ダーマペンと美容鍼

    ダーマペンと美容鍼

    ダーマペンと美容鍼は共に、刺鍼することで、お肌が本来持つ自己治癒力によって細胞を修復し、ターンオーバーサイクルを整えることで、お肌のシワ・たるみ・くすみ、ツヤ、毛穴の開き・黒ずみなどを改善する治療方法です。

    例えば、毛穴の開きなどの毛穴トラブルは主に、「皮脂の過剰分泌」「角栓の詰まり」「肌のたるみ」が原因です。皮脂が排出されずに毛穴に詰まると角栓に変わり、それが空気に触れて酸化することで黒ずみになります。

    刺鍼によって、お肌の自己治癒力を高めることで、皮膚のコラーゲンやエラスチンの生成を促進させ、ターンオーバーを整えることで肌質を改善に導きます。その結果、毛穴に角栓ができにくくなるとともに、開いてしまった毛穴を引き締めて毛穴の目立たない肌に導きます。

    また、加齢とともに肌のハリやツヤ、弾力がなくなり、シワやたるみが生じやすくなります。これは真皮を支えるコラーゲンやヒアルロン酸の減少や、エラスチンが減少することで、コラーゲンをしっかり結びつけることができなくなるからです。その結果、肌のハリが維持することが難しくなるため、シワやたるみになってしまいます。一方で肌のくすみは、乾燥や血行不良、角質肥厚、紫外線、摩擦などの刺激によるメラニン停滞、糖化などが原因です。

    刺鍼によって、ターンオーバーを活性化し、肌の自己治癒力を高めることで、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促進することができ、肌のハリや弾力が高まり、さらに肌のくすみも改善し、透明感のある健康的な肌を取り戻すことができます。

    ダーマペンと美容鍼の比較

     ダーマペン美容鍼
    受けられる場所クリニック鍼灸院
    コスト比較的高い比較的安い
    痛み麻酔クリームを塗布することで、施術中の痛みが最小限に抑えられます痛くない
    刺鍼深さ表皮・真皮層と浅い筋肉層まで可
    ダウンタイム赤みやヒリヒリ感は1日程度で治まります。深めに刺鍼した場合、赤みが数日続く場合があります。ヒリヒリ感は数日1〜2日で落ち着きます最低限の刺激で、内出血が生じてもコンシーラーで隠れるぐらいなので、日常生活の中で取り入れやすい
    洗顔感染予防のため施術12時間後から可能です施術が終わった後、すぐにお化粧をして頂く事が可能です
    スキンケア施術12時間後から可能です。日焼け止めもご使用になれません 施術が終わった後、すぐにお化粧をして頂く事が可能です
    メイク施術24時間後から、通常通りのメイクが可能です 施術が終わった後、すぐにお化粧をして頂く事が可能です

    30代以降は美容鍼がオススメ

    ダーマペンも美容鍼もお肌に刺鍼することで、自己治癒力で細胞の修復を促すことができます。その結果、ターンオーバーサイクルを整え、その細胞修復の過程でコラーゲンやエラスチンの産生を促して、シワ・たるみ・くすみ、ツヤ、毛穴の開きなどを改善することができます。

    ダーマペンと美容鍼の大きな違いは、ダーマンペンは1920箇所/秒を刺激(量)するため、肌への負担が大きくなります。また術後のダウンタイムがあり、スキンケアにも制限があることです。

    一方、美容鍼はピンポイントで必要な箇所に少量の刺激のみのため、肌への負担が少なくなります。また効果的なツボを見極めて刺鍼することで、必要以上にお肌を傷つけません。

    このように美容鍼にはダウンタイムがないため、芸能人やモデルさんが撮影の合間に来られたり、結婚式の当日に受けられたりします。

    30代以降は、お肌を壊しすぎると再生するのに時間が掛かるため、最低限の刺激で、仮に内出血が生じてもコンシーラーで隠れるぐらいなので、日常生活の中で取り入れやすい美容鍼をおススメします。

    ダーマペンが効かないケース

    ダーマペンを毛穴やニキビ跡で施術する場合、効果があまり出ないという印象を持たれる方が多くいらっしゃいます。毛穴治療で用いる場合、皮脂の分泌量が多いオイリー肌の方は、皮脂の分泌量を減らさないと一時的には良くなるかもしれませんが、また必ず悪くなります。そのためまずは皮脂をコントロールするケアを行いましょう。

    次にニキビ跡ですが、効果があまり出ない理由は、ニキビ跡の凹部と周辺の肌に段差があるため、鍼を刺した時に周辺部は深く、凹部は浅くなってしまうからです。つまり単位表面積あたりの密度や深さが薄くなってしまうため、必要なところにしっかり刺鍼されず、ニキビ跡の部分のコラーゲン生成が促進されません。クリニックでも、ニキビ跡を上下左右に引っ張ってフラットな状態にして施術されるところもありますが、小さなニキビ跡、ボックス型やアイスピック型などは引っ張ってもフラットにならないため、かなり意識してダーマペンを行う必要がります。

    セルフダーマペンの肌トラブル

    セルフダーマペンは、自宅で行うためのダーマペンと類似の機械です。購入される方の多くは、クリニックに行く手間が省け、施術直後はお顔が真っ赤になってしまうため、自宅でセルフ施術することで誰にも見られないで済むことがメリットです。

    しかし、セルフ施術で肌トラブルが多いことがデメリットとして挙げられます。なぜなら機械を適切な針の長さ、圧力で皮膚に垂直に滑らせていくことは難しいからです。トレーニングせずに自分自身でお顔に施術するのはさらに難しくなります。またお顔には丸みがあり立体的なので、そこに均一に適度な圧で垂直に施術するのは困難でしょう。

    肌トラブルで多いのが、針の長さが長すぎ、また垂直に当たっていない場合は引っ掻き擦れたような直線の傷が入ってしまうことがあります。また適切な消毒ができていない場合は、赤みが長引き、ダウンタイムも長引く傾向にあります。そして施術後には色素沈着を引き起こすことや肝斑が悪化することもあります。

    このように、あらゆる肌トラブルがセルフダーマペンでは起きる可能性があります。セルフダーマペンはメリットよりデメリットの方が圧倒的に高くなります。

    【本コラムの監修】

    恵比寿院長

    HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

    ・経歴
    大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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