お腹の冷えは万病の元

お腹の冷えは万病の元

手足が冷たくなる「末端冷え症」は、多くの女性を悩ませる症状のひとつです。その原因がお腹が冷える「内臓型冷え症」であることはあまり知られていません。

お腹は、健康を左右する大切な臓器が集まっている場所のため、冷えていると多くの機能が低下し、体全体の血流が滞って代謝が落ちたり、免疫力が衰えたりします。理想の内臓温度は、37.2度から38度くらいと言われ、冷えると癌、肝臓病、心筋梗塞、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。また血液の流れが悪いため末端の毛細血管へ温かい血液が流れず、血管が収縮し、そのために手足などが冷えてしまうのです。

お腹が冷える理由は様々ですが、一般的にお腹の冷えは内臓の冷えが原因と考えられています。内臓の冷えは、ストレス、食習慣、運動習慣など様々な要因が考えられます。特にストレス下においては自律神経が乱れ、内臓血流が低下し、内臓の働きを抑制してしまうことで、お腹の冷えが表れると考えられています。

一方、身体を冷やすような食材や飲み物によって、内臓を直接的に冷やし、内臓の活動低下を招いて、お腹が冷えることになります。さらに、その状態が長く続けば、多くの血流を内臓に集めようとするため、お腹だけでなく全身が冷えることになります。

また、女性は筋肉量が少なく脂肪が多いので、熱を作る力が弱く、脂肪は一度冷えると温まりにくい性質を持っているため、冷えの原因となります。さらにお腹の周りの筋肉が、運動不足により硬くなると、血行が悪くなることで冷えるとともに、筋力低下によって骨盤内臓器(膀胱・腸・子宮など)の機能低下を招くことにつながります。

このようにお腹の冷えは、ストレスや食習慣、運動習慣などの生活習慣と密接に関係しています。

お腹を温めるメリット

活動の中で生まれる活性酸素は、癌などの様々な病気の原因になる他、血管や皮膚などの老化を促進させ、動脈硬化やシワやシミといった老化現象を引き起こす原因となります。

実は、内臓温度が下がると抗酸化酵素の働きが鈍る為、活性酸素が増えてしまいます。そのため内臓温度を保つことが病気だけでなく、新陳代謝を活発にすることで老化を防ぐことができます。

また、内臓温度が1℃低下すると、基礎代謝は15%低下するため、基礎代謝が下がることで痩せにくい体になってしまいます。さらに高血圧や糖尿病、動脈硬化のリスクを高める「内臓脂肪」の原因をつくってしまいます。

内臓温度を保つことで、免疫力を高めることができるため、様々な病気を予防することができます。

お腹の冷えを解消する

お腹の周りを温める

お腹が冷えている場合は、まずお腹の周りを温めることです。ある女優さんは腹巻をしてお腹を温めているそうです。腹巻でお腹が温まることで、血行、代謝、内臓の働きを良くして、体温をあげて冷え性を予防することができます。特におしっこが近い、便秘である、生理痛が強いなど、内臓の機能が低下している場合は、体温よりも高めの温度で温めるとよいでしょう。

骨盤の周りの筋肉を鍛える

内臓機能(子宮・卵巣・腸など)が低下している場合は、骨盤周りの筋肉である骨盤底筋群を鍛えることが効果的です。
骨盤底筋群の運動には、肛門に力を入れ、その状態を10秒くらい保つ運動を1日20-30回程度行いましょう。

半身浴で血流を改善する

半身浴は、心臓への負担を小さくすることができるため、長く湯船につかることで体の芯まで温めることができます。最低でも20分以上、頭皮から汗が滴り落ちるまで、40℃以下のぬるめの湯に溝落ちより下の部分だけを湯船につけてください。

内臓の不調を改善するツボ

お腹の周りのツボである、中院・天枢・関元を温めて、内臓の不調を改善しましょう。

  • 中院(ちゅうかん):溝落ちとおへその真ん中
  • 天枢(てんすう):おへそから指3本分外側
  • 関元(かんげん):おへそから指4本分下

中院は内臓機能全般の働きを活発にするツボ、天枢は消化器系の不調を改善、関元はお腹の冷えとりや便秘に効くツボです。

美容やお身体の不調でお悩みの方は是非、当院にお越し下さい。東洋医学の知識を基に、お客様一人ひとりに合わせた方法で、お悩みの改善が出来るよう全力を尽くすことをお約束します。

【本コラムの監修】

HARRNY 院長/鍼灸師 菊地明子

・経歴
大学卒業後、美容の世界に入り、セラピストへ。豊富な美容知識や実務経験を活かし、その後、10年間は大手企業内講師として美容部員やエステシャンの育成、サロン店舗運営のサポートを行う。現在は、セラピスト、エステティシャン、美容カウンセラー、鍼灸師の経歴を活かし、お肌とこころと身体のトータルビューティースタイルを提案。表面だけでなく根本からのケアとして、老けない生活についてのコーチングを行う。

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