インディバと術後ケア

    美容整形と術後ケア

    美容整形の入り口として、最も気軽に受けられるのがシミ取りレーザーなどのシミ治療です。シミ治療は主に皮膚科と美容外科で受けることができ、医療的な観点から皮膚の疾患や症状を診断し治療を行うことができます。治療方法としては、レーザー治療、ケミカルピーリング、薬物療法など診断から治療まで一貫して医療的な処置を受けられます。美容外科の場合はより美的な観点から皮膚の状態を改善する治療方法を選ぶことができるでしょう。

    シミ・肝斑の原因と対策

    シミ・肝斑の原因となるメラノサイトが活性化する原因の1つは皮膚の炎症です。アトピー性皮膚炎、ニキビ、外傷などで炎症を起こした場合、その部位のメラノサイトが刺激されます。この刺激によりメラミン色素が過剰生成され、治癒後もその部に色素沈着が残ることがあります。特に炎症が長期間続いた場合や繰り返し発生した場合は色素沈着のリスクが高まります。このようにシミの形成には、炎症の要因が関わっています。

    このようなシミの種類を細かく分けると10種類以上ありますが、紫外線で形成されるシミ以外に老人性色素斑と後天性色素沈着があります。老人性色素斑は、その名の通り年齢と共に出現するシミです。皮膚の細胞ダメージ修復能力が低下するにつれて、形成されやすくなる40歳以上の人によく見られ、特に手の甲、顔、腕などに現れます。老人性色素斑の色は薄い茶色から、濃い茶色でサイズも大きい場合が多くなります。

    後天性色素沈着は、皮膚の炎症や傷アレルギー反応などが原因で形成されるシミです。ニキビ、外傷などの傷跡が残りそのままシミになることがあり、炎症が治まった後でもその部位にメラミン色素が残ってしまうことが原因です。特に炎症が慢性的であったり、頻繁に繰り返されたりすると色素沈着のリスクが高まります。

    肝斑は女性に多い色素沈着で、頬、鼻、額、口の周囲などに大きな茶色の反転が現れることが多くあります。シミと肝斑は一見似ていますがいくつかの違いがあります。シミは通常数mmから1cm程度で、形状はほぼ円形もしくは楕円形です。一方で肝斑の大きさは数cmで、形状が不規則で顔の両側に対象的に現れることが多いのも特徴です。

    シミは日光に多く晒される手、顔、背、腕などに出現することが多く、肝斑は日光とは関係なしに顔に出現することが多く、顔以外の場所に形成されるケースは少なく事例があまりありません。

    シミは色が不均一で淡い茶色から黒に至るまで様々ですが、肝斑は濃い茶色の一色だけです。肝斑はシミとは違い、紫外線、加齢、遺伝はあまり関係ないとされていますが、形成される1番の原因は女性ホルモンの影響です。

    肝斑は特に妊娠中、ホルモン補充療法、避妊薬の服用をしている女性によく見られます。女性ホルモンはメラミン形成のプロセスに影響 を与え、特にエストロゲンはメラノサイトの活性化を促進することが分かっています。また女性ホルモンレベルが高い状態で紫外線ダメージを受けると肝斑が形成されやすい傾向があるようです。

    これらにお悩みの場合は、まずは皮膚科で診察してもらい、シミの種類もよく分からない状態で色々なスキンケア製品を試すと余計に悪化させることもあります。世界的に見てみる と日本人は肝斑ができやすい人種だと言われており、メラニンが過剰生成されやすい体質です。

    シミと肝斑の治療方法

    レーザー治療

    レーザー治療は、特定の波長のレーザーを使ってメラミン色素を除去する方法で、レーザー光がメラミン色素に吸収され、熱に変換されることで色素細胞が破壊されます。シミレーザーにはQスイッチレーザーやピコ秒レーザーなどがあり、それぞれ独自の特性と効果があります。

    Qスイッチレーザーは非常に短いパルス幅を持ち、高いエネルギーを瞬間的に皮膚に送り込みます。ちなみにパルス幅とはレーザー光が皮膚に照射される時間の長さのことです。ものすごい速さでピカピカ光り、強いエネルギーを瞬間的にメラニンに集中させ、色素細胞を効率よく破壊することができます。Qスイッチレーザーはタップ除去にも使われることが多くあります。

