
当院でも施術後に提供しているルイボスティーは、ノンカフェイン&ノンカロリーのハーブティーで、その最大の特徴は様々なミネラル、ポリフェノールが豊富に含まれていることが挙げられます。ルイボスティは、南アフリカのセダルバーグ山脈の一帯でしか生育しないルイボスというマメ科の植物を発酵、乾燥させ製茶したものです。
ルイボスティーは、高い健康効果があるとして注目されており、数多くの健康効果が確認されています。特に腸内環境の改善におすすめと言われています。腸内環境を整えておくことは健康だけでなく、美容にとっても欠かせません。ルイボスティーを飲み続けると他にも様々な健康効果が期待できます。
シミやくすみを予防する
生活習慣病など様々な病気の原因として注目されているのが糖化です。酸化が細胞が錆びついてしまうことで、一方炎症が細胞の火事だとすれば、糖化は細胞が焦げついてしまうことです。このような糖化の原因は主に血糖です。私たち現代人は飽食の時代に生きており、いつでも簡単に糖分を摂ることができます。このような糖分を食べればそれだけ血糖値が上がるは当たり前のことです。
血糖値が上がれば、血液中に糖が溢れ返り、それが組織のタンパク質と結びつくことで糖化という焦げを促進してしまうことが分かっています。他はシミやくすみ、さらには細胞の劣化などあらゆる老化現象の原因になっていることが分かっています。
そして、この糖化もまたルイボスティーに含まれているアスパラチンによって抑えられることが分かっています。大学の研究によると、アスパラチンを豊富に含むルイボスティの抽出物を与えることで血糖値とインスリン抵抗性が改善したことが明らかとなっています。
インスリン抵抗性は、インスリンの効きの悪さを指しています。日頃から糖分を摂り過ぎていれば、インスリン自体はきちんと分泌されていても、その効きが悪くなってしまうことが知られています。これが生活習慣病の代表である2型糖尿病につながってしまいます。しかしアスパラチンをルイボスティーから摂取することによって、このような血糖値の上昇を抑えることができ、糖尿病を予防するだけでなく、細胞の糖化による糖化現象を抑えることができると言えるでしょう。
また、ルイボスティーに含まれているもう1つのポリフェノールであるケルセチンには、血液中の悪玉コレステロールが酸化してしまうのを防ぐ働きがあります。実は最近では悪玉コレステロールは、それ単体ではそこまで悪さをしないということが分かってきました。悪玉コレステロールは元々肝臓から血管に必要なコレステロールを運ぶという大事な役割をしています。問題なのは、この悪玉コレステロールが酸化してしまって酸化LDLになってしまうことです。
しかし、ルイボスティーに含まれているケルセチンは、このような酸化LDLの発生を抑えてくれるため、それによって動脈効果を予防してくれることが分かっています。実際ベルギーの大学で行われた臨床試験でもケルセチンを摂取することによって血管の内皮機能が改善したという結果が出ています。
そして、糖尿病や動脈硬化と並んで多くの人が気になっているのが高脂血症ではないでしょうか。ルイボスティーは高脂血症も予防してくれることが知られています。研究ではルイボスティーの抽出物を摂取することによって、中性脂肪が低下したということが分かっています。中性脂肪はそのまま肝臓の脂肪へとつながり、肝硬変などを引き起こす恐れがあります。このようなことからもルイボスティーは肝臓の健康のために欠かせない飲み物であると言えるでしょう。
血液サラサラ効果
ルイボスティーを毎日飲み続けることで期待できる健康効果の1つは、血液がサラサラになることです。ルイボスティーで血液がサラサラになるのは、ルイボスティーにはポリフェノールがたっぷり含まれており、体内に大量に発生した活性酸素を取り除く効果が期待できるからです。
ちなみに血液ドロドロな状態は、水分が少なく、血小板の活性が高まって固まりやすくなっている状態のことです。血液が固まってしまうと血の塊である血栓ができて血管を塞ぐことになり、脳卒中や心筋梗塞に繋がる可能性もあります。また活性酸素によって血管が傷ついたり、加齢によって血管が硬くなっていたりすると血管に老廃物が溜まりやすくなり、しなやかに血管が動けないことで血流が悪くなってしまいます。
