こんにゃく芋でセラミド補給

    こんにゃくのぷにゅぷにゅした食感の正体は、グルコマンナンという水溶性の食物繊維です。グルコマンナンには、体に嬉しい働きが6つあります。

    ダイエットと脂肪燃焼

    その働き1つ目がダイエットと脂肪燃焼です。こんにゃくは、そもそも約97%が水分で、その他の約3%が食物繊維のグルコマンナンです。1枚約300gの板こんにゃくで、カロリーはおよそ15kcalしかありません。また糖質も少ないため、食べても罪悪感が少ない食材です。

    また、こんにゃくがダイエットに適しているのは、ぷにゅぷにゅとした食感があるためすぐに飲み込めないからです。つまり噛み応えがあるため、よく噛むことにつながります。人は食べ物をたくさん噛むことで神経ヒスタミンの分泌が活発になり、神経ヒスタミンは肌のかゆみや鼻詰まりを引き起こす厄介な面がありますが、脳内に入ると満腹中枢を刺激して食欲を抑えてくれる一面もあります。

    ちなみに、よく噛むことのメリットは他にもあり、それが内臓脂肪の燃焼させてくれることです。よく噛むと神経ヒスタミンがたくさん分泌されますが、神経ヒスタミンは満腹だけではなく、交感神経も刺激します。交感神経は自律神経の1つで、日中に活動している時に活発になり、心拍数や血圧を上げたり、臓器や器官の働きを向上させます。また腸の蠕動運動や膀胱に尿を貯めるのも交感神経の役割です。

    一方で、自律神経である副交感神経はブレーキの役割があり、交感神経が刺激されて活発になるとアドレナリンが分泌されます。このアドレナリンが脂肪細胞に働きかけて、脂肪の燃焼を促してくれます。特に内臓脂肪は皮下脂肪に比べると交感神経の働きによって脂肪分解がされやすく、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて健康面のリスクが大きい脂肪です。

    美肌効果

    お肌がプルプルな状態は、お肌にきちんと潤いがある状態で、潤いがあることで肌理が整って透明感を感じさせる美肌になれます。またシワやしみ、毛穴が目立ちにくいという嬉しいメリットもあります。

    肌の構造には、皮膚である表皮、そして表皮の中には層が4つあり、下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層で、この角質層が特に重要です。角質層は最も外側の層ですが、この層には3 つの重要な物質が存在しています。まず肌の潤いを保つための皮脂、次は角層の中で潤いを保持する役割があるNMFと呼ばれる天然保湿因子、最後は角層の中の細胞同士をしっかりと結びつけて水分の蒸発を防ぐ細胞間脂質の3つです。

    この細胞間脂質の成分が、グルコマンナンに多く含まれているセラミドです。この細胞間脂質に含まれているセラミドが、角層の潤いの約80%を守っており、肌の潤いを保ってプルプルな肌を維持するにはセラミドを維持することが重要です。一方で、肌には外の刺激から肌を守って水分の蒸発を防ぐバリア機能があり、このバリア機能にもセラミドは大きく影響します。当然セラミドが少なくなると肌のバリア機能が崩れ、肌の内部から水分が蒸発し、肌の中に潤いを閉じ込めておくことが難しくなります。その結果、肌の弾力やハリの低下などが起こり、顔のたるみなど肌の老化を招いてしまいます。

    さらに外部からの刺激にも弱くなるため、湿疹やとびひなどの皮膚トラブルが起きやすくなります。このセラミドは元々自分の肌で、ターンオーバーの都度に生み出されるもので、ターンオーバーは簡単に言うとお肌の生まれ変わりのことです。肌の 1 番下の層である基底層が細胞分裂を始めて、新しい細胞を作り出し、新しい細胞は基底層から有棘層、顆粒層、角質層と順番に押し上げられて、角質層の表面まで新しい細胞が到着すると垢となって古い皮膚が剥がれ落ちます。そして新しい皮膚が表皮になります。

    このターンオーバーには周期があり、20代では約28日、30代から40代では約45日必要です。50代では20代のほぼ2倍である約55日周期と言われています。そのため年齢を重ねるほどスキンケアとインナーケアでセラミドを補うことが重要になります。

