東洋医学の観点によれば、病気を直すために必要な2つのことは、食べないことと体温を上げることです。例えば野生の動物が病気や怪我したりすると食べずに熱を出します。食べないこと、つまり断食は病気の治療や体調管理において昔から利用されてきました。断食は消化器官に休息を与えることで体の自己治癒力を高めるとされています。
もちろん、断食が全ての病気に効果的であるわけでなく、状況によっては医師の指導の元で行う必要があります。そのため体調が悪くなってから断食するのではなく、日頃から空腹の時間を作るような習慣化による体質改善を目指すべきです。
一方で、病気を直すために必要な体温を上げるのは、人間の体は一般的に36.5から37度の範囲で最も効率的に機能するからです。体温が上がると白血球の活動が活発になり免疫機能が強化されます。これにより細菌やウイルスなどの病原体から体を守ることができます。逆に体温が下がると免疫機能が低下し、病気にかかりやすくなると言われています。具体的には体温が1度下がると免疫機能が30%下がると言われています。また体温が1度上がれば免疫機能は30%アップします。他に代謝も関係しており、体温が1度下がると代謝が12%落ちると言われています。
東洋医学で体温を上げる方法には漢方薬の服用が挙げられます。葛根湯は体温を温める効果があり、服用して30分くらい経つと汗が出てきて体温が1度くらい上がります。また体温が上がることで免疫力がアップするだけでなく、血流が良くなることで肩や背中の凝りがほぐされ、頭痛を軽減させます。
さつまいもの病気予防効果
さつまいもは、糖分がたっぷりの芋でとても甘くておいしいですが、実は様々な病気予防効果があります。
脳神経がピカピカになる
2025年には65歳以上の日本人の5人に1人が認知症になるとも言われており、軽度の認知機能の低下も含めると生きている以上誰もが認知症は避けられないと言えます。しかしさつまいもを食べることで認知機能の低下を抑え、認知症のリスクを最小限に抑えることができるかもしれません。
研究では、アントシアニンを含む食べ物をよく食べている人は認知症のリスクが76%低下したことが分かっています。これはアントシアニンが脳で発生する有害な活性酸素を除去してくれるためと考えられています。活性酸素は脳細胞を錆び付かせる有害物質で、加齢やストレスによって発生します。
紫芋の皮を食べると、この活性酸素が除去されることで脳細胞がピカピカな状態に保たれます。このようなアントシアニンの効果は、さつまいもではなくとも紫キャベツやブルーベリーと言った他の食べ物からも得ることができます。
しかし、さつまいもでしか摂ることができない貴重なある栄養素が認知症予防に効果的であることが分かってきました。その栄養素がガグリオシドです。ガグリオシドは糖と脂の中間である糖脂質の一種で、私たちの脳神経細胞にたくさん含まれていることが分かっています。私たちの脳には脳血液関門というある種の関所が存在し、ほとんどの物質はここを通過することができません。
しかしガグリオシドは糖脂質という特殊な性質のため、脳血液関門をくぐり抜けることができるため、さつまいもを食べることで脳にガグリオシドが供給されます。実験により、ガグリオシドは脳神経細胞同士の情報伝達を長期的に増強してくれるということが分かっています。脳はたくさんの脳神経同士のネットワークに他ならないため、細胞同士の情報伝達が強化されればそれだけ脳の情報処理能力が向上します。またガグリオシドは、水道がんを始めとして様々ながんを食い止める作用も確認されています。
ちなみに日本人の認知症で最も多いタイプのアルツハイマー型認知症の原因が、このガグリオシドであると騒がれたことがありました。これは2010年の実験によってアルツハイマー型認知症の原因であるアミロイドβがガグリオシドと結合することで蓄積することが示されたためです。アミロイドβは、一種の脳内のゴミでアルツハイマー型認知症の方の脳を解剖すると、このアミロイドβが増えていることからアミロイドβこそがアルツハイマー型認知症の原因であると考えられています。