ルイボスティーを飲むことを心がけることで、活性酸素によって血管が傷ついてしまうのを 防ぐ効果が期待できます。さらにルイボスティーには、ミネラルがたっぷり含まれている以外にも、鉄分も豊富に含まれています。血液サラサラにするためには血液の量が十分にあることも必要なため、血液の材料になる鉄分も補給できます。
貧血の予防効果
ルイボスティーには、鉄分を始めとするミネラルやビタミンが豊富に含まれています。実はコーヒーや緑茶は健康に良い飲み物と言われていますが、貧血予防と言う観点ではあまり良くありません。なぜならコーヒーや緑茶には、カフェインやタンニンが含まれており、これらはミネラルの吸収を阻害してしまいます。そのため緑茶やコーヒーは食事と一緒には飲まずに、食後少し時間を開けてから飲むのが良いと言われています。
しかしルイボスティーは、ノンカフェインでカフェインもタンニンも含まれておらず、しかも鉄分が含まれているため、食事と一緒に飲んでも良く、ルイボスティーだけ飲んでも貧血の予防効果が期待できます。
腸内環境が整う
腸内環境が整って腸活の効果が期待できるお茶と言われるものの中には、腸の蠕動運動を促進して排便を促すようなものがあります。しかしルイボスティーには、ミネラルの1つであるマグネシウムも豊富に含まれており、マグネシウムは腸の中で水分を集めて硬くなってしまった便を柔らかくする効果が期待できます。
さらにマグネシウムには神経の興奮を抑えてメンタルを安定させる効果もあります。つまり強いストレスで便秘や下痢などのお腹の調子を悪くしてしまったりする場合、マグネシウムが含まれているルイボスティは、張り詰めた神経をほぐしながらソフトに便秘を予防してくれる効果が期待できます。ただし飲み過ぎてしまうとマグネシウムの効果が強くなってお腹が緩くなることもあるため、目安として1日2杯から3杯程度が適量だと言われています。
細胞が若返る抗酸化ポリフェノール
ルイボスティーには数多くの抗酸化ポリフェノールが含まれていますが、中でも注目したいのがアスパラチンという物質です。アスパラチンは、高い抗酸化作用を持っている珍しいポリフェノールのことで、ルイボスティーをはじめとして限られた飲み物にしか含まれておりません。
2010年に行われた研究によると、ルイボスティーを飲むことによって僅か30分から1時間で血液中の抗酸化能力が高まったことが確認されています。この研究では、10数名の被険者を対象としてルイボスティを500ml摂取してもらい、その後の血液中の抗酸化能力を計測しました。結果として約30分で抗酸化能力が上がり始め、摂取1時間でピークに足したことが分かっています。
私たちの体内には活性酸素という細胞を錆びつかせてしまう有害な物質が溢れています。特に現代人はストレスや紫外線、食品添加物の摂取などによって慢性的に活性酸素に晒され続けています。この活性酸素は血液によって細胞に運ばれます。しかしルイボスティーを飲んで血液中の抗酸化作用が高まると血液中の活性酸素が除去されます。私たち体は1つ1つの細胞の集合体のため、細胞自体が若えれば私たちの全身が若えることになります。
実際、別の研究では アスパラチンをはじめとする抗酸化物質を投与することで細胞のDNAが修復されることが分かっています。DNAは細胞の設計図で、これが壊れてしまうと細胞が異常な増殖を始めてしまいます。これこそが癌の原因になります。このようなことからアスパラチンを含むルイボスティーは癌予防にも有効であると考えられるでしょう。
アンチエイジング効果
ルイボスティーには、ポリフェノールがたっぷり含まれており、その中でも特に注目されている成分がスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)です。SODは、強い抗酸化作用のある酵素成分であり、体内の活性酸素を取り除いて細胞の老化を抑制する効果が期待できます。
活性酸素は、ストレスや不規則な生活などによって体内に蓄積されてしまい、増え過ぎると肌の老化や免疫力の低下などに繋がります。健康に良いことで有名な緑茶やウーロン茶にもSODは含まれていますが、ルイボスティーは緑茶の82倍、ウーロン茶のおよそ30倍ものSODが含まれています。
実際、SODの活性が上がるということを示した、人を対象に行われた研究もあります。さらにルイボスティに含まれている抗酸化物質はアスパラチンだけではありません。ルイボスティには、ケルセチンという別の抗酸化物質も含まれており、ケルセチンには抗酸化作用だけではなく、抗炎症作用があることが知られています。
