老化は一定のペースで進行しない

老化は一定のペースで進行しない

老化は一定のペースで進行するのではなく、34歳、60歳、78歳で急激に進むという最新研究結果が発表されました(米スタンフォード大学)。

その研究では血中のタンパク質の量により人の年齢、老化の度合いが測定できることが分かっています。その量の変化のタイミングが多くの人の場合、34歳、60歳、78歳なのです。

しかし、アンチエイジングを意識した生活習慣を保つことによって、急な老け込みを防ぐことはできます。アンチエイジングの中で最も効果が高いと考えられているのが「空腹状態を保つ」「カロリー制限をする」の2つです。例えば、1日1食にする、腹八分目で抑える、週末にファスティングするなど、日常に取り入れやすい方法で食事制限をおススメします。

老化予防は食事が全て

老化を防ぐためには糖質についてまず理解しなければいけません。この糖質ですが、血糖値が最高値になるまでの時間によって「早い炭水化物」と「遅い炭水化物」に分けられることが最近の研究で分かってきています。

この時間が短ければ短いほど体に悪影響を及ぼすことになります。それを分かりやすく示したものが“GI値”です。

このGI値とは血糖値の上昇度合を数値化したものになります。数値が高ければ、血糖値の上昇が速いため、それだけ血糖値を下げようとインスリンホルモンが過剰に分泌されます。これにより一時的に血糖値は下がりますが、低血糖状態となるため疲労感、眠気につながります。

この現象は高GI値炭水化物を食べるとよく起こり、この乱高下を「血糖値スパイク」と呼びます。この状態が長期に渡ると、インスリン抵抗性やメタボリックシンドロームといった2型糖尿病予備軍の状態になります。

よって、大切なのはGI値の低い炭水化物、玄米や全粒粉パンのような精製されていない炭水化物や茶色い炭水化物を食べることが大切です。

また、糖質制限が向いていない方もおり、例えば女性で多いのが生理が止まってしまうことがあります。そのため今までの食生活を白い炭水化物を置き換えるだけの茶色い淡水化物(玄米など)を取ることをおすすめします。

一方で、炭水化物を摂る人の方が全死因死亡率が最も低いというデータもあります。全く炭水化物を摂らないと決めつけるのではなく、適度に茶色い炭水化物を摂りつつ、時々断食することで老化を予防するなど、自分の日常生活で取り入れやすい健康に生きる食事法を取り入れていきましょう。

感情老化には注意

感情老化とは、感情や意欲、創造性などをつかさどる脳の中の「前頭葉」が老化することをいいます。

加齢によって脳が均等に萎縮するわけではなく、前頭葉が最も早く萎縮し、早い場合は40代から始まっているケースもあります。

前頭葉が萎縮すると、怒りが収まらない、意欲が湧かない、柔軟性がなくなるといった「感情老化」の症状が多くなります。

特に女性の場合、40歳を超えると感情老化、ホルモンの低下による更年期、神経伝達物質セロトニンの減少によるうつ、とさまざまな変化が同時多発的に起こります。

感情老化は人から意欲を奪い、気持ちを切り替えにくい状態にします。しかも、そのままの状態で放っておくと老化は進行し、身なりに構わなくなって外見も老け込んでしまったり、何かにつけおっくうになって体を動かさなくなったり。全身の老化の引き金になります。

脳に刺激のない暮らしが続くと前頭葉が老化しやすくなりますので、大切になるのが、人とのコミュニケーションです。他の人と話すと、予想外の言葉に対応しなくてはならないため、脳が刺激されやすくなります。

また感情老化をさせないためには、初めての事にチャレンジし続けることです。毎回チャレンジすることで前頭葉の働きが活発になっていきます。

【本コラムの監修】

HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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