    ピコ秒レーザーはQレーザー以上に短いパルス幅を持ち、高いエネルギーで効率的に色素細胞を破壊し、ダウンタイムが比較的少ないとされています。シミだけでなくニキビの跡や皮膚の凹凸にも効果があります。ピコ秒レーザーは費用が高い傾向がありますが、その分短期間で効果が得られます。シミのレーザー治療は、現段階では主にこの2種類が主流になっています。

    ケミカルピーリング

    ケミカルピーリングは、酸を使用して皮膚の表面層を剥がす方法です。ケミカルピーリングは、シミの除去だけでなく小や皮膚の滑らかさの改善効果もあります。ケミカルピーリングの流れはシンプルで、ピーリング剤を皮膚に塗布し、少し時間を置いて落とすだけです。ピーリング剤を塗布してから放置する時間は、ピーリング剤の種類、濃度などで変わります。

    病院で使用されることの多い、主なピーリング剤の1つはα-ヒドロキシ酸です。穏やかな刺激のケミカルピーリング剤で、グリコール酸や乳酸が混ざっているクリームで比較的費用が低く、1回数千円から1万円程度です。効果が現れるのも早く、数日でシミや肌の質感が改善されることが多いのが特徴です。

    また、病院で使用されることの多いピーリング剤に、β-ヒドロキシ酸があります。これはサリチル酸が主成分でニキビ跡や油性肌、黒ずみなどの皮膚の問題に効果的です。この種類の酸は脂溶性で皮脂線に直接作用して、皮脂の過剰な分泌を抑制します。

    β-ヒドロキシ酸は、脂性肌やニキビに焦点を当てていますが、シミや色素沈着にも効果があるとされています。これも1回数千から数万円程度で手術を受けることができます。シミの大きさにもよりますが、レーザー治療を行う回数は5回前後が多いようです。

    一方で病院で使用されることの多いピーリング剤はトリクロロ酢酸です。トリクロロ酢酸は刺激が強めのピーリング剤で、シミ、シワ、瘢痕などの深刻な問題に効果的です。トリクロロ酢酸は表皮だけでなく真皮にまで影響を与えるため、手術中や手術後に皮膚の痛みや不快感を感じることも多くなります。

    病院によっては局所麻酔クリームが使用されることがあります。費用は数万円から10万円程度かかり、手術後は皮膚が赤くなったり、脱皮しますが、治療後はシミだけでなく肌の質感も改善し、肌の色調も明るくなり一気に印象が変わるケースが多いようです。さらに刺激が強いフェノール酸というピーリング剤もあり、最も強力なケミカルピーリングで、重度のシミや色素沈着、瘢痕に使用されます。ただリスクも高く、皮膚だけでなく心臓や肝臓に負荷がかかる可能性があります。

    薬物療法

    シミの薬物療法には、塗り薬、内服薬、注射、パッチなどがあり、塗り薬でよく処方されるのはハイドロキノンやトレチノインです。ハイドロキノンはメラニン色素の生成を抑制する薬剤で、多くの美白クリームに含まれています。トレチノインはビタミンAの誘導体で、主に皮膚の細胞再生を促進する作用があります。

    内服薬であればトラネキサム酸が処方されることが多いでしょう。トラネキ酢酸は元々は抗炎症作用や出血を抑制するために用いられる薬ですが、メラニンの生成を抑える働きもあるため皮膚科でも処方されることが多いです。

    また、シミの治療でヒドロキノン注射やグルタチオン注射が用られることもあり、どちらもメラミン生成を抑制する作用がありますが、アレルギー反応のリスクも考慮する必要があります。

    パッチに関しては、ヒドロキノンパッチやマイクロニードルパッチが使用されることが多いです。シミが気になる部位にパッチを貼ることで、シミの除去効果が期待できます。一方、マイクロニードルパッチには微細な針がついていて、成分を皮膚の深層に届けることができます。ただしパッチでの治療は効果を実感するのには、数週間から数ヶ月かかることが一般的です。

    ポテンツァ

    シミの治療と同じように肝斑治療でもレーザー治療、ケミカルピーリング、薬物療法などが行われます。その肝斑治療として近年注目を集めているのがポテンツァという方法です。