    そこで活用するのがこんにゃくで、100gあたり0.76mgのセラミドが配合されており、セラミドは1日に0.6mg以上摂取すると良いと言われています。ちなみにこんにゃくには白色と黒色以外にも生芋こんにゃくという茶色っぽい色をしたこんにゃくもあります。セラミドが豊富なこんにゃくは、生芋こんにゃくです。生芋こんにゃくは昔ながらのこんにゃくをすり潰して作る製法で作られています。昔はこんにゃく芋をすりつぶし作る製法が主流で、今はこんに薄く切って乾燥させ、製粉から作る方法が主流になっています。何れにせよセラミドの効果を最大に得るためには、こんにゃく芋と表示されているものを購入しましょう。

    血糖値の上昇を抑制する

    血糖値の上昇を抑制することで糖尿病の発症リスクを下げることができます。食事をして体内で糖質が吸収されると膵臓からインスリンが分泌されますが、膵臓に負担がかかってしまうとインスリンの分泌が少なくなってしまいます。またはインスリンが分泌されていても血糖値が下がりにくくなり、この血糖値が下がりにくい状態のことを糖尿病と言います。

    血糖値の上昇が高い状態が続くと血管が脆く、ボロボロに傷ついてしまい、血管が傷つくとその影響はほぼ全ての臓器や全身に及びます。その結果、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの重篤な病気を引き起こすことがあります。また糖尿病には糖尿病特有の合併症の糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病性神経障害があります。

    こんにゃくの成分であるグルコマンナンは胃の中で水分を吸収すると膨張する質を持っています。そしてその膨張した状態のまま大腸の中をゆっくりと通過し、消化吸収がゆっくりとなることで血糖値の上昇も緩やかになります。

    腸内環境を整えて便秘を解消

    毎日排便がないことを便秘だと思っている人が多くいますが、日本消化管学会刊行の慢性便秘症のガイドラインの便秘の定義では、本来体外に排出すべき便を十分量かつ快適に排出できない状態が便秘とされています。つまり毎日便が出なくても排便があった時にすっきりできたらそれで良いことになります。逆に毎日配便があってもすっきりできなかったら便秘と考えて良いでしょう。

    食物繊維には、水に溶ける水食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維があり、グルコマンナンは水に溶けない性質を持つ不溶性食物繊維です。通常食べ物は胃と小腸で消化吸収され、大腸には消化しきれなかったものが流れ、大腸に流れてきたものから水分と電界質を吸収したものが便になります。この時、水分の吸収が不十分だったり、腸の動きが過敏だと下痢になりやすいです。逆に水分の吸収が過剰に行われたり、腸の動きがゆっくりだと便秘になりやすいと言われています。

    グルコマンナンは、水に溶けないため胃でも小腸でも消化されず、そのまま大腸まで到達して豊富な水分と食物繊維で便の傘を増していきます。それが大腸の蠕動運動と呼ばれ、腸の内容物を肛門まで運ぶ動きをスムーズにしてくれます。 その結果、お腹をすっきりさせて便秘を解消してくれます。ただし食物繊維が豊富な食品を極端に多く摂ると胃腸への負担が生じ、消化不良や下痢、腹痛などが起きてしまいます。何事も適量が1 番大事です。

    一方で、グルコマンナンには大腸がんの予防効果が確認されています。大腸には100兆もの腸内細菌がおり、善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分かれており、善玉金はビフィズスキンや乳酸菌などのビタミンを合成したり、消化吸収を助けてくれる菌です。これらの菌は感染予防や免疫力もアップさせてくれるため、健康を維持して老化を防いでくれます。次に悪玉菌はブドウ球菌やウェルシュ菌が代表的で、腸内の腐敗や発がん物質を作り出してしまいます。他にもガスを作り出して腸内環境を悪化させ、その結果、便秘や下痢などの症状を引き起こします。日和見菌は無毒株の大腸菌や連鎖球菌などが代表的な菌です。この菌は腸内の状態によって善玉菌の味方をしたり、悪玉菌の味方をします。

    そして、善玉菌は腸の中を酸性に保つ働きがあり、ウェルシュ菌などの悪玉菌は酸に対して強くないため、善玉菌が多いと悪玉金の数が減ります。そのため善玉菌が腸内で多ければ体に嬉しいメリットがたくさんあることになります。この善玉菌を増やすには善玉菌が多く含まれている食品を積極的に摂るのも1つの方法です。

