
誰もが病気や怪我で、手術を選択せざるを得ないときがありますし、美容分野でも美容外科手術を選択される方が多くいらっしゃいます。しかしながら、薬の副作用やさまざまな不定愁訴、後遺症に悩まれている方も少なからずいらっしゃいます。
例えば、術前後で食欲がない、疲れやすい、身体がだるい、やる気が出ない、頭や肩こりがとれない、気分の浮き沈みが激しい、むくみが気になる、頭が重い、眠れないなどの症状や便秘、精神疲労やストレスの増加にも悩まれているかもしれません。特に術後は、このような不定愁訴(検査上異常が認められにくい、つかみどころのない状態のこと)は、手術等で大きなストレスに体が反応して、ホルモンバランスの乱れ、内臓機能の低下、自律神経が極端に乱れた結果と考えられます。
脂肪吸引後のアフターケア
ダメージを受けた細胞の修復を促進することでダウンタイムを軽減するのが「インディバ 術後ケア」です。特にスポーツ医学でも世界中で古くから、怪我の治療目的で使用されているのがインディバです。インディバは、健康な細胞に対しては、より本来の役割を発揮できるように活性化する効果があり、一方でダメージを受けた細胞に対して回復を促進することができます。そのためインディバの高周波0,448mHzは人体のあらゆるダメージに対して、治療や早期回復目的で医療の現場などでも世界中で日常的に使用されています。
脂肪吸引手術では、健康な生体細胞を大量に取り、脂肪細胞はもちろん、毛細血管やリンパも同時にはげしくダメージを受けるため、出血も多く、そのダメージも広範囲になります。そのため腫れや痛みの範囲も大きく、見た目の酷さだけでなく、感情面でも大きく影響を受けます。さらに、しばらくして腫れが引いてくると、「拘縮 (こうしゅく)」という状態になります。患部が固く凸凹になる症状が現れ、これがまた不安感を引き起こします。
脂肪吸引の術後は、インディバ術後ケアすることで、ダメージや腫れを素早く緩和し、痛みや辛さを軽減し、早期に自然な状態に回復させることができます。また傷跡や凸凹した波打ったような見た目の違和感も、より早く自然な状態へと回復することができます。
多くのお客様が、とにかく早く見た目を自然にしたい、 痛みをなくしたい (ダウンタイム軽減 )、いつまでたっても硬い、腫れがひかないなどの術後の不安・悩みを解消したいと思い、ご来院されます。
どんな大手術でも、必ず傷口が塞がり、腫れが引きます。それでも手術後の腫れなどは、とにかく1日でも早く治したい、という方がほとんどです。また脂肪吸引は、部位によっては何千ccもの大量の脂肪細胞を破壊して吸引するため、大変な痛みが何日も続くことも多いです。
インディバの高周波による施術は、このような傷ついた生体細胞の修復を促進し、痛みの軽減と、早期回復を後押しすることができます。内出血で真紫になり、パンパンに膨らんでしまっていても、インディバ術後ケアでびっくりするほど腫れが引いたり、ケア翌日にはかなり痛みが引く患者様もいらっしゃいます。
インディバは古くから世界中のプロのアスリートの方たちが、骨折や靭帯損傷、肉離れなどのあらゆる怪我の治療に使用されてきました。特にスポーツ医療で使われた実績があり、骨折など自然治癒に頼るしかない怪我に対しては非常に有効なツールです。
また、いつまでたっても不自然で硬いまま、腫れがひかないまま、しびれてピリピリする、内出血のあとが消えない場合も、インディバ術後ケアは効果的です。もちろん、どんな美容手術も大抵術後1週間もすれば内出血は目立たなくなり、腫れが引き始め、1ヶ月を超える頃には拘縮も柔らかくなっていきます。しかし治るスピードは極端に遅くなっていくのを感じ始める方もいます。このような時間が経ってからの術後の部位への施術にも、インディバは絶大な効果を発揮します。つまり回復が遅くなっている患部の修復を早め、完治するまで再び修復へと導きます。
そして、ハリニーのインディバ術後ケアでは、心理面でのケアにも重点を置いています。特に美容手術に関しては、誰にも相談できないという方が多くいらっしゃいます。またダウンタイム中に、本当に元に戻るのだろうかと不安になったり、その不安を誰とも共有できないことから、さらにネガティブな気持ちになってしまうケースが多々あります。