ガグリオシドは、さつまいもを食べなくても、私たちの神経細胞の細胞膜などに普通に存在する物質です。アミロイドβの蓄積に関係しているガグリオシドは、GM1というタイプのもので口から摂取したガグリオシドとアミロイドβの関連性は示されておりません。そのためさまを食べてガグリオシドが増えたからと言って必ずしもアミロイドβが増えることではないでしょう。
実際の所、ガグリオシドはむしろ認知機能を向上させることが示されているため認知症予防のためにはさつまいもを食べていただきたいと思います。
老眼を予防する
私たちの認知機能と密接に関わっているのが視力です。私たち人間が知覚する8から9割の情報は視覚情報であるとも言われており、目が悪くなるとそれだけ脳に入る情報量が減ってしまうことになります。そうなれば脳は老化して認知機能が低下するため、認知症予防のためには目の健康が不可欠だと言えます。
また、白内障や緑内障など中高年になると様々な目の病気に悩まされるようになります。実はこのような目の病気の予防にも、さつまいもが効果的であるということが分かっています。さつまいもが目に良いのは、アントシアニン、βカロテン、ビタミン C、ビタミンB6といった目の健康に欠かせない栄養素が詰め込まれているからです。
そして加齢と共にリスクが上がる目の病気には、白内障や加齢黄斑変性などがあります。白内障は目のレンズである水晶体が濁ってしまう病気で、一方加齢黄斑変性は目のフィルムである黄斑が変形してしまうという病気です。そしてこれら2つの病気は共に水晶体や黄斑の酸化が原因であると考えられています。錆びついた物質は当然濁って形が変形してしまいますが、加齢やストレスによって目が酸化することで水晶体が濁って黄斑が変形してしまうということになります。
アントシアニンは、これらの目の酸化を食い止めることで白内障や加齢黄斑変性を予防してくれます。また目の健康で忘れてはいけないのがβカロテンです。βカロテンは体内でビタミンAに代謝される栄養素で、このビタミンAは目の健康に不可欠な物質です。私たちの脳は見たものを認識していますが、目が見た映像が脳に直接写真のように張り付いているわけではありません。目で見た映像は視神経という場所で電気信号に変換され脳に伝わります。この変換に必要なのがビタミンAです。
そのためビタミンAは、目を使えば使うほど消費されるため、ビタミンAが不足すると暗いところで見えなくなってしまう夜盲症になってしまうことが知られています。そのため日頃からさつまいもなどの食べ物からビタミンAを補充してあげる必要あります。
一方でビタミンB6は、目薬などにもよく配合されている成分で、目の細胞の代謝をアップしたり、コラーゲン合成をサポートする働きがあります。目を酷使すれば、当然目の細胞は疲れてしまうため、ビタミンB6はそのような目の細胞の新陳代謝を促すことで目の疲れを取ってくれる働きがあります。
そしてビタミンB6やビタミンCによるコラーゲンの合成作用が挙げられます。私たちの目の中には表面の角膜や眼球の内部を満たしている硝子体など、透明なプルプルした成分があり、それがコラーゲンです。お肌のコラーゲンと同様に年を取ると目のコラーゲンも減っていきます。すると目の弾力性が失われドライアイ、目のかすみといった様々な症状の原因となってしまいます。そこでさつまいもからビタミンCとB6を取ることで、コラーゲン合成を促し、こうした目の不調を予防してくれます。
さつまいもは意外にもビタミンCが多く、その量はリンゴの10 倍です。またビタミンCは加熱や水に弱く、すぐ壊れたり溶けて流出してしまいますが、さつまいものビタミンCは、デンプン質に守られており、壊れづらく流出もしづらいということが分かっています。
