インディバと鍼灸で冷えの改善

    インディバと鍼灸で冷えの改善

    冷えが体調不良につながっていることが多くあります。冷え性は足先や手先、太ももが冷たくなる状態で、特に女性は体質的に熱を生み出す筋肉量が少なく、脂肪がつきやすい傾向にあるため冷え性になりやすくなります。また加齢によって筋肉が衰えて冷えが酷くなるため、意識的に冷え対策をしなければ知らぬ間に冷えやすい体になっていきます。その他にも生活習慣の乱れや自律神経の乱れ、胃腸虚弱な方も冷えやすいと言われています。

    冷えの根本原因

    筋肉は動かすことで熱を発生することはできますが、脂肪は動かしても熱は発生しません。また脂肪自体が筋肉で発生した熱が伝わりにくい構造をしています。筋肉は体温の4割を生産していると言われており、そのため筋肉量を多くすることが、多くの熱を発することができるようなり体は冷えにくくなります。そして運動不足によって、筋肉が刺激されずに、どんどん筋肉が減っていく現状があり、さらには運動しないことで血流が悪くなり冷えがどんどん加速するという悪循環に陥っています。

    特にディスクワークの人は、長時間同じ姿勢でいるため、血流がどんどん悪化し、座りっぱなしで下半身の大きな筋肉が動かず、座ることで大きな血管が圧迫されてしまっています。

    一方で運動不足でないのに手足の末端が冷えてしまう人は、生活習慣やストレスで冷えている可能性が高いです。体の中心の臓器が集まる部分を守るため、体は体温を一定に保とうとする働きがあり、寒さを感じると手足などの末端から体の中心に向かって血液を集めようとします。その結果手足の末端の血流が不足して極端に冷たくなってしまいます。

    そしてこの血流の調整を担うのが自律神経(交感神経)です。生活習慣の乱れやストレスで自律神経が乱れると、寒さを感じていないのにも関わらず交感神経が優位になり、血流の調整を行う必要のないタイミングでも、血流を末端から体の中心部に集めてしまいます。このように寒いわけでもないのに手足に冷えを感じる原因になります。

    この他にも自律神経には、暑さや寒さを感知して、体温を調整する働きもあり、この体温調節機能が乱れると、手足の末端の血管が極端に収縮して冷えを引き起こす原因にもなります。

    冷え性は睡眠不足の原因

    冷えには4種類のタイプがあります。

    冷えのタイプ症状原因
    四肢末端型体はそんなに寒くないのに、手足の先が冷たい食生活の乱れ、栄養不足など
    下半身型上半身よりも下半身、特に足先が主に冷える姿勢が悪い、座りっぱなしの時間が長い
    内蔵型内臓が冷え、代謝の悪化、免疫力の低下自律神経やホルモンバランスの乱れ
    全身型基礎代謝機能が落ちる筋肉量の低下、老化、栄養不足、自律神経やホルモンバランスの乱れ

    冷えは長く続くことで、万病の元にもなり、睡眠の質を低下させてしまいます。睡眠時には、体の中心部の温度が下がって手足から熱が放出され、副交感神経が優位になるリラックスモードになります。さらに体から熱が発散されることで、布団の中が温まり気持ちよく眠りにつくことができます。

    内蔵型の冷えの場合は、放射できる熱が少なくなるため、体を温めようと交感神経が優位な状態を作り出そうとしてしまい、自律神経が乱れて眠りにつけなくなります。

    一方で手足が冷たいままだと、手足の血行が悪いままになり熱の放出がうまくできないため、布団の中は温まらず、体温も下がりにくい状態になってしまい副交感神経の切り替えができない状態になります。

    冷えの対策(歩行瞑想)

