると、身体の様々な昨日に作用するホルモンが急激に減少するからです。睡眠の質の低下は、体内時計や自律神経の乱れにつながり、それにより体の隅々までホルモンや栄養素が運ばれなくなります。

    血管年齢というのを聞いたことがあると思います。血管年齢が元気で若々しい人は、実年齢が100歳を超えても元気という結果があります。特に毛細血管は美容と健康の要であり、老化を測る基準にすることができます。毛細血管が衰えると、血流が悪くなり、全身の細胞への酸素や栄養の運搬、老廃物の排出がスムーズに行われなくなります。その結果、肌細胞の代謝が低下します。肌の真皮組織やそれを支える筋肉が栄養不足になり、シワ、たるみ、くすみ(STK)、シミが出てしまいます。特に肌は、体の外側にあるため毛細血管の状態が見た目に反映されやすくなります。つまり老け顔の原因が、毛細血管の衰えにあるのです。

    老化の2つの種類

    老化には、①生理的老化、②病的老化の2つの種類があります。①は加齢によって起こり、②は生活習慣の乱れやストレスが原因で起こります。

    フリーラジカル(抗酸化作用)という言葉をご存知でしょうか。フリーラジカルは、取り入れた酸素が細胞内で使われるなどに発生する物質で、過剰に発生すると体の細胞を錆びさせます。この物質が、がんの発生や毛細血管を破壊することが分かっています。また生活習慣の乱れにより、体の制御を担うホルモンが不足、枯渇すると老化につながります。このような病的老化はその原因を改善すれば予防できるため、正しい知識と、体が正常に機能するための生活を送ることが大切です。

    健康的な身体を支える4つの機能

    私たちの体には、健康的な体を支えるために、①体内時計、②毛細血管、③自律神経、④ホルモンが備わっています。これらは一つのチームのように働き、どれか一つでも乱れると体調不良になったり、老化が加速したりします。

    例えば、体内時計の司令によって、朝起きると交換神経が活性化され、体は活動モードに切り替わります。そして夜になると副交感神経が優位になり、リラックス状態が訪れ眠りにつきます。

    また、自律神経の指示により、活動モードの日中は、毛細血管が収縮して、体の中心に血液が集められます。そして夜になると、毛細血管が拡張して、ホルモンをのせた血液が体の隅々まで届けられて全身をメンテナンスします。そしてホルモンが体の機能が正常に働くように、免疫、代謝、発育、生殖機能の維持など、生命活動に関わる様々なサポートしています。

    以上から、体内時計を調整し、自律神経を整えることで、毛細血管ともホルモンの機能が正常に働かせることができます。

    美容鍼灸は、自律神経に直接働きかけることができます。具体的には、治療するツボや経絡、鍼の打ち方などを使い分けること、かつ東洋医学の理論に基づいて体全体にバランス良く鍼(灸)をすることで、交感神経と副交感神経の働きを適正なバランスにしていきます。また治療を重ねていくと、交感神経と副交感神経がバランスが、適正な範囲で活動するようになり、様々な症状が現れにくくなります。全身の血流も良い状態が保たれ、ホルモンが体をサポートして、免疫、代謝などのが良い状態になっていきます。

    【本コラムの監修】

    HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

    ・経歴
    大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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