ただし、さつまいもはブルーベリーと同じくアントアニンが豊富ですが、目の健康に良いブルーベリーに含まれるルテインという栄養素が含まれていません。ルテインは、目のレンズである水晶体の健康に不可欠な栄養素で、ブルーベリーやブロッコリーといった限られた食べ物からしか摂ることができないため、目の健康には、さつまいもと一緒にこれらブルーベリーやブロッコリーといった食べ物もバランスよく摂るようにしましょう。
腎臓年齢が若返る
さつまいもには、カリウム、クロロゲン酸が豊富に含まれています。カリウムは100gあたり470mg含まれており、カリウムは体内のミネラルバランスを整えてくれる作用があります。特に余計なナトリウムを尿から排泄してくれる作用があります。この作用によって血圧がちょうど良い具合に保たれ、腎臓への負担が減ります。
腎臓は、血液をろ過して尿にするための装置のため、血圧が高いとそれだけ強い力が腎臓にかかってしまいます。腎臓はコーヒーフィルターのように繊細な 臓器のため、高い圧力で無理やり血液をろ過しようとすると細胞が壊れて 2度と元に戻らなくなってしまいます。
そして、さつまいもが持つ腎臓の健康効果の鍵がクロロゲン酸です。クロロゲン酸は数ある食材の中でもコーヒーなどの限られた食材にしか含まれない貴重な栄養素です。クロロゲン酸は、ポリフェノールの一種で慢性腎臓病を予防してくれる効果があることが実験によって示されています。
また、クロロゲン酸は体脂肪の燃焼を促して肥満を予防してくれることでも有名です。さつまいもは糖質が多めのため、食べすぎると太るというイメージがありますが、クロロゲン酸が入っていることで脂肪が燃焼され、実はそこまで肥満のリスクにはなりません。さらには食物繊維も豊富に含まれており、血糖値を上げづらいというメリットがあります。
腸の汚れやカビが取れる
さつまいもがお腹に良いというのは昔からよく言われていることです。そしてさつまいもは、食物繊維が豊富なのでお腹に良いと考える方が多いです。しかし腸の健康のためには食物繊維の中でも不溶性と水溶性の両方の食物繊維をバランスよく摂ることが大事であることが分かっています。
さつまいもに含まれている食物繊維のほとんどが不溶性食物繊維のため、さつまいもばかり食べていると食物繊維の種類が偏ってしまいます。そのため一概にさつまいもは、食物繊維が豊富だから腸に良いとは言いきれないのです。
実は、さつまいもの整腸効果は食物繊維とは別のところにあります。さつまいももが持っている整腸効果の鍵はヤラピンという物質にあります。ヤラピンは生のさつまいもを切った時に断面から滲み出るミルク状の液体のことです。このヤラピンは数ある食物の中でも、さつまいもにしか含まれていない非常に珍しい物質です。このヤラピンと食物繊維が一緒になることで、その相乗効果によって、さつまいもの高い整腸効果が発揮できると言われています。
また食物繊維には、水溶性と不溶性のバランスが大事なのは、この2つの食物繊維の働きが全く異なるためです。不溶性の食物繊維は、主に便の傘を増す働きを担っています。便秘の時はコロコロとしたうさぎのような便が出るのは、不溶性食物繊維による傘増し効果が足りていないために起こります。一方で水溶性食物繊維は、便にぬめりを持たせて柔らかくする作用があります。便が硬くて出づらいタイプの便秘では、水溶性食物繊維が不足していることがあります。しかしさつまいもの液体成分のヤラピンが水溶性食物繊維の代わりに便を柔らかくすることで、不溶性と水溶性の両方の食物繊維のような効果を発揮してくれます。
さらにヤラピンには、食物繊維にはない腸を刺激して蠕動運動をアップするという働きがあります。蠕動運動は便を押す腸の働きのことで、さつまいもを食べると不溶性食物繊維によって便が大きくなるとともに、ヤラピンによって便が程よく柔らかくなって、さらに蠕動運動によってその便がどんどん前に進んでいきます。これがさつまいもが腸に良いと言われている理由です。
