美しさとは「姿」ではなく「思い」

美しさとは「姿」ではなく「思い」

美しくなりたいと思いは、誰でもあるはず。目が大きくなったら、芸能人のような整った顔になったら、あと5キロ痩せてモデルのようなスタイルになったら叶うと考える人もいるでしょう。それとも一緒に感動できる友達、子供を見守る母親、目標に向かって共に働く同僚など、周りにいつもいる家族から美しさを感じる方もいます。また際立った個性や型にハマらない生き方に美しさを感じる方もいます。

このように、私たちは何をもって、人を「美しい」と感じるのかは人それぞれです。美しさを考えるとき、なぜその人を魅力的に感じるのかを理解することがとても大切です。人がなぜ魅力的な人と感じてしまうのか、それは「これが自分のよさ」であることを理解し、自分がそれを美しいと思っているからです。

さらに、その魅力を磨き、伝えることに前向きです。だから、私たちはそれを美しいと感じているのです。つまり美しさというのは「姿」ではなく、他人の良さを理解していること、自分自身の良さを理解していること、美しさに前向きな姿勢だったりします。

もう少し深く、「美しさ」と「思い」の関係を考えてみましょう。

心を美しく磨きたいと常日頃考えて行動すると、人柄が変わってくるはずです。善き思いを常に心に抱き、善き行動をしていれば、心が変わるはずです。心が変わることは、その人の魅力が変わってきます。例えば、私が美しいと感じる人は、自分の心に向き合い、正しい方向へと自分を向けていく毎日を送っている人です。そういった方は、常に自分の心を修正して、自然とそれが魂を磨く、心を磨くという行為に繋がっている人です。

つまり、心の中でどういう思いを抱いているかによって、その人の魅力は変わっていくものです。だからだんだん年を重ねるに従って「魅力的になった」と言われたとすれば、そのことが実は、少しは美しい「思い」になっていった証拠なのです。もし自分自身が美しく生きていると感じるのであれば、あなたの美しさを人は感じているはずです。善きことを思い、善きことをすれば、いい結果が生まれるという普遍的な法則があるかぎり、そういう思いをずっと抱いて行動していると、それはまさにその人の魅力を形づくっていくのです。その上で、「人は自分の魅力に合ったコト(出来事)にしか遭遇しない」のだとすれば、「あなたの魅力がそのコトをつくったのですよ」とも言えるわけです。

強い思いを抱き、毎日毎日、自分の思いを修正しながら、善き思いに変え、善きことをする方向に変えていくことが大事なのだということを如実に表していると思います。

肌と心と身体を健やかに美しくするための生活習慣

様々な職業の方と接する中で、モデル、芸能人、女優、エスティシャンなど「美しさ」を追求する方々、またはその魅せる「美しさ」を表現する人たちに共通している習慣や哲学があります。

それが、肌と心と身体を健やかに美しくするための生活習慣があるということです。

それは極めてシンプルで、

  • 毎日の適度な運動
  • 飲み物の基本は水
  • 家ではシンプルでオーガニックな食べ物
  • 腹6分目まで

ということです。もちろん外食でハンバーガーも食べるし、激辛フードも食べるし、好きな甘いものも食べるけど、満腹にはしないとか、誰でも実践できそうなことばかりです。

そこには、自分の肌と心と身体と対話することがベースにあります。

肌と心と身体と対話

こんなシンプルな生活習慣で、「美しさ」を維持することができることが不思議と思うかもしれませんが、そこには彼女らなりの哲学があるように感じます。例えば時短美容や即効性のある美容は、表面的な部分しか変えられないことを理解し、それでは、自分自身の本来の美しさをつくることはできないと考えています。

即効性のある美容は、シミを薄くしてくれるかも知れませんが、身体の内側から変わる本来の美しさはつくれない。美しさは日常の習慣の積み重ねで達するものであり、それは心と身体の声に耳を傾けなければいけないことを深く理解しています。

では、心と身体の声に耳を傾けるということはどういうことでしょうか。それは難しいことではなく、自分のことを大切にするということです。自分のことを大切にしていますか?自分のことを大切にできているからこそ、他人にも優しくなれるし、自分を知ることを深く知ることもできます。

自分のことを深く知ることができれば、自分にとって何が良くて、何が悪いのかを判断することができます。無意識な抑制(表面的な欲望、誰かと比べて不安になること、固定概念、他人から目など)から解放されることにもなります。つまり自分のことを良く見て、大切にするということが、自分なりの「美しさ」をつくる、自分なりの「美容哲学」をつくることにつながります。そのベースがあるからこそ、日々の習慣をシンプルにした暮らし方ができているのです。

美容鍼の目的は自分を知ること

美容鍼によって血流を良くして、シワ・たるみ・くすみを改善することができますが、それは単にお顔に刺鍼して、その刺激だけに限定して施術するのであれば、本来受け継いできた伝統鍼灸の本来の道を大きく外れてしまうものです。私たちが掲げる「ホリスティック美容鍼灸」は、肌、心、身体の総和の美しさ、総合的に調和のとれた美しさを引き出すための手法です。

当たり前のように、私たちは心と身体を切り離して病気の治療をしますが、東洋医学には心と身体は一体であるという「心身一如」の考え方があります。「病は気から」という言葉があるように、私たちの心は独立してある訳ではなく、心と身体は繋がっていて、身体が不調になれば心は沈み、健康であれば心も健やかになると考えます。

このように心と身体を分けることができないと考えれば、身体に無理をさせることは心に無理をさせることにもなり、身体を大事にすることで心が健康になり、心を健やかに保つことできれば万病さえ起こさせない可能性があります。東洋医学の究極の目的は自分を知ること。自分の身体を知り、理解して、根本的な解決していくこと。美しさは自分と向き合うことから始まります。

【本コラムの監修】

恵比寿院長

HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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