ケルセチンは、NF-κBという炎症の促進因子を抑制し、慢性炎症を防いでくれます。それによって動脈効果や心血管疾患、さらには老化の抑制に有効である報告も多数あります。またSODには冷え症を改善する効果があることも分かっています。血液サラサラになることで血流が良くなって代謝が良くなり、体が内側からポカポカ温まる効果も期待できます。
むくみ改善効果
ルイボスティーには、カリウムがたっぷり含まれており、体内の余分な塩分や水分を排出する効果が期待できます。さらに毛細血管の働きを促進するルチンと呼ばれる成分も含まれており、このルチンは血行を促進することでむくみ改善に役立つと言われています。
肝臓の脂肪を落とす
ルイボスティーは、肝臓に対しても健康効果があることが分かっています。ルイボスティーには、肝臓の解毒作用をサポートする、脂肪肝を改善する、胆汁の分泌を促進するという3つのメカニズムによって肝臓を保護してくれる効果が知られています。
ルイボスティーに含まれるアスパラチンやケルセチンなどの特有のポリフェノールには、肝臓で働く分子であるグルタチオンの生成を促す作用があることが知られています。グルタチオンは、アルコールや薬剤など肝臓が有害物質を無毒化する際に使う重要な分子です。研究では、ルイボスティーの摂取によってグルタチオンの生成が増え、血液中のグルタチオン濃度が上昇した報告があります。
また、ルイボスティーを飲むことによってALTやASTといった肝臓の数値が改善することも明らかになっています。ALTやASTは健康診断でよく指摘される肝臓の値です。実際、ルイボスティの抽出物を8 週間投与した実験では、これらALTやASTといった肝酵素が低下し、脂肪肝の改善効果が見られたことが分かっています。最近では、アルコールを飲まない人でもかかる非アルコール性脂肪肝が増えています。お腹回りの脂肪が気になる方や健康診断で肝臓機能について指摘されてしまった方は、ルイボスティーを積極的に飲むようにしましょう。
そして、ルイボスティーの肝臓保護効果で忘れてはいけないのが胆汁の分泌促進作用です。胆汁は肝臓で作られ、胆嚢という袋の中に蓄えられて、主に脂肪を分解するために働く消化液の1つのことです。脂っこい食事ばかりを摂っていると、この胆汁の分泌が追いつかず、肝臓が分泌作業を頑張りすぎて疲れてしまうことがあります。しかしルイボスティーに含まれている数々の成分が、この胆汁の分泌をサポートし、老廃物の排出を助けることが知られています。
脳神系の錆を除去する
加齢とともに多くの人が気になり始めるのが物忘れではないでしょうか。物忘れは、正常な加齢現象とも言われていますが、問題なのはそれが認知症に発展してしまうことです。しかしルイボスティーを日頃から飲むだけで、将来の認知症のリスクを大きく下げることができることが分かっています。
私たち日本人の中で最も多いタイプの認知症は、アルツハイマー型認知症です。 アルツハイマー型認知症は、脳内のゴミとも呼ばれるアミロイドβが脳に溜まってしまうことで神経細胞が障害されることで起こるとされています。しかしルイボスティーには、そんなゴミを除去してくれる効果があります。
実際、2021年に行われた実験では、ルイボスティーの抽出物を与えたところ、脳内のアミロイドβの蓄積が減少したことが分かっています。これはルイボスティーに含まれているノトファギンという独特の物質がアミロイドβの沈着を抑えてくれたためであると考えられています。またアスパラチンは、ポリフェノールで分子量が小さいということが知られています。
私たちの脳には脳血液関門という言わばバリアのような仕組みがあります。このバリアのおかげで多くの毒物は脳に届かないようになっていますが、その一方で多くの栄養素にブロックされてしまい、脳には届きにくくなっています。しかしアスパラチンはこの脳血液関門を通過できる数少ないポリフェノールの1つとして知られています。つまりルイボスティーを飲むことで抗酸化作用の高いアスパラチンが直接脳に届き、神経細胞の酸化を防いでくれる効果があります。
実際、研究ではアスパラチンが記憶を司る領域である海馬の活性酸素を除去することによって認知機能の低下を抑制できることが示されています。