さつまいもは冷やして食べる
さつまいもは、その甘さからも分かる通り、非常に糖質が多い食べ物になっています。さつまいも100gの中に含まれている糖質量はおよそ30gで、これは同じく糖質が多いことで有名なじゃがいもの3から4倍の量になっています。
このような過剰な糖質を無毒化してくれる方法が、さつまいもを冷やして食べることです。その糖質の正体のほとんどがデンプンで、実はデンプンは1度加熱して冷すことによってレジスタントスターチという物質に変化することが知られています。レジスタントスターチは日本語で難消化性デンプンと言い、その名前の通りで消化されづらいデンプンのことです。
デンプンは、私たちの唾液や胃腸で消化吸収されることで糖質となり、血糖値を上げて私たちの体に悪影響を及ぼします。しかしデンプンが消化吸収されなければ血糖値を上げることは当然ありません。さらにレジスタントスターチは消化吸収されないだけでなく、私たちの腸内に生息する善玉菌の餌となることで腸内環境を整えてくれる効果があります。
病気を予防する食べ物
病気の予防や治療のために薬は必要なのは事実ですが、大半の薬は肝臓で処理されて腎臓から尿として排出されるため、この 2つに負担がかかってしまいます。そのため天然の成分で体調を整えることが大切で、なるべく薬に頼らないで少しでも腎臓や肝臓の負担を減らせるようにしていきましょう。
麹
麹は腸の働きをよくして免疫力もアップしてくれます。麹菌に含まれるグルコシルセラミドや酸性プロテアーゼが主に善玉菌のビフィス菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。他にも生活習慣病や老化などを予防する抗酸化作用もあります。特に麹に含まれるアミノ酸の一種であるエルゴチオネインの持つ抗酸化力は、ビタミンEの7000倍とも言われています。エルゴチネインの効果には、DNAの損傷抑制作用、炎症性物質を抑える抗炎症作用もあり、これ以外にも麹にはコウジ酸やフェルラ酸などの抗酸化物質が含まれており、血圧低下、抗がん作用、抗炎症作用、糖尿病や動脈効果の予防といった効果もあります。
蜂蜜
2020年8月にオックスフォード大学の研究チームが合計で1761人の被験者を 対象に、蜂蜜が風邪の症状に及ぼす影響を検証した114の研究を分析した調査によると、喉の痛み、鼻詰まり、咳、鬱血といった風邪の症状を改善する上で蜂蜜は市販薬や抗生物質よりも風邪の治療に効果的であることが分かっています。
特に蜂蜜の咳止め効果を示す研究はいくつかあり、イランのバキヤタラ大学病院で3週間咳が出ている成人97人に、コーヒーに蜂蜜を入れて飲むグループ、プレドニゾロンというステロイドを飲むグループ、一般的な咳止め薬を飲むグループに分け、飲み始めて1 週間後の咳の頻度を比較しました。そしてコーヒーに蜂蜜を入れて飲むグループだけがほぼ咳の酷さを表すスコアが0になっています。
他にも更年期に関する2011年の論文によると、閉経後の女性が 1日に小さじ3倍のトラン蜂蜜を16週間取り続けた結果、短期記憶が改善し、記憶力がアップしたことが報告されています。さらに株式会社山田養蜂場がイタリアの東ピエモンテ大学のランツァート博士を助成して行った研究によると、引っかき傷を つけたシート上のヒト皮膚細胞に蜂蜜を添加すると、添加していないものに比べて傷をふさいで元に戻そうとする最上皮率が優位に高くなったことが分かっています。この他にもアカシアなどにも皮膚の再生を促す効果が認められています。注意点としては1歳未満の赤ちゃんにはボツリヌス菌の危険性があるため食べさせてはいけません。
ゴジベリー
