睡眠中に夢をよく見る人は…

睡眠中に夢をよく見る人

たくさん夢を見ますか?

東洋医学では、睡眠中にたくさんの夢を見る事を「多夢」と言います。

本来、質の良い睡眠は起きたときにスッキリ感があり夢を見ない睡眠です。

夢をよく見るのは、東洋医学でいうと「血」が足りない「血虚」という状態です。

特に、嫌な夢・現実的な夢は体の不調と関わりがあると考えられ、体質を知る手がかりにもなります。

東洋医学で血虚とはどんな状態

東洋医学では、身体をめぐり臓器の栄養源が「血」です。

つまり身体を滋養する血が足りなくなっている状態です。心身に栄養が行き渡らず、新陳代謝や精神の安定を図ることができない状況といえます。顔色は青白く、潤いのないカサカサ・パサパサした肌や髪が特徴的。

女性は、生理があるので「血」が不足しやすく、現代女性に血虚の症状が多いです。

食生活の乱れや睡眠不足なども血虚の原因となります。男性の場合だと、抜け毛や白髪、円形脱毛症などになったりします。

疲れやすく、めまい・立ちくらみなどの症状も出てきます。血不足による心への影響から不安、不眠の傾向が強く、眠りが浅いため夢を見ることが多いといえます。

血は深夜1時〜3時に作られます。その間にしっかりと熟睡していることが大切です。熟睡出来ない方は自律神経の乱れも大きく関わりますので整えると睡眠の質も変わり同じ睡眠時間でも身体が変わってきます。

血虚が引き起こす症状

肝火上炎(かんかじょうえん)

寝つきが悪い、ひどいと明け方まで眠れない方もいます。普段からイライラが強く、怒りやすい傾向があります。身体の中の「気」が滞り、熱を持った状態のため、身体の中の熱が昇って、頭部や顔面部に症状が出やすくなります。

特に、疲労やストレスの蓄積から気の流れが悪くなり生じた熱が、顔を赤くしたり、目を充血したり、のどが渇いたりします。

このタイプの方の場合、気の流れを整えるツボを刺激して身体の熱をとりましょう。

曲池(きょくち):肘を曲げたときにできるシワの端と肘の外側にある骨の中点

痰熱内擾(たんねつないじょう)

寝つきが悪い、眠りが浅い、夢見が悪いといった症状が多いタイプです。

食生活の乱れ、臓脾の機能低下などにより体内に水分が滞るため、熱が生じやすくなります。

このタイプは、日々のストレスで自律神経の緊張も強くなっており、イライラ、動悸、痰(たん)が多いといった症状を伴うこともあります。

お酒や脂っこい食べ物、香辛料を控えて、食生活を改善しましょう。

心脾両虚(しんぴりょうきょ)

眠りが浅く熟睡感を得られないことが多く、貧血傾向になっていることもあります。また胃腸が弱い方になりやすい傾向があります。

心と脾はお互いに協力しあって身体を調整していますが、病気・月経過多・悩み事が多いと、脾の力が弱り、心に栄養が届かず、睡眠に影響が出ます。

精神的にストレスになることを極力避けて下さい。

心腎不交(しんじんふこう)

寝ついても途中で起きてしまうことが多く、潤い不足で口が渇き、ほてりや動悸を感じたりすることもあります。

このタイプの場合は、水分を補ってあげることが必要となりますので、水の巡りを整えるツボを刺激しましょう。

三陰交(さんいんこう):内くるぶしの出っ張りから指4本分上の骨の際。押すと少し痛みを感じるところ


鍼は自律神経調整や体質改善を得意としますので、上記に心当たりがある方は一度、カウンセリングを受診してみて下さい。

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