    グルコマンナンは、不溶性食物繊維が豊富に含まれており、その食物繊維が善玉菌の良い餌になるため善玉菌を腸内で増やすことができます。その結果、発がん物質が作り出されにくくなり大腸がんの予防につながります。

    カルシウムを効率的に摂取できる

    こんにゃくには現代人に不足しているカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは人間に欠かせない栄養素で、人体に最も多く含まれているミネラルで、体重の約1%から2%を占め、筋肉や神経、血液中に存在しており、残りの約99%が歯や骨に集中しています。

    筋肉中のカルシウムは、筋肉を収縮させる役割があり、人体の中でも生命維持に欠かせない重要な臓器の心臓も筋肉です。この心臓を正常に機能させるためにもカルシウムは必要であり、その他にも神経活動にも重要な役割を担っています。ちなみに血液中のカルシウム濃度が低下すると興奮してイライラしやすくなり、さらに血液の凝固も促して出血の予防やスムーズな止血にも関係しています。もちろん骨にも密接に関わっており、骨に貯蔵されたカルシウムは体を支えて、内臓を守る役割があります。

    このように全身の健康に関係あるカルシウムですが、日本人はカルシウムが足りておらず、厚生労働省から2020年に日本人の摂取基準が公表されています。それによると30 歳から49歳の男性の摂取推奨量が738mg、30歳から49歳の女性の摂取推奨量が660mgとされています。それに対して実際の平均摂取量は、男性が395mg、女性が406mgしかありません。これらは30歳から49 歳までの年代を例ですが、全ての世代で摂取推奨量に達していません。さらに調査を開始してから1回も摂取推奨量に達したことがありません。

    こんにゃくに豊富に含まれているカルシウムは水酸化カルシウムで、この水酸化カルシウムは酸に溶けやすい性質を持っています。つまり胃酸に解けて、カルシウムが吸収されやすいのです。板こんにゃく250gの中にカルシウムは約108g 入っており、これはコップ半分の牛乳とほぼ同じカルシウムの含有量です。

    コレステロール値の低下

    コレステロールは脂質の一種で、細胞やホルモン、胆汁酸などの材料になります。コレステロールは元々体内で合成される他、食事からも作られます。コレステロールの約75%が脂質や糖質を使って肝臓で生成され、残りの25%は体外、つまり食事から生成されます。よく悪玉コレステロールと言って生活習慣病の原因とされるコレステロールがありますが、これはタンパク質とかと結合してリポタンパク質と呼ばれているコレステロールのことです。

    リポタンパク質には2つの種類があり、肝臓のコレステロールを体に運ぶ役割のLDL(低非重リポタンパク質)と、体内の血管の壁に溜まったコレステロールを肝臓に運ぶ役割を持つHDL(高比重リポタンパク質)があります。悪玉コレステロールと呼ばれるのがLDLで、善玉コレステロールと呼ばれるのがHDL です。

    悪玉コレステロールが増えてしまうと血管に影響し、動脈の壁に貼り付いて溜まって硬くなってしまう動脈硬化の原因になります。動脈硬化は心臓病や脳中、重篤な病気の原因になってしまいます。一方でコレステロールは肝臓で胆汁と言われる脂肪を吸収分解する物質を作ります。胆汁は食事をしてない時は胆嚢に蓄えられて、食べ物が十二指腸に到達すると放出されます。十二指腸に流れ込んだ胆汁は脂肪の消化酵素であるリパーゼの働きを助けます。また十二指腸を通った後は小腸で吸収され、その一部は便として体内から排出されます。

    グルコマンナンは小腸での胆汁の吸収を抑え、便として排出される量を増やします。また小腸に吸収される胆汁の量が減るとコレステロールを使って新たに胆汁が作られ、その結果余分なコレステロールが体内から減っていくため、コレステロール値が下がります。

    保湿の基本

    間違った保湿をしていると、保湿すればするほど毛穴が開くこともあるため、保湿の基本をしっかり確認しましょう。まず肌は外的刺激から体を守るバリアです。このバリア機能をしっかりさせることが保湿の基本です。