    ポテンツァは機械を使って皮膚に小さな針を刺し、針先からラジオ派を照射します。このラジオ派で皮膚を刺激し、損傷させ、肌のターンオーバーを促進させることが可能です。

    ラジオ派は皮膚の深部まで到達する性質があり、そこで発生する熱によってコラーゲンの生成を促すことができます。これによって皮膚が引き締まり、シミが改善される効果も期待 できます。皮膚の状態や肝斑の進行度によって必要な治療回数は大きく変わりますが、一般的には3から5回 程度の治療が必要で、肌の引き締めも目的とする場合はもっと増えます。

    顔全体を対象にするのか、特定の部位だけを対象にするのかによっても費用は変わりますが、費用としては数万円から10万円以上になるでしょう。ただし、本来は肝斑に直接刺激を与えるのは良くないため、肝斑に針を刺したり、擦って刺激を与えると肝斑を悪化させる可能性が高くなります。

    美容整形と術後ケア

    美容整形は抵抗感なく簡単にできる時代ですが、大事なのは整形後の長期的な変化やそれに伴うリスクを知っておくことです。美容整形でも人気の高い二重整形や鼻整形をした後について考えてみましょう。

    二重整形

    二重整形には埋没法と切開法の2種類があり、どちらも理想の目元に近づける整形手術ですが、いつまでも術後の目元を維持できるとは限りません。年を重ねると二重の形が変わり、この変化は手術方法による違いに加えて、個人差が大きい部分でもあるため、医師でも10年、20年先にどのような変化が現れるかは実際のところ確信を持って予想はできません。二重整形の経年変化に多い例としては、二重の幅が狭くなる、二重のラインが変わる、溝が浅くなって目立たなくなる、奥二重になっていく、この4つが挙げられます。

    特に二重整形が消えたり、変化したりする理由は2つあり、その 1つが顔の加齢によるものです。年を重ねていくと二重の上の皮膚は少しずつたるみ、特に高齢にもなると眼瞼下垂という瞼が下がってくる症状が出やすくなってきます。目に負担をかける時間が長い人ほど現れやすい症状ですが、年を取ると誰にでも発生する自然な変化の1つです。そうなると整形して二重だった人でも、二重の上に皮膚が重なってきて、二重幅が狭くなったり、奥二重になったり、それに二重のラインが変わってしまうことになります。

    そしてもう1つ二重整形が消えたり変化したりする理由は、埋没法で使用した糸のトラブルが大きく関わります。二重整形の埋没法は皮膚と挙筋腱膜を糸で止めて、二重を作る手術方法ですが、この手術では目を閉じたり開いたりを長年することによって組織がすり切れて緩んだり、取れやすくなります。糸の取れやすさは個人差と結び方による差が大きく出る部分ですが、長年の経過によって老後に起こりやすい現象の 1つになります。

    もう1つの施術方法が切開手術で、単純に皮膚を切って二重の折れ込み癖を作るものや筋肉や靭帯を操作して、目の開け方や下まぶの形や角度を変えるものまで沢山の手術方法があります。一概に長期的な変化としてどうなるかは難しいですが、加齢によって年を重ると確実に変化は起こり、皮膚がたるんできて二重幅が狭くなったり、奥二重や二重のラインが 変わったりします。

    どの手術方法だとしてもベストな状態を永久的に維持することは不可能で、年を重ねることで二重の上に皮膚は被さるため、実際それが気になる人は2回3回と二重整形を繰り返すことになります。例えば二重の幅が狭くなって昔の二重に戻したいと思い、また二重幅を広くするということはよくあることです。ただ目の形によって作れる二重の限界もあるので、すでに幅が広くなりきってしまった場合、たるんできたからもっと広くしてくださいと言ったとしても二重幅は変えられない時があります。そうなると、たるみを取る手術、切開法などでまぶのたるみを取って二重の幅をすっきりさせて、広く見せるということになります。

    鼻整形と豊胸

    そもそも美容整形を繰り返すと顔が変形し、崩れていくというのは事実であり、忘れてはいけないのは美容整形の本質はあくまで若返りではなく整形です。美容整形はレーザーとかハイフ、つまり超音波エネルギーを使ってシワやたるみを改善させる切らないリフトアップ治療は別ですが、美容整形外科でやっている手法というのは必ず、次3つの分類に分けられます。それが①膨らませる、②引っ張り上げる、③抜く、の3つです。