ゴジベリーは中国で約3000年以上前から不老長寿の薬として食べられており、中医学では補陰薬と言って肝臓、腎臓、肺の潤いを保ち、慢性的な空咳、目の渇き、頭痛、視力低下の予防、めまい、疲労にも効果があるとされています。ちなみにアメリカ農産省が食品分析の基準としている活性酸素吸収能力値で見ると抗酸化力が強いことで取り上げられるブルーベリーが2400に対して、ゴジベリーは25万3000です。このように抗酸化作用が強いのは、クコの実には、ゼアキサンチン、ベタイン、βカロテンといった40種類以上の抗酸化成分が含まれており、これらの含有量が多いのが特徴です。
ゼアキサンチンは、ルテインと同じように加齢黄斑変性症を予防し、実際にアメリカ国立衛生研究所が4000人以上の中程度の加齢黄斑変性症の患者を対象に、5年に渡行った大規模な臨床試験では、ルテインとゼアキサンチンの摂取量が最も少ない被険者と比較した場合、1日10mgのルテインと2mgのゼアキサンチンを摂取すると重度の加齢黄斑変性症の進行リスクが26%優位に減少することが確認されています。
ルテインが黄斑の周辺部にあるのに対して、ゼアサチンは黄斑の中心部にある ため、2つの成分を摂取することで周辺部と中心部の2つの部分を光老化による酸化から守ってくれるからです。この他にもゼアキサンチンには白内障の予防効果もあります。
一方で、ベタインの効果には肝機能を高める、糖尿病や動脈効果の予防、筋力アップ、心疾患の予防効果、胃の健康を保つ、肌や髪の健康を保つなど、ベタインとゼアキサンチンは全然違う効果を発揮してくれるため、より多くの薬理作用が得られます。
モリンガ
モリンガは熱い地域で広く栽培されている植物で、葉っぱはもちろん種や根から花などほぼ全てを利用できて、46の抗酸化物質があると言われていることから奇跡の木と呼ばれているスーパーフードです。
インドの伝統医学アーユルベーダでは90種類の栄養素が含まれ、300の病気を予防するとされています。一部の効果をまとめると抗酸化作用、生活習慣病の予防、アンチエイジング、免疫力アップ、抗菌作用、抗がん作用、抗疲労作用、肌トラブルの改善、貧血の改善、便秘改善、ダイエット効果、生活習慣病予防などが挙げられます。
例えば、インドの大学が肥満気味の新型糖尿病患者15人を対象に行った研究によると、普段の食事でモリンガの葉の粉末を摂取した場合、血糖値が8.9%、悪玉コレステロール値が30.94%も低下するという結果になりました。糖尿病や悪玉コレステロールが引き起こす動脈効果による高血圧症や循環器疾患の予防が期待されます。
さらにモリンガは、その万能性と薬効が認められ2007年には国連の世界食料計画に採用されており、貧困地域の栄養失調対策に有効な食品として指定されています。ちなみにモリンガの栄養素には、カルシウムは牛乳の20倍、ビタミンBは豚肉の4倍、鉄分はほうれん草の31倍、ビタミン Cはオレンジの7倍、βカロテンはニンジンの3倍、ビタミンEはリンゴの70倍、ポリフェノールは赤ワインの5倍、食物繊維はごぼうの5倍、ギャバは玄米の10倍という規格外な量になっています。
オリーブの葉
オリーブの葉の薬効成分はファイトケミカルの一種でオレウロペインという成分によるものです。オレウロペインは天然の抗酸化物質とも言われ、抗酸化作用、動脈硬化の予防、血圧低下、美肌、肥満改善、さらにがんやアルツハイマー型認知症、骨粗鬆症を予防する可能性があることも報告されています。東北福祉大学と筑波大学の研究者らがオリーブの葉の抽出液の大腸菌に対する抗菌効果を試験した研究によると、純水を加えた場合と比較してオリーブの波抽出液を加えた方が悪玉の大腸菌の生存率が低下し、抽出液の量が増えると生存率が0%になることも分かっています。
また、インフルエンザ、ヘルペス、ロタウイルス、EBウイルス、カンジタ、歯周病といった約120種のウイルスや菌に効果があることが報告されています。しかも構成物質の場合、耐性ができてしまいますが、オレウロペインの場合はその心配がありません。
【本コラムの監修】
・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。