美しさと幸せ、健康の関係

    美しさと幸せ、健康の関係

    私たち美容鍼ハリニーでは、肌と心と身体の結びつきから、身体が本来持っている力を高めて、肌心身全体の調和・向上させることを治療の目標にしています。

    今回は、「肌と心と身体はつながっている」という私たちのメッセージについて説明します。

    美しさと幸せの関係

    女性の多くは、「美しさ」と「幸せ」は互いに結び付いていることを理解しています。

    例えば、気持ちが上がらない、余裕がない、幸せを感じられないなどの状況では、脳はストレスを感じています。その結果、ホルモンバランスが乱れや免疫力の低下などが起こりやすくなり、肌や身体に不調を感じます。さらに不安や不満から顔の表情は険しくなり、ますます幸せから遠ざかります。

    一方で、幸せを感じている人、気持ちが満たされている人は、その余裕が表情にあらわれます。肌の調子が良かったり、メイクが上手くいったりすれば、幸せを感じ、それが「美しさ」へと繋がっていきます。

    美しさと健康の関係

    東洋医学では『健康の先に、本当の美しさがある』という考え方があります。これは『健美互根』といって、美は健康を基礎として成り立つという意味であり、健康と美しさは互いに深い結びつきがあるという考えが元になっています。

    例えば、体調が悪いとニキビができたり、寝不足で生活が乱れてくると、皮膚がくすんだり、肌の調子が悪くなったりした経験があると思います。つまり「美しさは、健康な体の上に成り立つ」ということです。

    また「東洋医学」の基本的理念で、「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。「一如」は真理はただ一つである意、「一」 は不二、「如」は不異の意味です。これは心と身体を分けずに、一つのものとして認識するということです。

    「病は気から」という言葉があるように、健康な「心」が、健康な「身体」をつくり、健康な「身体」が「美しさ」をつくるという流れがあることが分かると思います。

    美しさや幸せ、健康は自分でつくれる

    年齢を重ねるごとに、肌や表情には「その人の人生」があらわれてきます。年齢を重ねれば、若い頃と同じように「何もしなくても肌がきれい」というわけにはいきません。肌のケアを十分しているか、毎日を幸せに過ごしているかどうかなど、その生活スタイルが肌や表情にあらわれてきます。

    同じように「幸せ」も、年を重ねるごとに知恵がつき、経験が増え、自分で幸福をつくれるようになってきます。些細な事柄から幸せを感じるようになったり、見つけられるようになり、年を重ねれば重ねるほど、「美しさ」や「幸せ」は、自分でつくっていくものだと理解できるでしょう。

    美しさや健康を保つことは、花を育てることと同じです。もちろん見た目は違いますが、成長過程や心がけが同じなのです。

    花を育てるために、まずタネを植えます。タネを植えただけでは、花は開きません。毎日欠かさず、水、日光、栄養分を与えることで、大きく育ちます。この一連の流れは、美しさや健康でも一致します。そこに欠かせないのは「保湿」「睡眠」「運動」「食事」です。

    美しさを目標に

    目標を持つことが「美しさ」や「幸せ」にとても大切なことです。目標を持つということは、将来を思い描き、それに近づこうとすること。明るくポジティブな気持ちを持っている人、向上心を持っている人の表情はイキイキとしていて「美しく」感じます。

    過去の化粧品会社の調査では、「美しさと目標達成の関係」について女性600名に聞いたところ、「自分が美しくなると望みや目標達成をしやすくなると考える」人が約75%いました。ちなみに美しさとは「肌の美しさ」と「内面の美しさ」を挙げる方が大多数となっています。

    このように肌と心と身体は切り離せないもので、「美しさ」と「心」はお互いに影響を与えあっています。「美しさ」を目標にして、心と身体の両方からアプローチする相乗効果で、「美しさ」や「幸せ」を実感しやすくなるのです。