    例えばシワだったら膨らませてシワを目立たなくする、重力によって皮膚が下がってきたら引っ張り上げる、重力によって上から脂肪が下に降りてきて溜まっているなら脂肪を抜くという風になります。同じ人に何回も何回も膨らませたり、引っ張ったり、抜くことを繰り返しことが、簡単にできないことは容易に想像できるでしょう。これが整形をやりすぎると顔が変形する理由になります。

    特に日本人に1番多い鼻を高くしたいという悩みに、一般的に行われる治療法の鼻整形には、ヒアルロン酸を注入する方法やプロテーゼを使う方法がります。まず人気の高いヒアルロン酸を使った整形ですが、ヒアルロン酸は人体の皮膚に存在する柔軟性や弾力性を支える保湿補水成分です。このヒアルロン酸を注射して鼻筋を形成するため、鼻を高くしたい、鼻筋を手に入れたい方で、顔にメスを入れたくないという人にはおすすめの方法です。しかし注入されたヒアルロン酸は日が経つに連れ少しずつ吸収されるため、良い状態を保つためには、大体3ヶ月ごとの再注入が必要になります。

    一方のプロテーゼを使う整形は、ヒアルロン酸と違って体内に吸収されることがない治療法です。プロテーゼは、シリコン製で人の軟骨に近い柔らかな感触がするもので、鼻の形に整えて、鼻筋に固定していく方法です。しかし年を重ねると皮下脂肪が薄くなり、鼻先の形を支えている軟骨も強度を失ってしまいます。

    皮下脂肪が薄くなるとプロテーゼの輪郭が浮き出てくることもあるため、この場合は鼻のプロテーゼが崩れているわけではありませんが、その状態の皮膚には大きすぎたり高すぎたりしてるので、1度取り出してもう少し低く小さいプロテーゼに入れ替えてあげる手術が必要になります。

    これは豊胸手術の場合も基本的には同じで、使用した材料によって長期経過は異なってきますが、ヒアルロン酸なら吸収されるからメンテナンスが必要になります。ヒアルロン酸は体に吸収されるなら安全と考えられていましたが、実は完全に吸収されずに周りに膜を作って残ることがあり、その膜が周りを巻き込んで固くなることもあることが分かってきています。

    もう1つの方法としてシリコンバックを入れる豊胸手術もありますが、これは時間と共に形が変わりません。しかし若い時にシリコンバックを入れることで年を取っても胸だけ若い時のまま、そんな不自然な胸になり、結果取り出す人も実は多いようです。

    ヒアルロン酸、脂肪注入は永久!?

    ヒアルロン酸注射は、基本的に注入して膨らまして形を作るという美容整形の治療の一つで非常にポピュラーな治療です。以前は、ヒアルロン酸注射は、代謝・吸収されて、尿として排泄されて無くなると言われていましたが、もちろんある程度の量は吸収されて無くなりますが、注入の仕方や注入するヒアルロン酸の製剤の種類によってはある程度残るということが分かってきています。

    通常であれば6ヶ月ぐらいで無くなるものや長いものだと1年とか2年ぐらいかけて無くなるものなど、ヒアルロン酸の製剤にも様々な種類があり、例えば粒子が細かくて柔らかくて馴染むものや粒子が大きくて、あるいは密度が高く、硬くて立体感が出せるものなど、さらに注入する部位によっても変わってきます。その中で持続的に残るものは、ある程度の密度の高いものです。逆に薄まったものあるいは意図的にその量を増やすために薄めたものを使うのであれば、当然ヒアルロン酸の密度が低く、シャブシャブになるため吸収されるスピードが速くなります。

    何れにせよ、ヒアルロン酸は使う製剤とか 注入の仕方によっては永久的に残る、ある程度の量が残るものがあるということを知っておく必要があります。中にはコスパ重視だけで、例えばアクリルアミドを希望されたりする方もいます。また単に永久的に残るものだとコスパが良いと考えて、脂肪注入を希望される方も多くいます。例えば、脂肪は自分の組織自分の体にあるものだから安全で安心と思うのは短絡的な発想です。

    脂肪注入はリスクが高い治療であることは知られており、注入した脂肪が血管に入り込んで、そこに定着してしまえば周りの組織と癒着して、そこに脂肪が永久に残ることになります。例えば目の下の皮膚の薄いところに脂肪注入してボコボコになってしまうと返って形が悪くなってしまったとなっても、そこに癒着して固まってしまうため、皮膚を切開して取らざる得なくなります。そのため傷は残るし、綺麗にその脂肪だけ切り取るって事はできず、周りの組織に癒着しているため、ある程度取り残したり、あるいは周りの元々あった組織や筋肉、脂肪組織、真皮まで切り取り、返って凸凹になったり、窪んだりということになってしまいます。このように脂肪注入は永久に残るからと言う理由で安易に手を出すものではないことが分かると思います。

