免疫力を高めるコツ

免疫力を高めるコツ

免疫力を高めることで、風邪やインフルエンザなどの感染症だけではなく、糖尿病や高血圧、ガンなんどの生活習慣病の予防にも役立ちます。

免疫力が大事な理由

免疫とはウィルスや病原菌などの外敵から体を守ってくれる防備システムのことです。この防御システムがあるからこそ、私たちは健康的な生活することができます。この免疫には、自然免疫と獲得免疫の2段構えで、外敵の侵入を防いでいます。

私たちが生まれつき持つ自然免疫は、物理的に侵入を防ぐ皮膚、殺菌作用で異物を退治する粘液、それらを突破してくるウィルスを退治するのが白血球です。自然免疫で防ぐことができないウィルスについては、免疫細胞が抗体をつくって病原体を退治する獲得免疫のシステムが働きます。

これらの中で最も重要な役割を担う白血球(顆粒球、探球、リンパ球)で、それぞれが連携を取りながら外敵を排除してくれます。

しかしながら、加齢、ストレス、不規則な生活習慣などでシステムが機能しなくなると、免疫力の低下した状態になります。そのため風邪や病気に罹りやすくなり、かつ治りにくくなるのです。さらに白血球のパトロール機能も弱くなるため、ウィルスなどの侵入を簡単に許してしまうのです。

免疫力とは、外部からの細菌やウイルス、日々体内で発生しているがん細胞の監視と撃退する感染防御機構の中心システムです。この免疫力が低下すると、ウイルス・感染症、肌荒れ、アレルギー、疲れなどが生じます。

免疫力を構成する3つの要素は、皮膚・粘膜の物理的バリアー、好中球・マクロファージなどからなる自然免疫系、リンパ球からな獲得免疫系に分けられます。

それでは自分の免疫力を知り、どうすれば免疫力をアップすることができるのかを考えてみましょう。

3つの免疫の砦

体全体を包み外部からの病原体の侵入を防ぐ第一の砦が、皮膚・粘膜の物理的バリアーです。例えば唾液には殺菌作用があり、その量は1日1.5リットルもの唾液を随時分泌しています。その関所がよく知られている扁桃腺です。

二つめの砦が好中球・マクロファージなどからなる自然免疫系です。細胞が細菌に刺激されると、細胞は白血球を呼ぶためのシグナルを出します。好中球などが集まり、被害を最小限します。

そして、第三の砦である獲得免疫系にその情報が伝えられ、再度同じ病原体が侵入してきたときに攻撃できるように準備します。獲得免疫系リンパ球にはT細胞、B細胞、NK細胞があり、それぞれ異なる役割を持っています。ただし、指令系統が乱れるとアレルギーや自己免疫病を引き起こす原因となります。

免疫力を高めるためには

免疫力と体温には重要な関係があります。体温がたった1度下がるだけで、免疫力は約30%低下することが分かっています。また基礎代謝も12%低下し、がん細胞などの繁殖しやすくなるなど悪いことしかありません。なのでなるべく冷たいものを飲む・食べることは控えた方が良いです。

また、糖質をカットすることも大切です。糖質は免疫力にも悪影響を与えます。糖質が高い食品は、急激に血糖値が上昇し、インターロイキン-6などの炎症性タンパク質が増加し、免疫機能に悪影響を与えます。

このような高血糖状態は、自然な免疫システムを抑制し、腸のバリア機能が損なわれるなど、免疫応答に影響して、感染症や病気に罹りやすくなることが研究で示されています。

効果の高い免疫力を高める方法

在宅勤務などのも広がり、椅子に座ったままになることも多いと思います。しかし座ったままの状態では、下半身の血流が停滞し、それが全身に広がることで筋肉の代謝も低下してしまいます。さらに心筋梗塞、脳血管疾患、糖尿病なども引き起こす可能性があります。30分から1時間程度には1回は立ち上がり、軽いストレッチをしましょう。また姿勢を良くするだけでも免疫力を高めることが分かっています。

そして最も大事なのが、空腹状態を維持することです。お腹が空いていないのに食事をとることは決して体に良いことではありません。なぜなら免疫細胞の白血球は満腹状態で血糖値が上がっていると、その能力は通常の半分以下になり、効率よく働くことができません。結果として免疫力が低下してしまうのです。そのため決めた時間に食べるのではなく、空腹を感じるまで食べないということが重要なのです。

