
ゴルゴラインは、目の下、頬の上に目頭側から斜めに伸びる線です。ゴルゴラインの原因は、骨よりも少し上の筋肉と皮膚が繋がっていて、そこが靭帯や線維性の組織で繋がっているためと言われています。
加齢とともにお顔の骨が萎縮、吸収されて後ろに下がっていきます。またお顔の脂肪も年齢とともに減っていきます。これらの顔の土台である骨や脂肪が減ったことで皮膚の下の靭帯や線維性の組織がゴルゴラインの原因になります。
特に以下に当てはまる方は、ゴルゴラインが出やすい傾向があります。
・40代以上(加齢による表情筋・コラーゲン減少)
・スマホ・PCを1日4時間以上使用する方(眼精疲労)
・頬骨が高めの骨格を持つ方(構造的なくぼみができやすい)
・紫外線対策をあまりしていない方(真皮へのダメージが蓄積)
・表情が少ない方(表情筋が使われず衰えやすい)
・睡眠不足・体の疲れが慢性的にある方(血流低下につながる)
また、ゴルゴラインは、お顔のたるみから生じる「段差」が原因になります。なので、このゴルゴラインを消すためには、お顔のたるみをとることが有効です。そしてゴルゴラインのたるみは、「①表情筋」「②真皮」「③皮下脂肪」の衰えなどが考えられます。
ゴルゴラインができる原因
①表情筋の衰え
人の顔には数十種類もの筋肉があり、主な役割が顔の細かい表情をつくり出すことです。ゴルゴルゴラインのたるみは、「上唇拳筋」「大頬骨筋」「小頬骨筋」の3つの表情筋の衰えが深く関係しています。
表情筋の衰えは、加齢によるものもあれば、日常的に表情筋を使わないことなどで、たるみの原因をつくり出しています。なので表情筋の対策が予防に有効です。

ゴルゴライン対策のツボをご紹介いたします。
●迎香(げいこう):小鼻の左右のふくらみのきわ
鼻のきわから目にななめに伸びる「上唇挙筋」上にあります。
●巨髎(こりょう):黒目のラインと小鼻のラインが交わるところ
頬の「小頬骨筋」上にあります。
●顴髎(けんりょう):目尻のラインと小鼻のラインが交わるところ
頬の「大頬骨筋」上にあります。
ツボを押すときは、5秒間押して、離すという動作を4、5回繰り返します。肌に摩擦を与えないように、気持ちいいと感じるぐらいの圧を加えるように意識しましょう。強く押すほど効果が出るものではありません。
以下のステップでツボ押しマッサージを行ってみましょう。洗顔後、クリームやオイルを塗布してから行うとすべりがよくなります。
【マッサージの手順】
STEP1: 迎香(えいこう)を押す
小鼻の脇にあるツボ。人差し指の腹で左右同時に5〜10秒、3回繰り返す。
STEP2: 巨髎(こりょう)を押す
黒目の真下の頬骨の縁。同様に人差し指の腹で3回押す。
STEP3: 颧髎(けんりょう)を押す
頬骨の一番高い部分のやや下。同様に3回押す。
STEP4: 頬を引き上げるようにゆっくり手のひらで包む
血流を促しながら、ゴルゴライン部分を温めるイメージで。
1日1回、入浴後のルーティンに取り入れると効果的です。また美容鍼は血流を改善し、硬くなった筋肉のコリをほぐします。そしてマッサージやエステでは届かない奥の筋肉にパルスを流すことで、普段使っていない筋肉を動かすことができます。
②真皮の衰え
ゴルゴラインができてしまう原因には、加齢によるお肌の真皮の衰えや皮下組織の衰えなども原因の1つです。加齢や紫外線を過度に浴びることで、お肌を支えるコラーゲンやエラスチンの質の低下が起きたり、それらの減少によって真皮を支えることができなくなります。
そのため、肌の弾力がなくなってたるみとなりゴルゴラインをつくり出してしまいます。
このコラーゲンやエラスチンは、加齢と共にピークの半分以下になり、その後減少します。また女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの分泌も減少するためハリのある肌をつくる働きが弱くなるため、ゴルゴラインが目立つリスクになります。
特に乾燥肌が続くと、表皮だけでなく、真皮が衰える原因となり、ターンオーバーの乱れから、たるみの原因になってしまうこともあります。