    冷えの原因の多くは、自律神経の乱れ、つまり交感神経と副交感神経のバランスが崩れていることが挙げられます。そして冷え性の原因が交感神経優位の状態になっている場合は、激しい運動で血行を促進するより、自律神経を整えるために副交感神経に切り替えながら血行を促進してあげることができるウォーキングがオススメです。ウォーキングは歩行瞑想とも呼ばれ、歩くことに全意識を集中させることで、自律神経を整え、ストレス軽減、血行促進効果が得られます。

    冷えのぼせの症状

    日本では女性の7割が冷えに悩んでいると言われ、その中の4割が冷えのぼせを持っていると言われています。東洋医学では冷えのぼせの原因を、中焦に気血が詰まっている、もしくは滞っていると考えます。中焦とは体の中心部分(胃腸、脾胃、肝胆)にあたりで、消化機能、解毒機能を担う部分で、この部分の気血を疎通することで改善すると考えます。

    冷えのぼせの症状には、ニキビ、吹き出物、喉の痛み、目の充血、扁桃腺やリンパの腫れ、顔が熱い、頭痛、めまい、毛穴の目立ち、高血圧、歯茎のはれ、睡眠障害などがあり、特に下半身冷えの症状では、お腹が冷たい、下半身の冷え、下痢、腰痛、生理痛、月経不調などが見られます。

    東洋医学では自然界の全てに陰陽があると考え、冷やす力(陰)と温める力(温)によってバランスが保たれることで体を正常に保つことができると考えます。

    しかし中焦に滞りができると温める力は上半身に、冷やす力は下半身にこもってしまいます。それが冷えのぼせの根本原因になり、それを起こすのが脳を酷使する頭脳労働やディスクワークによる運動不足です。

    頭を使いすぎて気血が頭に集中し、下半身は気血不足になり、この状況が長く続けば上半身はのぼせやすくなります。一方で長時間座った姿勢を維持すると、中焦とは体の中心部分(胃腸、脾胃、肝胆)にあたりで気血が滞り、下半身の冷やす力が上半身を冷やすことができなくなり、さらに下半身は冷えやすくなります。

    この場合は、まずは滞りのある部分を解消してあげることを優先して、発汗を促す(引火下行)ことが大切になります。これにより上半身の熱を下半身に導いていくことができます。またオススメのツボは足三里や三陰交にお灸することです。

    冷えのぼせは胃腸の疲れ

    冷えのぼせは心と腎の間にある脾胃(胃腸)が弱っているからです。脾胃は気血の巡りの中枢になっており、上半身の熱を下半身に下せなくなります。逆に下の寒を上に持ち上げられないことになります。

    胃腸が弱る原因は陽気不足、または寒さ(寒気)に影響を受けことや、冷たいもの、生ものなど体を冷やすようなものを食べているなどです。そのほかにもストレス、過労なども原因です。症状としては、胃痛、下痢、食欲不振、消化不良、吐き気、疲れやすいなどが見られます。このような方はお腹あたりを温めると症状が緩和します。ただし気血の巡りを考えずに、単に温めることはNGです。気血の巡りを整える鍼灸と併用するようにしましょう。

    見せかけの冷え性

    手足が冷たくて顔に血色がない方は、東洋医学で言う寒タイプになり、そういった方は冷え性になりやすいと言われています。しかしこのタイプの中で見せかけの冷え性の方が少数いらっしゃいます。このような方を「陰虚燥熱」と言い、手足は冷たいけど冷え性でないタイプです。冷え性として体質改善しようとして温めるようとすると逆効果になります。

    陰虚燥熱は、気血が足りず、脾胃(胃腸)が弱っており、血行が悪いのが特徴です。症状としては口内炎、便秘、口や喉の渇き、吹き出物などが挙げられます。手足は冷たいですが、体内には熱がこもっており、温めるとさらに熱がこもる可能性があります。しかし冷やそうとすると寒がさらに悪化してしまいます。いずれにせよ運動して血行を改善することが大切です。

    【本コラムの監修】

    HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

    ・経歴
    大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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