    このような美と健康、幸せの関係は脳科学的にも実証されています。「美しい」ものを見たり触れたりすると、脳内で「ドーパミン」という神経伝達物質が分泌されます。この物質は向上心、集中力、前向きに生きる意欲、幸せ感を高めてくれるホルモンです。さらに「セロトニン」という「幸せホルモン」も分泌され、幸せな気分が高まることが知られています。

    美しさは人間関係をより良好にする

    同じく、過去の化粧品会社の調査では、「今より美しくなった時に得られる心理的な効果」という質問の中で、一位の「自分に自信が持てる」に続いて、「気持ちにゆとりができたり、他人にやさしい気持ちを持てる」と「幸福な気持ちになる」の2つが同率で二位となっています。

    つまり、約半数の女性は、美しくなることで周囲の人との関係性に心理的な余裕が生まれると回答しています。

    さらに、「今より美しくなった時、どのような行動の変化をもたらすか」との質問に対して、83.7%の女性が美しくなることで行動になんらかのポジティブな変化があると思うと回答し、「家族に対してやさしい気遣いができる」が1.76倍、「友人など周囲の人に対してやさしい気遣いができる」が1.68倍となることが分かっています。

    女性が自身の美しさを高めることで、人間関係をより良好にすることにもつながることが考えられます。

    肌と心と身体を健やかに美しくするための生活習慣

    様々な職業の方と接する中で、モデル、芸能人、女優、エスティシャンなど「美しさ」を追求する方々、またはその魅せる「美しさ」を表現する人たちに共通している習慣や哲学があります。

    それが、肌と心と身体を健やかに美しくするための生活習慣があるということです。

    それは極めてシンプルで、

    • 毎日の適度な運動
    • 飲み物の基本は水
    • 家ではシンプルでオーガニックな食べ物
    • 腹6分目まで

    ということです。もちろん外食でハンバーガーも食べるし、激辛フードも食べるし、好きな甘いものも食べるけど、満腹にはしないとか、誰でも実践できそうなことばかりです。

    そこには、自分の肌と心と身体と対話することがベースにあります。

    肌と心と体と対話

    こんなシンプルな生活習慣で、「美しさ」を維持することができることが不思議と思うかもしれませんが、そこには彼女らなりの哲学があるように感じます。例えば時短美容や即効性のある美容は、表面的な部分しか変えられないことを理解し、それでは、自分自身の本来の美しさをつくることはできないと考えています。

    即効性のある美容は、シミを薄くしてくれるかも知れませんが、身体の内側から変わる本来の美しさはつくれない。美しさは日常の習慣の積み重ねで達するものであり、それは心と身体の声に耳を傾けなければいけないことを深く理解しています。

    では、心と身体の声に耳を傾けるということはどういうことでしょうか。それは難しいことではなく、自分のことを大切にするということです。自分のことを大切にしていますか?自分のことを大切にできているからこそ、他人にも優しくなれるし、自分を知ることを深く知ることもできます。

    自分のことを深く知ることができれば、自分にとって何が良くて、何が悪いのかを判断することができます。無意識な抑制(表面的な欲望、誰かと比べて不安になること、固定概念、他人から目など)から解放されることにもなります。つまり自分のことを良く見て、大切にするということが、自分なりの「美しさ」をつくる、自分なりの「美容哲学」をつくることにつながります。そのベースがあるからこそ、日々の習慣をシンプルにした暮らし方ができているのです。

    理由を間違わないようにケアする

    頑張ってお肌のケアをしてみても、なんだか自分の思う理想とは程遠いと感じることがありませんか。いつまでもキレイになりたい!と思って色々試してみても、思うようにならないとしたら、それには必ず理由があります。その理由の多くが、正しく自分をメンテナンスできていないことです。

    例えば、「シワが深くなってきた」「シミが大きくなってきた」「最近肌がくすむ」などの悩みは、なぜそうなっているか?という理由が分からなければ、なんらかの方法で一時的に解消できたとしても、あなたの人生はその悩みから解放されることはありません。