美容鍼は、真皮を刺激し、微小な傷を与えてお肌の新陳代謝が活性化させ、エラスチンとコラーゲンを増やしていくことでお肌のハリを取り戻します。さらに筋肉の血流を改善し、質のよい筋肉とすることで、シワ・たるみ・くすみ(STK)等の肌トラブルが改善され、さらにお肌のハリを出すことができます。
③皮下脂肪の衰え
お顔の皮下脂肪は、年を重ねると、代謝機能が衰えるため、重力の影響を受けて下方向へ落ちると言われています。その結果、ゴルゴラインの原因になってしまいます。
さらに、ハリのなくなった皮膚の部分にムクミと共に蓄積しやすくなり、ゴルゴラインを目立たせます。
眼輪筋などの目の周りの筋肉のコリをパルスで緩めていき、血流を改善して、老廃物を流しやすくし、しなやかなハリを復活させることでゴルゴラインを解消していきます。また眼精疲労のツボを刺激し目の疲れをとることで、ゴルゴラインをできにくくしていきます。
化粧品では、ゴルゴラインの解消は難しく、あくまで保湿を中心とした予防的なスキンケアアイテムとしての使い方を考えましょう。
ゴルゴラインでお悩みの方は是非、当院にお越し下さい。東洋医学の知識を基に、お客様一人ひとりに合わせた方法で、お悩みの改善が出来るよう全力を尽くすことをお約束します。
④眼精疲労とゴルゴラインの関係
現代人に増えているゴルゴラインの原因のひとつが、スマートフォンやパソコンの長時間使用による眼精疲労です。目を酷使すると、目の周りの筋肉(眼輪筋)が緊張し続け、血液循環が滞ります。この血流の滞りが目の下〜頬にかけてのくぼみ(ゴルゴライン)を深くする要因になります。
実際に「若いのにゴルゴラインが気になる」と感じる方の多くは、日常的に目を酷使している傾向があります。美容鍼では眼精疲労の軽減にも対応しており、顔全体の血流を整えることでゴルゴラインの予防にもつながります。
⑤先天性・骨格的要因
ゴルゴラインは必ずしも加齢によるものではなく、生まれつきの骨格や顔の構造によって若いうちから目立つケースもあります。頬骨の位置や皮下脂肪の分布は遺伝的な影響を受けるため、20代でもゴルゴラインが深い方がいます。生まれつきのゴルゴラインは加齢とは原因が異なりますが、美容鍼で肌のハリを高め、筋肉のバランスを整えることで目立ちにくくなる可能性があります。
キレイな肌!と思わせる5大要素
年齢を重ねると起こる変化には、3つの種類があります。
- シワやたるみによる輪郭の崩れなどの形の変化
- シミや目尻のシワなどの変化
- 肌を手にをかけない年月が重なると起こる、肌質感の変化
一方で、溌剌とした美しさを形づくる「キレイな肌」は、「潤い」「輝き」「ハリ」「透明感」「明るさ」の5つの要素で構成されます。

| 潤い | 水分を適切に含んだ状態を保持することは、若さを育む基本中の基本。輝き・ハリ・透明感・明るさのレベルに密接に関連する。 |
| 輝き | 外からの光を肌が吸収・反射することで生じる視覚的効果。キメの状態が均一で油水分の量と色素のバランス、代謝の状態が理想的なときに最大限に美しい輝きとなる。 |
| ハリ | 個々の細胞が油水分で満たされ、細胞外の組織も本来あるべき密な状態にあるとハリがあると見える。この状態をスキンケアで維持するのは時間がかかるが、ハリ感であれば肌表面を満たせば速攻で得られる。 |
| 透明感 | 皮膚が曇りなく透き通って見えること。肌が肥厚しておらずキメが均一で、水分を十分に含み、メラニンなどの色素量が適切で、炎症がなく、血行がよく、肌の深部も糖化など肌色を濁らせる要素が少ない状態。 |
| 明るさ | 肌の明るさについてはさまざまな解釈がありますが、ここでは黄ぐすみ、茶ぐすみ、青(灰)ぐすみなどの本来は存在しない色味が生じて色が濁ると、肌の明度が下がると定義。濁りをとれば明るさが復活する。 |
化粧品メーカーのポーラの研究では、丁寧なスキンケアを続ける70代の肌の潤いレベルは、20代を超えることが示されています。肌は正しく手をかければ手をかけただけ、若々しさという艶やかな輝きをまとうことができるのです。