    肌の潤いは、医学的には角層の水分量のことです。角層は、皮膚の最も外側にある層のことで、外的な刺激から肌を守る重要な役割を担っています。これをバリア機能と言い、肌の潤い高めるためにはまずバリア機能を高めることが重要です。この肌のバリア機能は何によって左右されるのか、それは内的な要因と外的適な要因の2つがあります。

    まず内的な要因は、私たちの肌に本来備わっているバリア機能を担う3つの要素が関係してきます。それが皮脂、天然保湿因子、細胞間脂質です。まず皮脂の分泌量は個人差があり、体質によっては元々皮脂の分泌量が少なく乾燥しやすい方がいます。この皮脂の分泌量は、体質的な要因に加えて加齢によっても低下します。この皮脂は多すぎても少なすぎてもダメで、コントロールが難しく、生まれつき皮脂が活発な方もいれば、季節によっても皮脂は変わっていきます。

    そして、もう1つが細胞間脂質です。角層の細胞と細胞の間の隙間を埋めている脂質で、有名なものでセラミドがあります。細胞間脂質はレンガとモルタルでいうモルタルに当たるもので、その名の通り皮膚の細胞の間に存在します。細胞間脂質が細胞の間の隙間を埋めることによって肌の中から水分が蒸発するのを防ぐ役割を果たしてくれています。これらの3つがバリア機能として、肌の中の水分を保持しながら蒸発を防ぐのに重要な役割を果たしてくれています。

    私たちの細胞は基底膜から生まれ、成長して最終的に角層となりますが、この成長していく過程でセラミドやヒアルロン酸などの細胞間脂質を作っていくため、この過程が大事になります。そのため細胞間脂質が少ない、特にセラミドが少なくなると乾燥肌になったりアトピーになってしまいます。つまり乾燥が起こっている敏感肌の人はセラミドをしっかり補ったら方が良いことになります。

    最後の1つが天然保湿因子です。天然保湿因子は、表皮の細胞内に水分を保持してくれるものです。天然保湿因子は、アトピーの方など体質によっては低下しやすい方がいます。天然保湿因子は角層の細胞の中にある成分で、お水を引っ張ってくる役割があります。細胞の中に天然保湿因子が水を引っ張ってこなければ、角層の細胞がぎゅっと細くなって隙間が空き、瑞々しさが無くなります。この天然保湿因子は、アミノ酸でできており、アミノ酸を入れると保湿になります。

    天然保湿因子を補う代表例がセラミドです。ちなみに、セラミドは化粧水に入れるよりもクリーム系に入れる方が高濃度で入れられます。つまりお化粧水よりもクリームの方がしっかりと高濃度入っていると思います。

    一方で外的な要因の1つに気候が上げられます。つまり気温や湿度が低いとバリア機能は低下しやすくなり、乾燥をもたらすようになります。また紫外線もバリア機能を低下させる主な原因です。これらに関しては、私たちがコントロールできないものですが、誤ったスキンケアで自ら乾燥を招いてしまっている方が一定数います。そのため肌の潤いを高めるためには、まずはスキンケアの見直しが非常に重要になってきます。

    バリア機能を高めるポイント

    バリア機能を高めるためには保湿が重要です。保湿アイテムを選ぶ際に成分で選ばれている方が多いと思いますが、バリア機能を高めるために有効な成分の1つがセラミドです。セラミドはバリア機能を担う細胞間脂質の主成分となる成分です。そのためセラミドをスキンケアで取り入れることは利に叶っており、 バリア機能を高めるためにもおすすめの成分です。

    ただし注意していただきたいのがセラミドだけ取るだけでは不十分だということです。細胞間脂質は、セラミドが主成分ですが、それ以外にコレステロールや脂肪酸などで構成されています。これまでの報告では、セラミドを単独で取り入れた場合とコレステロールや脂肪酸などと一緒にセラミドを取り入れた場合、一緒に取り入れた方がより保湿作用が高かった報告がいくつかあります。

    それ以外にも天然保湿因子もちろん重要です。天然保湿因子は、ヒューメクタントと言って肌の中で水分を保持してくれる成分です。またそれだけでなく肌のpHを弱酸性で保つのにも重要な成分として考えられています。この天然保湿因子を補う成分としてはアミノ酸、PCA(ピロリロンカルボン酸)などが挙げられます。

