当院のお客様で最も多いバスト部分に関するお悩みが、加齢や授乳によりデコルテが貧弱なることや、バストボトムの膨らみに比べてトップが薄くなりハリが無くなってしまうことです。
インディバボディ(上半身)コースでは、ラジオ波温熱療法で 大胸筋、小胸筋、前鋸筋の冷えとコリを改善します。またコリが酷く、冷えたバストの人は横隔膜も固くなっています。ラジオ波温熱で柔らかく、柔軟にすることで胸の圧迫感もなくなります。
さらに、壇中(だんちゅう)など女性ホルモンバランスや自律神経を整えるツボに、温熱刺激を与えて気の巡りを整え、反射区の血流を改善していきます。
胸の筋肉を柔らかくするメリット
インディバで胸の筋肉を柔らかくするメリットは以下になります。
- 大胸筋がほぐれるとバストがしっかり支えられて持ち上げられます(バストアップ)
- 小胸筋が柔軟になると肩甲骨とつながっていて、バストまわりの筋肉を支え引き上げます。バストのハリだけでなく、デコルテも美しくなります。
- 前鋸筋の緊張がなくなると、おっぱいが中央に引き寄せられます。
さらに単にバストアップのために脂肪をかき集めるだけのトリートメントではなく、インディバの0,448mHzの高周波によって、細胞の活性化も可能です。そのためバストアップだけでなく、本来の健康な美しい状態に導くことで乳腺症・乳がんの予防にも大変に効果的です。
また、横隔膜が拡がることで、呼吸や首肩が楽になり、疲れにくい体質改善が期待できます。今まで何をやっても楽にならないという方は、胸部全体の筋肉を緩めてみてください。
胸の筋肉を柔らかくするケア
コリ固まった胸筋や脇の筋肉をインディバで緩めることでバスト部分全体への血流やリンパの流れが正常になります。
まずはインディバで胸部全体、脇、腕、デコルテを施術し、特に土台となる胸筋をしっかりとほぐして胸部の血行とリンパの流れを改善していきます。乳房の脂肪、乳腺、靭帯を細胞レベルで活性化しつつ、筋肉をほぐして不要な老廃物をリンパに流し込み、脇やアンダーに流れた肉をきちんともとの位置に戻してかたちを整えます。
通常のバストマッサージは捏ねくり回すようなイメージがあるかも知れません。特に乳房を支える大胸筋や前鋸筋などのコリや癒着した筋肉を強いハンドマッサージすると痛みを伴うこともあります。
しかしインディバは、体の内部から発生する熱によって痛みを感じることなく筋肉を緩めることが可能です。また深部体温が上昇した上で、リンパドレナージュによって、さらにリンパ液の流れを活性化して、人の身体にとって不必要な異物や老廃物の排出を促します。オイルトリートメントの心地良さとしっかり押し流すような手技によって、手先・足先まで温かな血流が行き渡る感覚が味わえます。
インディバ術後ケア(バストケア)
バストアップのための美容整形には、大きく分けて①ヒアルロン酸による豊胸、②脂肪移植による豊胸、③シリコンインプラント挿入による豊胸手術が挙げられます。またシリコンインプラントによる豊胸手術と脂肪移植による豊胸は、アフターケアの施術方法や開始時期などが大きく異なります。
この中で割合が多いのが、シリコンインプラント挿入による豊胸手術です。シリコンの品質が格段に良くなり、乳腺下に挿入する手術が一般化しつつあり、術後から痛みなどが気にならない方も多くいます。一方、ダウンタイムが短くなったとしても、術後の個人差が大きく、1から3ヶ月以上も痛みや引っ張られる感じが続く方もいらっしゃいます。
一方でヒアルロン酸の中には、体に吸収されないものと吸収されるものがあり、吸収されるものであったとしても体に残り続け”しこり”になるケースがあります。もちろん何か健康被害があるわけではないですが、例えば35歳を超えてマンモグラフィーを撮った時に影が見えてしまい、健康上の心配になることがあります。
また、最近はバックのような異物を入れるような豊胸であれば、ヒアルロン酸も含めて検査ができませんというクリニックが少し増えています。なぜなら、これらの異物によって見落としの原因にもなったりするからです。そのためがん検診のハードルが高くなってしまうなどのリスクを許容した上で選ぶことが大切です。
また、一番多いお悩みとして、痛みなどはなくても柔らかくならないというケースです。例えば触ると硬い触感や部分的な硬さがある、仰向けで寝ると不自然になっているなどのお悩みをよく聞きます。他にも痛みや違和感を無くしたいだけでなく、 自然な柔らかさにしたい、傷跡を目立たなくしたいなどでご来院されることも多くあります。