この5つの項目は、清潔感を形づくる要素であり、乾いてくすんで毛穴が開いた肌が醸し出す老け感は、長きに渡り、愛情をかけずに肌を扱ってきた結果なのです。
5大要素のための美容鍼
溌剌とした美しさを形づくる「若々しい肌」の特徴である「潤い」「輝き」「ハリ」「透明感」「明るさ」の5つの要素すべてに美容鍼は効果が期待できます。美容鍼に通われる多くのお客様が、「顔がちいさくなったみたい」「肌にハリとツヤが戻った」「シワが目立たなくなった」などの効果を実感されています。多くのお客様が効果を実感されるのは、3つの美顔効果があるからです。
「ハリ」と「潤い」のコラーゲン生成
表皮だけでなく、真皮層に傷をつくることで、細胞や組織を活性化させます。細胞が組織を修復しようとして、コラーゲンやエラスチンを自らつくり出し、肌に「ハリ」と「潤い」をもたらします。
「明るさ」「透明感」や「ハリ」へ血流の促進
鍼でツボを刺激すると、体は鍼を異物とみなし、免疫反応が起こります。そのため刺激した箇所に血液を集めようと血流が循環して、体の隅々に栄養と酸素が行き渡り、代謝が上がります。
また、くすみは、首や顔の筋肉のコリによって血行が悪くなり、お肌のターンオーバーが遅れることで起こります。ターンオーバーが遅れると、肌の表面に不要な角質が蓄積されてしまい、肌の透明感が失われ「くすみ」が生じます。
くすみの改善には、身体の血流を促進するとともに、ターンオーバーを正常にして新陳代謝を促すことで、肌に「明るさ」を取り戻し、結果「透明感」や「ハリ」が出てフェイスラインもシャープになります。
「輝き」のためのターンオーバー
加齢に伴いターンオーバーも遅くれ、睡眠不足や角層の保湿不足、肌の代謝を促進するビタミン、ミネラル、アミノ酸の不足、飲酒や喫煙、運動不足、便秘、さらにはストレスや女性ホルモンなどの内的な要因が常に変化してターンオーバーにも影響を与えます。
美容鍼は、お顔の筋肉に刺激を与えることで血流やリンパの流れが良くなり、老廃物が流れて、肌の血行促進や新陳代謝を促し、ターンオーバーを整える働きがあります。ターンオーバーを整えることで、「輝き」のある肌理(キメ)の整ったお肌が手に入れることができます。

美容鍼が人気の理由が高い安全性と持続性の高さです。鍼のサイズは髪の毛とほぼ同じくらいの細さで、痛みはほとんどありません。さらにツボや筋肉を直接刺激するため、本来お肌がもつ力(自然治癒力)を活かし、即効性だけでなく持続効果も期待ができます。
美容鍼と他の施術との違い
ゴルゴラインへのアプローチとして、ヒアルロン酸注入・フェイシャルマッサージ・美容鍼がよく比較されます。
・ヒアルロン酸注入: 即効性が高く、くぼみを直接埋める。ただし定期的な注入が必要。
・フェイシャルマッサージ: セルフで実施可能。一時的な効果はあるが根本改善には至りにくい。
・美容鍼: 針で皮膚に微細な刺激を与えることでコラーゲン生成を促し、自然な回復力を活かす。即効性ではなく「体質改善」を重視したい方に向いています。
「できるだけ自然な方法で」「体の内側から整えたい」という方に、美容鍼は特に適しています。ご自身のお悩みによって鍼をする部位も変わってきますので、気になる点はカウンセリング時に鍼灸師にご相談ください。
FAQ
Q. ゴルゴラインは生まれつきでも改善できますか?
A. はい。先天性のゴルゴラインも、美容鍼で肌のハリを高めることで目立ちにくくなる可能性があります。骨格そのものは変えられませんが、周囲の筋肉・皮膚の状態を整えることで見た目の改善が期待できます。
Q. 美容鍼は何回くらいで効果を感じられますか?
A. 個人差はありますが、週1〜2回のペースで3〜5回の施術を受けると変化を実感される方が多いです。肌質や生活習慣によって異なるため、まずはお気軽にご相談ください。
Q. 美容鍼と他の施術は同時に受けられますか?
A. 基本的に問題ありません。ただしヒアルロン酸注入など注射系施術との組み合わせは施術の間隔を置くことをお勧めします。
【本コラムの監修】

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。
