    また、バリア機能をサポートする成分として、ナイアシンアミドやパンテノールなどの成分もおすすめです。ナイアシンアミドは、ビタミンB3のことですが、セラミドの産生をサポートする成分です。また抗炎症作用や美白作用もある成分なので、例えば乾燥によって肌が痒くなりやすく、炎症後色素沈着もあるというような方は、ナイアシンアミドは使いやすい成分です。またパンテノールという成分は、プロビタミンB5のことで、抗炎症作用や肌の修復作用のある成分となります。

    保湿に優れた化粧品

    セラミドを使っている化粧品の代表がCurelです。細胞間脂質の元になるセラミドは必要で、乾燥性の敏感肌の人にはこのセラミドを補うことが大切です。同じ花王にはSOFINA IPがありますが、これにはセラミドをしっかり入っていますが、ケラチン繊維を広げることにも着目しています。角層の細胞の中にはケラチン繊維と天然保湿因子がありますが、このケラチン繊維が広がることによって天然保湿因子がお水を引っ張ってくる能力が広がります。つまりキュレルは乾燥肌で油分も足りない人へ、ソフィーナは天然保湿因子も細胞間脂質も増やしていく特徴があります。

    その上位バージョンが、estのザ・ローションEXです。角層細胞の中にあるケラチン繊維がさらに広がることを重視しており、エイジングケアにもおすすめです。角層のケアが綺麗にできると、その下の表皮の細胞のコミュニケーションもよくなり、また基底膜と真皮の連携も良くなり、肌全体のエイジングケアになります。

    もう1つ、細胞間脂質を作るものが勇心酒造のライスパワーNo.11(アトピスマイルフォルテシリーズ)です。これは基底膜に働きかけて肌のターンオーバーを正常化するため、特にセラミドの産生を促してくれます。キュレルがセラミド補うに対して、ライスパワーNo.11は自分で作ることを重視しています。補いながら自分で作れるようになるため、乾燥肌の人におすすめです。

    そしてカルテHDモイスチュアフェイス&ボディスプレーに入っているヘパリン類似物質があります。ヘパリン類似物質は、肌のラメラ構造を整え、細胞内の天然保湿因子を作って水を引っ張ってくれます。一方で、天然保湿因子を作るのに必要なものがアミノ酸ですが、アミノ酸と言えばMINONアミノモイストモイストチャージクリームです。これにはセラミドも入っているため細胞間脂質も作りますが、どちらかと言うと天然保湿因子がメインになっています。つまり細胞の中の潤いをしっかりと満たしていくことになります。

    皮脂を補うのには、どうしてもクリームや乳液を考えますが、皮脂は体質、季節、年齢によっても変わるため、自分の皮脂コントロールをしてくれるのがONE BY KOSEセラムヴェールローション(ライスパワーNo.7)です。これは過剰な時には分泌を促したりせず、皮脂の皮脂が足りない人には皮脂を分泌させることができます。

    セラミドについて理解を深める

    乾燥肌や混合肌にも大事なセラミドは、細胞間脂質の構成成分の1つであり、セラミドが少なくなると細胞と細胞の間に隙間が生じ、バリア機能が低下します。またセラミドは油性成分なので、ここを強固にして水分を引っ張ることがセラミドの役割です。

    また、セラミドを作る機能が元々少ない人や、間違ったスキンケアでセラミドを作りにくくなってしまう、そもそも加齢によってセラミドができづらくなるなど、セラミドが少なくなることによってだんだん乾燥になっていくことになります。そこでセラミドの産生を促すアプローチが大切になりますが、1番早いのがセラミドを化粧品で補うことです。

    このセラミド補給することを考えた場合、まずは疑似セラミドがあります。花王の技術で、ヒトのセラミドに似たセラミドを疑似的に作るものがあります。このメリットは大量に作ることができるので量を入れることができることです。もう1つがヒト型セラミドで、ヒトのセラミドと同じのため、乾燥肌には向いていると謳う化粧品ブランドも多いです。

