東洋医学で診る、目の疲れ(眼精疲労)のツボ

「眼精疲労」は、目を休めても目が重い、目が痛む、疲れによる充血、かすみや視力の低下、頭痛などの症状が残ったり、あるいは回復したと思ってもすぐまた目の疲れが出てきたりするものです。

「眼精疲労」は眼科疾患以外では、ほとんどPC作業、スマートフォン、テレビ、読書などで目を酷使することによって起きます。

一方で、もう少し軽い「疲れ目」という症状もあります。歩き続ければ疲れるのと同じように、目を使い続ければ疲れます。大抵は睡眠をとれば回復します。

しかし、この「疲れ目」を回復させるための睡眠が不足すると、1番に目が疲れやすくなります。
なぜなら、睡眠が足りないと、肝臓が養う作業を十分にできないので目に供給する血液が不足して目が疲れやすくなるからです。

東洋医学の「肝」と「血」

東洋医学では、目は「肝」によって養われていると考えています。すぐ目が疲れたり、視界がかすんだりするのは、肝が弱っていることを示しているのです。

この「肝」は、視神経、網膜、角膜、結膜などを主っており、東洋医学でいう「血」とも深い関係にあります。

「血」は、身体全体を駆け巡るものです。「肝」の働きが健康であれば、「肝」でつくられた血は身体全体に十分行き渡り、目はしっかりと養われ、はっきりとものをみることができます。

しかし、「肝」が弱りその機能が低下すると、角膜炎や結膜炎、白内障や、緑内障、目のかすみといった目の症状が出てくるとされています。

また、「肝」の働きが弱まると、目の症状以外にも 頭重、疲労感、顔色が冴えない、腰痛、肩こり、婦人科疾患といった症状がでてきます。

一方で西洋医学の領域でも、肝臓の病気になると、目が疲れ、視力が低下するなどの症状が起こることはよく知られています。

そのため眼精疲労やドライアイ、目の周りがピクピクと痙攣するなど目のトラブルの多くは「肝」の症状として出てきます。

目の疲れ(眼精疲労)のツボ

目の疲れ(眼精疲労)のツボ
  • 目の疲れ(眼精疲労)には、以下のツボを押すことで症状が解消できます。
  • 晴明(せいめい):左右の目の目頭から少し鼻よりのくぼみのところ。     
  • 魚腰(ぎょよう):眉の中央に少し下。
  • 瞳子髎(どうしりょう):目尻のさらに指1本分外側
  • 四白(しはく):瞳の中心の真下指一本のところ
  • 太陽(たいよう):こめかみから目尻に、少しくぼんでいるところ
  • 風池(ふうち):髪の生えぎわで、頭を支える僧帽筋(そうぼうきん)の外縁

春になると肝は活発に働きます。しかし環境が変わるなどの何かと落ち着かない時期で、ストレスが溜まりやすく、肝の働きが過剰になります。肝は精神活動も司っているため、肝の過剰は情緒不安定を引き起こします。
だからこそ、この時期は目を休め、しっかり睡眠をとり、こだわり過ぎず、慌てず、できるだけのんびりと構えて穏やかに過ごすように心がけましょう。

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