空腹によって自然治癒力をつくりだし、免疫力を上げることが大切なので、例えば風邪を引いて、しっかり栄養を摂るのではなく、何も食べずに空腹状態でいる方が、免疫力が高まり治りやすくなります。

最後に、免疫力を効果的に高めるためにオススメなのが、毎日40度のお湯に10分浸かることです。入浴は疲労回復効果、血行改善効果、免疫力アップの効果などがあります。体を温めることで、筋肉をほぐし、適度な水圧と毛細血管お拡張効果で滞りがちな血流を改善していくことができます。特に夏場でも湯船に浸かることが大切です。さらに炭酸ガス入り入浴剤で血管を広げて血行を促進することでも効果が高まります。

免疫力回復の方法

呼吸と睡眠

免疫系をコントロールする方法は、呼吸です。呼吸を意識的に調整することにより、自律神経をある程度コントロールできます。特に有効な方法は、5秒息を吸う、2秒止める、そして10秒で息を吐くだけです。これは太極拳やヨガなどにも通じる方法です。

また、睡眠はストレスに対して最も効果的な治療法で、免疫力を維持するための有効な手段です。ただし、寝だめは免疫力の回復にはあまり効果がないので、通常の睡眠に比べて良質だと考えられている、昼寝や仮眠を積極的にしましょう。

鍼灸や漢方

明治以前は、鍼灸や漢方などの伝統的な東洋医学が用いられていましたが、以後西洋医学による医薬が用いられるようになりました。

西洋医学は、症状に対して対処的に処置するのに対して、東洋医学は病気への抵抗力を補強することによる治療を行います。例えば、西洋医学では、感染症に対しては、抗菌薬によって感染源を断とうしますが、東洋医学では、感染源に対して体の抵抗力を補強して感染症に対応します。つまり免疫力を向上させることで対応する姿勢です。

これらから、東洋医学を含めた伝承、あるいは伝統的な医療に関心が集まりつつあります。こららを代替医療(オルタナティブ・メディシン)と呼びます。特に米国での治療効果(科学的な手段で研究されており、多数の報告がある)が認められ、代替医療への見直しが各国で行われています。ただし、免疫力の回復法の効き目にも個人差があります。盲信しないように注意する必要があります。

サウナやお風呂

体の細胞は、間を置いて、繰り返し刺激を体に与えることで活性化します。サウナに入り、刺激を受けることで、血流が改善し、エネルギーを作り出そうと細胞が活発に動き出します。

また、41度のお湯に10分間浸かることで、全身の毛細血管が広がる「血流改善効果」を期待できます。

インディバなどのラジオ波

免疫力が正常に保たれる体温は36.5度と言われています。免疫力は体温が1度下がると代謝は12%、免疫は30%低下します。

獲得免疫系リンパ球(免疫細胞)は血液の中にいるため、体温の低下、血行不良になると体内に異物を発見しても素早く攻撃ができなくなってしまいます。基礎体温を上げることが免疫力にとって大切な要素となります。

インディバは身体の内側からの深部加温ができるため、血流改善、細胞の活性化が可能です。またサウナやお風呂と違い、体の内部からの温熱効果によって深部体温を3~5℃上げることで冷えや代謝の悪さを改善し、免疫を上げる効果が期待できます。

免疫力を高める美容鍼灸コース

当院では、免疫力を上げて、病気に罹りにくい身体づくりのお手伝いとして、高周波温熱治療器(インディバ、ラジオスティム)を美容鍼灸コースに導入しております。高周波(ラジオ波)は、体内から発生するジュール熱によって、効率よく体を芯から温めることができます。

サウナや入浴などで外側から温めるのではなく、内部から温めることで体温は通常より3~5度、部位によっては7度まで上昇させることができ、芯から体を温めて免疫力と自然治癒力をアップさせます。

さらにその温熱効果は、免疫機能を回復させ、あらゆる症状を和らげる「体質改善」と、代謝が良くなることで、脂肪が燃焼されやすくなる「痩身効果」、そして体に必要な酸素や栄養素の供給、老廃物や活性酸素の排除など、健康や美容面で広範囲に効果を期待することができます。

【本コラムの監修】

恵比寿院長

HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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