    一方で脂肪注入のリスクとしては血管に塞栓し、動脈を詰めてしまうことによって皮膚が壊死すると言うリスクがあります。これはヒアルロン酸注射でも起こる可能性がありますが、ヒアルロン酸の粒子よりも脂肪注入する粒子の方が大きくて塞栓しやすい傾向があります。ヒアルロン酸で動脈塞栓を起こした場合はヒアルロニダーゼを大量に投与して、ヒアルロン酸を溶かす処置をしますが、脂肪を溶かす治療はありません。

    また、ヒアルロン酸にしろ、脂肪注入にしろ、永久に残るということは、加齢とともに皮膚が薄くなっていくと注入した脂肪はそのまま残るため、若い時は皮膚のハリや皮膚の厚みがあって目立たなかったものが、加齢で皮膚が薄くなると注入した脂肪がボホッと浮き出て不自然になるって事があります。さらに脂肪は太ももやお尻、脇腹から吸引して注入しますが、注入した後にオーバーカロリーになると、注入した脂肪も比例して太るため、太ってボコボコになったりすることもあります。

    これらのため、特に皮膚の薄いところはなるべく避けた方が良いという医師も多く、目の下と上瞼のくぼみ、おでこなどは脂肪注入をやらないようにしている先生もいます。こういった医師は、どんな治療でも必ず一定のリスクがあることを理解し、高いリスクが考えられる治療は若い時は良くても、何十年経った後にトラブルが起こることを考えて推奨はしていません。

    一方で、ヒアルロン酸がどれぐらいで吸収されるかは、何度も打っているとコラーゲンの皮膜ができ、そこから吸収されなくなって永久に残ることがあります。よくあるのは鼻とか 顎とか涙袋などは、比較的一か所にまとめて膨らまして入れるため、最初は徐々に吸収されますが、完全に吸収される前に同じところにヒアルロン酸入れて膨らませると皮膜が出来き、吸収されにくくなることがあります。そのため、ヒアルロン酸がまだ残ってるのに無くなったと勘違いして定期的に追加していくことになってしまいます。

    整形依存症について

    整形する人は整形依存症になる可能性はありますが、必ずしも全員がそうなるわけではありません。しかし怪我や病気で仕方なくする人を除いて、元々整形する人は、美意識が人より高く、コンプレックスを克服したいという気持ちが強い人であることは間違いありません。

    そのため年相応という言葉が苦手で、その年齢にあったシワや皮膚を受け入れることが難しく、年を重ねるごとに気持ちも憂鬱になる傾向があります。精神的に追い込まれるほどもっと綺麗にならなきゃという思いが強くなり、ついには整形依存症になってしまうこともあります。こうしてアンチエイジングとして整形を行い、若さを保とうという気持ちが 強くなった依存症の人は、ここも直したい、ここを直したいという欲求も強くなります。

    また、美容整形の技術は日々進化していて、新たな技術や美容に良い成分もどんどん世の中に広まり、当然高価なものもあり、お金はいくらあっても足りません。何れにせよ整形にはやっぱり財力が必要だということであり、整形管理をすることは難しいことです。整形には賛否両論はありますが、事情によっては決して整形をすることは悪いことではありません。ただ結局、どの手術を受けてもずっと良い状態が保たれることはないことやリスクが伴うことをきちんと理解した上で、本当に必要だと思えて初めて美容整形を受けることが大事です。

    インディバ 術後ケア

    『術後ケア』とは、美容整形により傷ついた組織を修復するために、インディバの効果を利用したリハビリ的ケアです。

    • 美容整形・脂肪吸引直後のダウンタイムにお悩みの方は、一刻も早くその状況から解放されたいと思います。そこでお勧めが『インディバ術後ケア』です。
    • インディバは術後の体の修復をアシストしてくれる強い味方と言われ、術後の痛みやむくみ、内出血の早期回復をサポートします。

    コラムの監修】

    恵比寿院長

    HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

    ・経歴
    大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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