    今、現実に起こっていることには、全てそうなる理由があるはずです。それらの理由を分からずに、何かしても、望むような結果とはならなでしょう。なぜそうなっているのかが分かれば、それらを改善していくことで、望んだ結果につながることができます。

    例えば、シワやたるみのお顔の悩みでは、いくら肌を念入りにケアしても、無意識でしている表情に大きく影響されてしまいます。また不満不平を抱くことが多かったり、笑顔が少ない人は、口角が下がってへの字口になって、ほうれい線も深くなってきます。さらにストレスを抱えていると、肌にハリがなくなり、シワやたるみ、毛穴の目立ちが気になったりします。しかしこれらような理由だったとしても、筋肉や骨格を意識してメンテナンスするだけで、本来の美しさを引き出すことができます。

    ハリニーが提供したい価値はお客様自身が持っている本来の美しさを引き出すこと。東洋医学の理論に基づき、肌と心と身体の結びつきから、全体を捉え、忙しい現代人に合わせた経絡やツボを使い、身体が本来持っている力を高め、内側から輝く自分らしい美しさを引き出します。お身体の不調、美容のお悩みをお客様と一緒に解決してまいります。どうぞご相談くださいませ。

    美容鍼の目的

    美容鍼によって血流を良くして、シワ・たるみ・くすみを改善することができますが、それは単にお顔に刺鍼して、その刺激だけに限定して施術するのであれば、本来受け継いできた伝統鍼灸の本来の道を大きく外れてしまうものです。私たちが掲げる「ホリスティック美容鍼灸」は、肌、心、身体の総和の美しさ、総合的に調和のとれた美しさを引き出すための手法です。

    当たり前のように、私たちは心と身体を切り離して病気の治療をしますが、東洋医学には心と身体は一体であるという「心身一如」の考え方があります。「病は気から」という言葉があるように、私たちの心は独立してある訳ではなく、心と身体は繋がっていて、身体が不調になれば心は沈み、健康であれば心も健やかになると考えます。

    このように心と身体を分けることができないと考えれば、身体に無理をさせることは心に無理をさせることにもなり、身体を大事にすることで心が健康になり、心を健やかに保つことできれば万病さえ起こさせない可能性があります。東洋医学の究極の目的は自分を知ること。自分の身体を知り、理解して、根本的な解決していくこと。美しさは自分と向き合うことから始まります。

    肌と心と体のバランスこそが美しさの条件

    現代社会では、ストレスによって、自律神経や女性ホルモンのバランスが乱れ、免疫機能が低下して肌も心も身体も揺らぎやすくなります。特に女性は脳にストレスを受けやすく、日頃のセルフケアやメンタルケアが大切になります。

    たった一つの小さいシミでも憂鬱になりますし、メンタルが落ち込むと様々なケアをする気力がなくなり、仕事や恋愛等に前向きになれなくなります。

    また、年齢と伴に老化が進み、メンタルバランスも崩して負のスパイラルに入ってしまうことを考えると、きちんとしたセルフケアは必須です。お肌のお手入れだけでなく、睡眠、食事、メンタルバランスなど多角的にケアをすることで、肌心身体のバランスを整え、美しさにつながるのです。

    私たちのストレスは基本なくならないため、上手に付き合っていくしかありません。ストレスと向き合い、心身ともにリラックスさせながらきちんとセルフケアし、自分にあう解消法を見つけること。それを楽しく続けていくことのお手伝いができればと思っています。

    美容鍼ハリニーが提供したい価値はお客様自身が持っている本来の美しさを引き出すこと。東洋医学の理論に基づき、肌と心と身体の結びつきから、全体を捉え、忙しい現代人に合わせた経絡やツボを使い、身体が本来持っている力を高め、内側から輝く自分らしい美しさを引き出します。

    お身体の不調、美容のお悩みをお客様と一緒に解決してまいります。どうぞご相談くださいませ。

    【本コラムの監修】

    恵比寿院長

    HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

    ・経歴
    大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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