ハリニーは、美容鍼灸院です。お客様の健康と美容をケアさせて頂く美容鍼灸院として長きに渡って培ってきた技術や知識のもと、責任を持って施術させて頂きますので、どんな些細なことでもご相談下さい。もちろん、お客さまが受けた美容手術や美容クリニックの手術の良し悪しを指摘するようなことはございませんが、術後のご不安感が解消されるよう尽力させて頂きます。
術後ケアの開始時期
各種美容手術の術後経過は個人差があるため、一概には言えませんが、術後5~7日目くらいのケア開始をおすすめしております。なぜならおよそ術後5から7日目に抜糸をされるケースが多く、美容クリニックで抜糸後、当院へ来られる方もいます。
また、最短で術後5日目からのインディバ術後ケアが可能です。術後痛みで一番辛いのは、手術によって切れた血管やリンパ管から大量に体液が皮下に流れ出したことによるものが大きいです。例えば太ももの脂肪吸引では、内出血が膝下まで溜まり、脚部が膨み、足を曲げるのが困難になったり、お顔の脂肪吸引で顔全体が内出血等で膨れ上がり、外出できなくなる場合もあります。このような腫れや痛みに術後1週間まで耐えられない場合は、最短で術後5日目から施術することもできます。その際は、担当鍼灸師に必ず手術日と手術箇所の明記を願います。
一方で、術後1ヶ月以上経ってからインディバ術後ケアを開始される場合やクリニックで担当医師にインディバやマッサージは1ヶ月以上間を空けてからするように言われている場合、また術後1ヶ月以上経っても拘縮が強く残っていたり、痛みや腫れ、むくみが解消できていない場合、かなり良くあるケースですが患部を圧迫し過ぎて色素沈着を起こしている場合でも、インディバ効果を強くご実感頂けます。
鍼灸で術前・術後ケア
何となく体調が悪いという不定愁訴は、症状が多岐に渡り、客観的初見が掴みづらいのが特徴です。ストレス社会が要因の一つとも言われており、病院では、ほとんどの方が自律神経失調症や、頚性神経筋症候群と診断されています。また睡眠導入剤、抗不安剤、精神安定剤などを服用しながら様子をみる、という場合が多くなっています。
鍼灸治療は、ホルモンと自律神経のバランスを整え、不定愁訴を和らげることができます。また内臓の働きや血圧を整え、様々な症状に効果が期待できます。いずれも、あなたが本来持っている自然治癒力・自己免疫力を最大限に引き出すことになるため、術後の早期回復も期待できます。
また、術前からの鍼灸ケア、術前に体の調子を整え、免疫力を上げておくことで、術後の回復を順調に進ませることになります。施術は、身体の変化を把握しながら鍼灸の場所を定めていきます。東洋医学の知識を基に、お客様一人ひとりに合わせた方法で、お悩みの改善が出来るよう全力を尽くすことをお約束します。
インディバで脂肪吸引後のケア
当院では、鍼やお灸とともにインディバによる施術も行います。鍼灸治療だけでなく、インディバによる深部加温によりリラックスすることで、血流は改善され、体もしっかり温めることができるため免疫力が上がります。また皮膚代謝が促進されると、滑らかな肌を蘇らせる事が出来ます

特に脂肪吸引の術後ケアにインディバは有効です。脂肪吸引後は、血管やリンパ管へのダメージから滲出液が溜まるため、ほとんどの場合は皮膚が硬くなり凸凹になります。この拘縮に対して、回復を早め、皮膚を柔らかくするケアが可能です。
インディバの高周波を脂肪吸引後の拘縮した部位に当てることで、内部温度が上がり、血行が促進されるため、脂肪燃焼が促され、拘縮が緩和されて回復を早める効果が期待できます。 またひきつりや、硬縮、内出血、むくみなど緩和します。深部の硬さをとり、手術後の仕上がりがきれいになります。
- 脂肪吸引など術後の拘縮緩和
- ダメージを受けた施術部位の早期回復促進
- 美容手術後の疼痛緩和・早期回復・細胞活性化
- 皮膚の代謝促進による傷跡の修復
- 脂肪吸引前や美容手術前のインナーケア
脂肪吸引後の術後経過には個人差がかなりありますが、およそ一週間後、術後の抜糸が終わり次第、ケアされることをお勧めしています。一週間後はまだむくみや内出血などがありますので、細心の注意が必要となります。
一方で、一か月以上経過している場合は、患部が拘縮してカチカチなっていると思います。この場合は、なかなか柔らかくならないことがあるため、できるだけ早い時期に短期集中でインディバケアした方が、効果的かつ効率的に回復が早くなります。
【本コラムの監修】

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。