一方でルイボスティーに含まれるもう1つのポリフェノールであるケルセチンには、血管拡張作用があります。脳細胞は、酸素を非常に多く必要とする細胞であり、わずか数十秒であっても酸欠状態になると死滅してしまうとされています。このようなことからルイボスティーを飲んで脳の血流を改善することは、神経細胞を常に健康で若々しく保つため秘訣であると言えるでしょう。
さらに研究段階ですが、ルイボスティーは脳内の免疫機能の暴走を抑えてくれることも分かってきました。私たちの全身にはナチュラルキラー細胞のような免疫細胞が存在していますが、脳にも同様にミクログリアという免疫細胞が存在しています。実は認知症の進行には、このミクログリアが暴走してしまい、慢性的な脳の炎症を引き起こすことが関係していると考えられています。ルイボスティーは、このような脳の慢性炎症を沈めて神経の炎症を抑えることで、認知症を予防してくれる可能性があると指摘されています。
デトックス効果
強力な抗酸化作用が期待できるSODの他に、10種類以上のミネラルが含まれています。そのためルイボスティーは血流を改善し、免疫力を上げて細胞の若返りを促進してくれますが、さらにルイボスティーにはヒデキシンやイソボデキシンも含まれています。
ヒデキシンやイソボデキシンは海外ではストレス緩和のサプリメントとしても売られており、フラボノイドの中でも特に抗酸化作用が強いと言われているのがヒデキシンやイソボデキシンです。さらにヒデキシンやイソボデキシンには、安眠効果があるとされています。
また、ルイボスティーの抗酸化物質は、血管が傷つくのを防いでくれることで糖尿病や新血管疾患のリスクを下げることも分かっています。研究では、ルイボスティーを飲むと血糖値の急激な上昇を防ぐ効果が期待できることも分かっており、これはルイボスティーに含まれるアスパラチンと呼ばれる抗酸化物質の効果だと言われています。実際、糖尿病と同じ状態になっているマウスの研究でも、ルイボスティーを摂取することで血糖値が低下することが分かっています。
脂肪燃焼効果
抗酸化成分であるケルセチンが、ルイボスティーには豊富に含まれており、この成分には脂肪分解酵素の活性化を促す働きがあると言われています。つまり血糖値の急上昇を抑えることで体に余分な脂肪が溜まってしまうのも抑えることができ、太りにくく痩せやすい体作りには欠かせない成分です。
アレルギーの予防効果
ルイボスティーには、アレルギーの予防効果が期待できます。これらは、ルイボスティーに含まれるSODの効果だと言われています。また強い抗酸化作用の他に、抗ヒスタミン作用もあるため、辛いアレルギーの症状を緩和する効果が期待できると言われています。
ちなみに胃が弱っていたり、腎臓の病気を抱えていたりする人は、ルイボスティーは控えた方が良いでしょう。なぜなら胃が弱っている時はミネラルが多すぎると負担になってしまう可能性があり、さらに豊富なカリウムも腎臓が弱い人にとっては負担になってしまうこともあります。
2つのタイプのルイボスティー
ルイボスティーには、大きく分けて2つのタイプがあります。それがレッドルイボスとグリーンルイボスの2つです。この2つの違いを一言で言うと、発酵させるかどうかという点にあります。一般的なルイボスティーは、レッドルイルイボスの方で、収穫した後に茶葉を熱風で乾燥させて発酵させます。一方でグリーンルイボスは、この発酵の工程をあえて行わないというのが特徴です。
最近では、発酵食品が体に良いとよく言われているため、発酵しているレッドルイボスの方が健康的というイメージを持つ人も多いかも知れません。しかし意外なことに発酵していないグリーンルイボスの方がむしろ健康効果が高いことが分かっています。これはフラボノイドというポリフェノールがグリーンルイボスの方がレッドルイボスに比べて10倍以上多く残っているためです。そのためルイボスティーを飲む時は是非グリーンルイボスを選ぶようにしましょう。またルイボスティーはお茶のため、当然ながら農薬も気になるので、できるだけオーガニック認証のあるものを選ぶと良いでしょう。
水出しor煮出し
健康効果をしっかり得たい人は、煮出したルイボスティーを飲みましょう。なぜなら水出しでは、水に溶けにくいミネラル類や抗酸化物質が十分に抽出されないからです。またルイボスティーに含まれるミネラル類は加熱しても変化しづらいと言われています。
【本コラムの監修】

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。
