もちろん、術後の痛みの軽減は美容整形技術の進歩と共に減ってきておりますが、まだまだつっぱる感じなどの違和感に悩まされる方が多いようです。また傷口が少し大きいため、術後2から3週間目くらいからの拘縮により、つっぱりが大きく動かしづらくなってくる方もいらっしゃいます。術後ケアの理想としては、術後1週間目からケアをスタートし、1ヶ月で痛みや辛さがなくなり、3ヶ月で自然な柔らかさのバストになることが目標になります。
一方で、術後にいつまでもバストが硬い感じがしたり、引っ張られる感じがするのは、ご自身のバストの皮膚や脂肪、その下の胸筋などが拘縮などで硬い状態です。つまり挿入したシリコンが硬くなってしまったのではなく、手術によってダメージを受けた細胞の拘縮が、しっかり回復していないからです。これをインディバの温熱高周波で細胞の修復を促進し、早期回復を行います。
さらに、シリコンインプラントは主に脇や胸下から挿入するため、その際に数センチの傷ができます。特にわきの下の傷の場合は、拘縮時につっぱり、一時的に腕を上げにくくなることがあります。このような傷跡の拘縮を素早く回復し、できるかぎり目立たなくなるようにすることも可能です。シリコン挿入の傷は大きく、長期間赤く目立ったり、膨らんだりすることも多いので、当院では術後2から3週間目から患部の状態を確認にして、傷跡自体にもインディバケアをしていきます。
そしてインディバの高周波 (0,448mHz) は、 生体細胞のみに反応することが実証されており、シリコンそのものに影響を与えません。また手術で骨を止めているボルトやピンなどの金属、歯の治療で詰めている異物などの生体細胞以外のものにも影響を与えることはありません。
そして術後のケアだけでなく、 術前から予約される方も増えています。術前にインディバで硬く張った胸筋をほぐし、胸部全体の血液の流れとリンパの流れを改善し、脇のリンパなどの詰まりや溜まった脂肪を先にケアしておくことで、ダウンタイムの軽減や、 美しい仕上がりへと導くことができます。術前のインディバに関しては、手術2から4日前と1週間ほど前の2回を推奨しています。
インディバ術後ケアの開始時期
シリコンインプラント挿入による豊胸手術のアフターケア
シリコンインプラントの豊胸のインディバ 術後ケアは、 術後7日後 くらいから開始される方が多いです。インディバの出力や圧は慎重に調整して施術するため、施術中に痛みを感じることはありません。
初期の段階 (術後10日目まで)は、高周波の微弱な電気的刺激による細胞の修復のみを主とし、傷ついた細胞にリスクを与えることのないよう、患部の状態を見ながら慎重に施術します。また術後2から3週間以上経過し、完全に傷口に触れても問題のない状態になるまでは傷口は避けて施術します。 基本的には、術後1週間目からスタートし、1ヶ月後まで週1から2回程度、その後は様子を診て3ヶ月くらいまで2週に一度くらいのペースを推奨しています。
また、小さいお胸に大きなシリコンを挿入した場合など、 皮膚や肉が伸びてなじむまでに3ヶ月ほどかかることが多いようです。この期間のつっぱり感を無くすために、脂肪や筋肉の血流を改善することで、 早い段階から自然な見た目にしていくことができます。一方で術後3ヶ月以上経ってから硬さを和らげる目的でご来院される場合は、1回でも変化は感じて頂けると思います。
脂肪移植による豊胸手術のアフターケア
太ももやお腹などから吸引した脂肪細胞を胸に移植してサイズアップを図る豊胸手術があります。シリコン挿入ほどのサイズアップはありませんが、 手触りも見た目もとても自然な豊胸手術です。
インディバの高周波0,448Mhzは、脂肪細胞の修復を促進し、健康な脂肪細胞となっていくよう刺激を与えることができます。あくまで脂肪細胞の活性化のみを目的にし、 移植によって形成された形に影響を与えないよう施術を行います。
脂肪移植による豊胸の場合、基本的に移植手術から1ヶ月後から可能です。脂肪移植による豊胸手術の場合、 手術直後は腫れもあり、かなり膨らんでいますが、時間が経過すると腫れが引いていきます。また挿入した脂肪細胞も30%~80%流れてしまうと言われており、術直後よりもサイズは落ちてしまいます。そのため、インディバ術後ケアによるものと感じてしまう方も多いため、当院では術後より1ヶ月後くらいからとさせて頂いております。
【本コラムの監修】
・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。