    そもそもヒト型セラミドは、沢山種類があり、それぞれで役割も違います。例えばテトリスのように隙間が開いているところに同じ形のものだけが入ってしまうとテトリスが埋まらなかったりするので、色々な形のセラミドがあると埋められやすくなります。もちろん1種類だけでも保湿できますが、様々な形のセラミド入れている方が隙間は埋めやすくなります。

    このヒト型セラミドには、セラミドNP、セラミドAPと書いてあり、これはチーム名で分かれていると考えてください。最近はセラミド EOP、セラミドEOS、セラミドAPとアルファベットで3つぐらいに分けられています。

    例えば、EOPから始まるものはバリア機能を整えてくれる役割のもので、皮膚のラメラ構造を修復させてくれるものになっています。つまりラメラ構造を調整するので細胞間脂質が埋まり、細胞と細胞をくっつけてくれるような役割をしてくれるものです。

    もう一方のセラミド NP(NS)は、年齢と共に減ってくると言われており、セラミドを作り出してくれる役割もあるセラミドと言われています。これもバリア機能を高めてくれるものになっています。そしてセラミドAP(AS)は、単独で入っていることがあまりなく、他のセラミドと相乗効果をもたらせ、ヒト型セラミドの中では他と他を繋ぎ止める役目のものです。

    このように、セラミドには様々な種類があるので、1つだけではなく、形とグループで種類をしっかりと入れていくことが大事になります。またセラミドを選ぶ時のポイントには、疑似セラミドで沢山量を使いたいのか、ヒト型セラミドでしっとり感を出したいのか、さらにヒト型セラミンドの場合は1つよりも2つ3つという複数種の組み合わせがあるか、そして型に長鎖型や中鎖型などの形状に言及しているかを確認しましょう。

    特に、乾燥肌の人は炎症がある人が多いので、抗炎症成分のアラントイン酸やグリジルリチンと一緒に化粧品を選ぶと、バリア機能をしっかりと強固にするようなセラミドと炎症を抑える両立てすることができます。また乾燥肌の人は、クリームや乳液などの油分が多いものと一緒に使うと良いでしょう。一方で脂性肌の人は、化粧水タイプでセラミドの種類がいっぱい入っているものを使うことが大切です。

    潤いを保つ洗顔の基本

    肌の潤いを高めるためには、肌のバリア機能を高めることが大切ですが、そのバリア機能を損ないケアが重要です。中でもまず見直していただきたいのが洗顔です。誤った洗顔をしていると天然保湿因子や細胞間脂質というような肌本来のバリア機能を担う因子が流出してしまい、乾燥の原因になってしまうことがあります。

    特にメイクをされている方は、クレンジングと洗顔料のいわゆるダブル洗顔をしている方が多いと思います。この2つを使う場合は、クレンジングで大方の汚れを落として、洗顔料に関してはすすぎ程度で洗う、このバランスが重要です。その洗顔料で着目していただきたいのがpHです。

    私たちの肌は元々弱酸性です。肌が健康な場合は石鹸を用いて一時的に肌がアルカリに傾いても、すぐにまた弱酸性に戻りますが、例えばアトピーの方や酒さの方など、いわゆる肌が敏感な方はアルカリ性に1度傾くとなかなか弱酸性に戻れず、その間に肌の常在環境が乱さられてしまう可能性があります。

    肌の環境が乱さられると肌に炎症が起こりやすくなってしまって、それに肌トラブルに発展してしまう可能性があります。そのためスキンケアアイテムのpHにも着目し、肌の常在環境を整えて、なるべくそういった肌トラブルを予防していくことが重要です。そのような意味でも、洗顔料は弱酸性をお勧めしています。

    また、すすぎなどの洗顔際の温度にも気つけましょう。特に寒い時期になってくると洗顔の際の温度を高くしてしまう方いらっしゃいます。しかし40℃を超えると、肌の保湿成分が流出しやすいとも言われており、できるだけぬるま湯で、手に取ってみた時に温かいとも冷たいとも感じない温度が1つ目安となります。特にお風呂で洗顔をしている方は、温度が高くなってしまう傾向があるので注意するようにしてみてください。またスクラブや酵素洗顔のやりすぎも乾燥の原因となってきます。こういったアイテムを使っている方はやりすぎないように注意してください。

    【本コラムの監修】

    恵比寿院長

    HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

    ・経歴
    大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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